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鹿児島 「よし!もう振り切って言われたもんはしっかりやろうぜ!」
大分 「鹿児島くんよく正気を保てるよねぇ、人殺せって言われてるんだよ?」
宮崎 「でもそれが鹿児島よね!戦うのとか好きだしね」
熊本 「北関東、か。5対3になるな、申し訳ないな」
皆凄いなぁ、平和を奪うことに前向きになろうとしてる。僕にはとうてい無理なこと。
だから僕は黙り込むことしかできなかった。
長崎 「……」
宮崎 「…あ、長崎!戦いたく、ないんだよね。分かってる。無理しなくていいんだよ!」
長崎 「ありがとう宮崎ちゃん。でも、戦場には行くよ。戦えるかはわからないけど…」
宮崎 「そうなの。じゃあ、、」
熊本 「行くか。」
みんなの声掛けが優しい。でも、これから平和がなくなっていく。命が奪われていく。やっぱり嫌だなぁ…
茨城 「さーて、俺もそろそろ行くか。最悪力勝負になったときのために小刀は持ってっとくか。」
この時、何故か俺は平常心を保てていた。戦争の話ししに行くってのに。だが、脅すってことにはなりたくなかった。
茨城 「お、居た。ここは普通に呼んでみるか」
「おーい!」
俺はあくまで普通に沖縄と話がしたい。だならいつもの調子で話しかけた。
沖縄 「ん?この声茨城くん?」
茨城 「あぁ、ちょっと話があるんだ。」
沖縄 「もしかして戦争のこと?」
沖縄の声のトーンが一気に低くなった。やはり戦争のことは沖縄にとってとても重大なことだ。一筋縄では行かなそうだな。
茨城 「あ、あぁそうなんだ。東側に入ってほしくて…」
沖縄 「あたしを戦争に巻き込まないで!!土地が荒廃するのも、命が奪われるのも、人を殺めることが日常になるのも見たくない!!戦争の話をするなら帰って!!」
沖縄が俺に強く強くそう伝えた。あそこまで必死になる沖縄は始めて見た。そして、沖縄の目に涙が溢れていたのも見えた。
こんな心を持っている沖縄を戦いに出したくない。俺はどうすればいいんだ?
茨城 「…」
俺はしばらく黙り込み、こう決断した