【⚠️注意事項⚠️】
・太中
・腐表現あるかも…
・中也女装
・キャラ破壊
・口調迷子、誤字・脱字の可能性。
・探偵社とポートマフィアも出る。
・敦君の太宰さんに対する言葉がキツイかも笑
それでは、スタート!
person中也目線
チュンチュン チュンチュン
?「…ん〜…」
小鳥のさえずりと共に、カーテンの隙間から溢れ出る朝日の淡い光に、その男は寝声を上げながら身体を起こした。
?「…もう、朝か…」
身体が痺れるように、全身痛い。
男は目を閉じたまま、ぼんやりと昨日の事を思い出した。
昨日、黒蜥蜴の奴らと飲みに行ったという事は覚えている。
でも、飲み始めてから雑談を交わした後、そこからの記憶はまったくない。
酔い潰れてしまったのだ。
…あぁ。きっと立原か広津が送ってくれたんだろうなア。
後で土産でも持っていくか。
男はーーいや、中也はそんなことを考えながら、朝食の支度へと、台所へ向かった。
〜°・*:.。.☆〜
person太宰
寒い。ものすごーく寒い。
あぁ〜〜起きたくないーーー。
ふと時計を見ると、針は九の字を指していた。
出社時間は八時。今から行っても間に合わない。
男は布団にまた潜り、携帯を取り出した。
携帯の画面に映る柑子色の人物を優しく指で撫で、愛おしく見つめた後、また二度寝を再開した。
〜°・*:.。.☆〜
person敦
国「太宰の野郎はまだ来ないのか!!!!?」
朝、十時半。陽の光が暖かくなってきた頃。
国木田さんが何時ものように、太宰さんの遅刻を怒っている。
もぉ。何であの人は毎度毎度遅刻するのだろう。
部下として、今回はきっちり怒ってやらないと。
それにしても遅いな。
そんな事を考えていると、
太「グッドモーニング!!」
元気な太宰さんの声が、探偵社の中に響き渡った。
やっと来たか。
国「遅い、太宰!!これはどういう事だ!!」
太「?なんの事だい?」
太宰さんが綺麗な顔立ちで首を傾げる。
ウザイな。バリカンで髪の毛むしり取ってやろうか。
国「出社時間から二時間三十二分十五秒も過ぎている!!」
国「何故お前は何回もやって学習しないのだ!!」
時計を見せながら、国木田さんが太宰さんの事を怒る。
太「もー、五月蝿いなぁ。」
太「そんなに怒ってると脳に響いて脳細胞が縮小してしまうよ?」
国「むっ!?そうなのか!?」
太「勿論嘘だけどね」
ブチッ
相変わらず見事な漫才っぷりだ。
国木田さんの万年筆が折れたのは触れないでおこう。
敦「もぉ!太宰さんは何でいつも何時も国木田さんを怒らせるような事ばっかりするんですか!」
太「おぉ、敦君!」
国木田さんに続いて、僕も太宰さんの事を怒った。
太「そういえば、芥川君の件で与謝野先生が治療してくれたって言ってたけど、何かあったのかい?」
敦「うっ…」
太宰さんが笑顔で(圧)をかけるように、僕にそう告げた。
そんな笑顔で言われましても…
芥川と目玉焼きに何かけるかで、醤油とソースどちらがいいかで喧嘩したなんて、 意地でも言いたくない。
ていうかこの人、人の事言えなくないか?
敦「そっ、そんな事より!」
僕は話を逸らすように、太宰さんへ紙を渡した。
敦「探偵社 社員全員に依頼が来てるんですよ!」
太宰さんは紙を受け取った後、少し驚いてから、
太「全員に…?誰がそんな大掛かりな事を…」
と言い、僕の方をまっすぐに見つめた。
敦「は、はい!その依頼が」
ーポートマフィアとパーティ潜入捜査。
あちらの首領とウチの社長が公認して決まったものだ。
太「…ちょっと遠慮しておこうかな。」
敦「ダメですよ太宰さん!」
僕も聞いた時は気が遠くなったけど…!
太「え〜。でも全員行くなら1人くらい居なくてもわからなく無い?」
敦「そういう問題じゃないんです!」
まったくこの人はぁ。
そんな事を思いながらも、依頼内容を説明する。
敦「潜入捜査はともかく、探偵社の方は普通の一般客として、場内で情報交換をして頂きたいそうです。」
太「じゃあ(敦「ですが!」
僕が太宰さんの言おうとした言葉に、言葉を被せる。
話を遮られ、嫌な予感がするとばかりの目で、太宰さんが僕を見つめる。
敦「太宰さんだけは、あの方とターゲット確保へと行って欲しいみたいです。」
太「あの方って…」
嫌だと言わんばかり、太宰さんが凄い顔をしてくる。
そんな太宰さんとは裏腹に、僕は素直に伝えた。
敦「はい。ポートマフィア五大幹部、中原中也さんです。」
太宰さんの絶望した顔が、探偵社の中にポツンと立っていた。
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コメント
2件
あ、敦くん……強く育ったね…?笑