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#もふテロ
次の日、ライアは次なる一手を放った。絶対割れない陶器の椅子と机を発売したのだ。
絵の具で色付けされたオシャレな外観に、陶器の椅子と机はバカ売れした。
「クッソォー…!
転んでもタダでは起きないって訳か…」
三カ月目の売り上げ勝負は、ライアに軍配が上がった。
そうは言っても、俺のマヨネーズ販売所と共同浴場は順調そのものだった。
街おこしにもなっているし、この勝負も悪く無いのかもしれないなぁ。
そんな事を思っていた。
とは言え、勝負は負けられない。
その日はある物の試作を試みた。
ある物とは…?
俺は牛乳と果物を大量に買ってきた。
そう、作るのは、フルーツ牛乳だ!!!
フルーツ牛乳、地球の人ならよく知ってるアレ。
まぁ、少し昭和の匂いがするが、銭湯と言えばそれだろう。
俺が合成スキルを使うと、フルーツ牛乳が出来た!
やったぞ!
味は…?
お、お、美味しい!
それに、キンキンに冷えている。
合成には冷却の効果もあるんだな。
よしよし。
俺は次の日、共同浴場にフルーツ牛乳を搬入した。
風呂上がりに最初の一杯だけサービスする。
あとは買っていただこう、という訳だ。
「こ、こ、これ!美味しい!」
「牛乳のまろやかさに、フルーツの酸味が…!」
「ごくごく行けるぞー!」
「天国だわぁ!」
などと、大反響。
フルーツ牛乳はバカ売れした。
四カ月目の勝負の結果…
ほぼ互角である事が分かった…!
うーん、何かこう、ビシッと勝負を決めるものがあればなぁ…
そんな事を思いながら、街を歩いていると…
「マコトさん!
マコトさんに会いたいといって朝から待ってるお客様が居て…」
ヨシュアちゃんがやってきた。
「え、誰だろう?」
俺は首を捻りながら、マヨネーズ販売所に向かった。
「あ、マコトさん、中のリビングにお通ししてます!」
シャロンがたこ焼きを焼きながらそう言った。
「サンキュー!」
俺が中に入ると…
そこには、貴族のご令嬢らしきドレスを着た人物が居た。
「こんにちは。
急にお呼びだてしてごめんなさい。」
「えーと、あなたは…?」
「私はルミナ、と申します。
センティス侯爵家の令嬢ですわ。
あなたに少し興味がありましたの。」
「はぁ…」
「私も実は経営学を学んでまして。
あなたが来てから、この街は活気付きつつある…
ライアさんが目をつけるほどには、ね。」
「はぁ…」
「でもね、この街を発展させようと思うなら、まずはアレが必要ですんよ。」
「アレ…?」
「まぁ、それが何なのかは…
マコトさんが考えるべき事ですわね。
では、ご挨拶までに。
失礼しますわ。
あ、たこ焼き美味しかったですわよ。」
そして、ルミナさんは去っていった。