テラーノベル
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mtk···▸大森元貴
hlt···▸若井滉斗
ryok···▸藤澤涼架
jc···▸女子生徒
dc···▸男子生徒
mtk side.
hlt「元貴〜、今日も家行ってい?」
mtk「来すぎだばか
昨日来たばっかでしょ。」
ryok「昨日も行ったの!?
相変わらず仲良いねー笑」
hlt「仲良いでしょー!」
mtk「仲良くないし!」
僕は大森元貴
現在中学3年生
この距離感近いのは若井滉斗
修学旅行のタイミングで仲良くなった
クラスメイト
僕はその頃曲作りにハマってて
若井はギターに興味があったんだって
僕のSNSにアップした曲を聴いて
僕自身にも興味をもったらしく、
その頃からまとわりつかれてる
けど、僕と違って若井は陽キャで人気者
後輩女子にもファンクラブがあるくらい
それに比べて僕は不登校で陰キャ
絶対交わらない2人が交わっちゃった
あと、このふわふわした生き物は
藤澤涼架で通称涼ちゃん
涼ちゃんはどちらかというと、
若井みたいにあからさまな陽キャではないけどお人好しで人柄がいい人気者
なんでそんな2人と一緒にいるかって?
知らないよ、僕が聞きたい
たまに、若井といるとなんか知らないけどモヤモヤするから気持ち悪い
特に…
jc「滉斗くん〜、今日の放課後空いてる?もしよかったら皆でカラオケ行くんだけど、一緒に行かない??」
来たよ、若井を狙ってる女子
しかも学年1かわいいって言われてる子
若井と両思いって噂もたってる
いつも来るんだ、特に若井と僕が2人で話してる時とか、僕のこと見えてないのか?
hlt「カラオケ行くの?いいなー、」
…行くのか、、まぁそうか
またモヤモヤする、 なんだこれ
hlt「でも悪ぃ、俺今日元貴の家行く約束しちゃったからさ!」
…は?
jc「え?」
hlt「な!元貴!」
mtk「…いや、お前、、何言って…」
なんでこっちを優先するんだ、
ていうか別に約束してないだろ
jc「…また大森くんと遊ぶの?前もそうだったから、今度はこっち優先してよー、笑」
hlt「え…あぁ、そうだったっけ」
学年1モテる男が学年1かわいい女子の誘いを断った それだけでもクラス内にいる生徒から注目されるには十分だった
注目され慣れてる2人とは裏腹に
注目なんてされたくない僕はこれ以上ここにはいたくないと逃げるように教室を出た
若井が何か言ってたけど、
そんなのは聞こえなかった
宛もなく校内を歩き回り、
たどり着いたのは屋上だった
校内よりは全然いい、苦しくない
しばらくすると、屋上の扉が開いた
dc「お、いたいた。大森くん」
3人の男子生徒が僕の方に歩いてきた
話したことはない、いやあるのかもしれないけどそんな覚えてるほど仲良くない
でも確か、、若井と同じ部活だったかな
若井と仲良くなる前
よく一緒にいるところを見た気がする
mtk「なに…?」
dc「いやー、お願いがあってさ。」
お願い…?僕に、?
dc「若井となんで仲良いのか知らないけど、関わるのやめてほしいんだよね笑」
…ある程度、予想はできていた
僕と関わりだしてから若井は、
他の生徒と放課後遊ぶことも、放課に話すことも少なくなったのは知っていた
別に、若井が僕の前から
いなくなろうがなにも変わらない
ただの陽キャと陰キャ
また元の生活に戻るだけ
なんだけどな…、
どうしてか、今の生活を手放すのが
しぬほど嫌だと思ってしまう
mtk「…別に、僕から仲良くしてるわけじゃないから僕にはどうにも…」
dc「じゃあ嫌いになったとでも言って離れればいいじゃん。」
mtk「は…?」
dc「あ、?なに、 反抗するの?
自分から仲良くしてるわけじゃないならそれくらいできるよね?」
…自分から仲良くしてるわけじゃないのは事実だ、だけど嫌いなわけじゃない、
嘘を言ってまで、
若井との関わりを絶たないといけないのか
それくらい 僕は、
若井の人生に関わっちゃいけないのか…
悔しいけど、若井の為だったら、、
「お前ら、なにしてんの。」
dc「っ…、!なんで、、」
聞き馴染みのある声だった
聞きたくなくてもどれだけうざがってもしつこく話しかけてくる、 嫌いな奴
なのに、 今はどうしようもないほど
手離したくない奴
mtk「若井…ッ、」
hlt「元貴、よかった…無事だった。」
若井のその声は、驚くほど優しかった
hlt「…で、何してたんだよ。お前ら 」
dc「別に、、なんもしてねぇよ。」
hlt「嘘つけよ。人目がないところでしかできないことしてたんじゃねぇのか」
若井が怒ってる… 初めて見た
dc「…若井が悪いんだぞ。お前がそんなやつにばっか構って、俺たち放ったらかしにするからだろ!」
hlt「…そんなやつ?放ったらかしって、俺がいつお前らを無視したんだよ。 」
dc「それは、、」
hlt「俺に話しかけてもらえないなら、話しかけてもらえるように努力しろ。人のせいにするな、まず自分の悪いとこ探せ。」
dc「…でも、たまには友達と遊ぶことも大切だろ、!なんでそいつばっか…」
hlt「黙れ。そいつとか、そんなやつとか、お前らがばかにしていい人じゃない。俺の大切な友達をばかにするな。」
dc「っ…」
若井がそう言うと、
3人は悔しそうに逃げていった
hlt「…悪いな、俺の友達が失礼なこと言って、大丈夫?怪我してない?」
あんなに言い争った後でも
サラッと友達と言える若井は心が広い
mtk「…大丈夫。びっくりしただけ」
hlt「なんか言われた?あいつらに」
mtk「言われたけど…別に気にしてない」
時期にバレるだろうが、 今口にするとさらに怒らせちゃう気がして言わないことにした
hlt「へぇ、じゃあ少なくとも俺のことは悪く思ってないんだね?」
mtk「は?」
驚いて顔をあげると、ニヤニヤしながら嬉しそうにしている若井がいた
mtk「…聞いてたのかよ、」
hlt「ばっちり。
もっと反抗してもよかったのにぃ〜」
mtk「うるさい、
なにされるかわかんないだろ」
小さい言い合いをしてると、
再び屋上の扉が開いた
ryok「あ、2人とも!!大丈夫?」
mtk「涼ちゃん、!なんでここに…」
hlt「涼ちゃんが教えてくれたんだよ、 屋上で元貴が若井の友達にからまれてたって」
mtk「え、そうなの?」
ryok「うん、嫌な予感がしたから、
若井に教えに行ったの、!」
無闇に前に出たりせず、 最善の方法を考えて行動できる涼ちゃんは流石だ
mtk「どっかのばかとは大違い…((ボソ」
hlt「…それ、俺じゃないよね」
mtk「さぁね」
hlt「うーわ、助けてあげたのに酷!」
mtk「頼んでないし、
元はと言えばお前が悪いだろ、」
hlt「人気者に嫌味ぶつけんなし〜」
mtk「は?嫌味じゃないし、
てか、助けずに盗み聞きとか趣味悪! 」
hlt「いいだろ別に無事だったんだから」
mtk「無事じゃなかったら
責任とれないだろ、岩井!!」
hlt「誰が岩井だ!!」
ryok「…2人とも、仲良いね〜笑 」
mtk&hlt「良くないわ!!!!」
今日はちょっとほのぼの?かな🍀
学パロ久々だぁ〜😖
総いいね数3000
ありがとうございます😚✨
コメント
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