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みなさんこんばんはtakuです。
いいねありがとうございます
最終回です。
今まで見てくれてありがとうございました。
新しい物語を書いているので、
もしよかったら見てください
最終回
カーテン越しに差し込む薄い光で、
僕はゆっくりと目を開けた。
まだ眠りの中にいるはずなのに、
“温度”だけははっきり分かる。
右側には、かっちゃんの体温。
左側には、轟くんの静かなぬくもり。
視界がぼんやりと晴れていくと——
三人の手が、自然と絡まったまま眠っていることに気づいた。
(……夢じゃないんだ)
胸がきゅっと締めつけられて、
同時にじんわりと満たされていく。
デクが少し体を動かすと、
隣でかっちゃんが低く唸った。
「……んだよ、まだ寝てろっての」
眠そうなくぐもった声。
でも、手は離さなかった。
反対側では、轟くんが目を開ける。
「……おはよう、出久」
囁くような声で、すぐ近くから。
「……おはよ……」
声に出すと、途端に頬が熱くなる。
その反応が可愛かったのか、
かっちゃんが口角を少しだけ上げた。
「……照れてんじゃねぇよ。
昨夜あんだけ——」
「かっちゃん言わないで!!」
慌ててデクが起き上がると、
シーツがふわりと乱れ、轟が小さく笑った。
「緑谷、可愛い」
「可愛いじゃねぇ、ただのバカだろ」
「バカではないと思うが」
「テメェの基準が甘すぎんだよ半分野郎」
いつもの軽い言い合い。
なのに、それがやけに愛しい。
デクは胸に手を置いて、深く息をついた。
(ああ……こういうの、すごく幸せだ)
三人で視線が重なる。
昨夜の余韻がほんのり残っていて、
でも朝の光は新しい始まりのように優しい。
轟くんがシーツの上でデクの手をそっと握る。
かっちゃんもそれに続いて、少しぶっきらぼうに指を絡める。
「……出久」
「デク」
二人の声が重なった。
デクは目を細めて笑う。
「……これからも、三人でいようね」
轟くんが短く頷く。
かっちゃんは照れたように鼻を鳴らして、
しかし誰より強い声で答えた。
「当たり前だ。
もう絶対、離さねぇからな」
シーツの中で三人の指が絡まる。
それは、昨夜よりも静かで、
でももっと深く確かな“結び目”だった。
窓の外では、
新しい一日がゆっくりと明けていく。
その光を受けながら、
三人の未来が、柔らかく動き出していた。
いいねありがとうございました。
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