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※hyunjin side※
この世には獣人というものが存在する。
超簡単に言えば、獣と人の間??
もっと噛み砕けば、人の姿をした獣って感じ?
まぁ見ればわかるよ。
H:はぁ…つまんなっ…
僕は趣味で絵を描いてるんだけど、最近スランプ気味っていうか、全くいい絵が描けないし、納得がいくアイデアも思いつかない。
気を紛らわそうとしても、恋人はいないし、友達と呼べるようなやつもいない。
このぽっかり空いた穴を埋めるためにも、ペットショップへ向かった。
H:うぉ〜…今日もいっぱいいるなぁ…
H:ん〜…あんまりタイプじゃないかなぁ…
今日はいっか、
また今度買いに来ようと、出口へ向おうとしたとき、1匹の獣人が目に止まった。
兎獣人の子が威嚇している様子で、こちらを見ているけど、値札がない。
H:すみません、いくらでも出すのでこの子ください。
店:ぇ、全く躾けてないんですけど…大丈夫ですか?
H:それが何か問題ですか?いくらですか?
店:ご、50万です…
H:(やっす…)
兎獣人をゲージに入れ、家に持ち帰った。
絵の道具を手早く片付け、ゲージの蓋を開ける。
H:ほら、出ておいで。
兎:ムスッ…
H:ん〜…警戒心が強いねぇ…。
ま、気長に待とうか。
H:名前はどうしようか、
………りの?、リノいいじゃん!!え!天才??ちょー可愛いんだけど!!
L:ちょっと、何1人で盛り上がってんの…、
H:ごめんごめん…って、出てるし、人間になってる、
H:僕、獣人とか買ったことないんだけど、服っているの?
L:できれば欲しいかも。これで外歩けないし。
H:そうだよね、持ってくるからちょっと待ってて。
L:ん、
H:はい、これ着てね。
L:…ね、これどうやって着るの?
H:ぇ、着方わかんない?
L:うん、みんなが習ってるとき僕寝てたから
H:そっか…じゃあ、両腕上げて、
H:よし、着れたね。
あ、そういえば…、僕ヒョンジン。好きなように呼んでよ。
L:ヒョンジン…。わかった
ポン…
H:あ、戻った。
L:ピョンピョンピョン…
H:どっか行っちゃった…まぁ、好きに歩かせるか。
H:リノ〜??どこいったの?
やばい、完全に見失った。
兎ってちっちゃいから見つけにくいんだよな…、
しかも寂しいとすぐ死んじゃうから、早く見つけないと。
H:はぁ…どこだよ、
どこを探しても見当たらない。最後に残った部屋は僕の部屋。
ここにいるとしか考えられない。
一応ノックをしてみる。
H:リノ??ここにいるの?
応答はない。ドアノブに手をかけて、ひねろうとしたとき、何者かに先にひねられた。
反射的に手を離し、ドアから少し距離を取った。
L:はぁッ……なにッ…、?
H:いや、居たならいいんだけど、、
何してたの?
L:別にッ…何もしてないけど?
H:そ、てか部屋に入れてもらっていい?
L:だめッ…!!
H:なんでよ、
L:あとでじゃ、、だめなの、?
H:わかった…後でね…
これ以上リノに問い出すのは胸が痛く、一旦引き下がる。
獣人の話でした!
短編なのでここまでにしておきますが、もう一話ぐらい続きを書こうと思っています!