テラーノベル
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選べ、と言われましてもねぇ…
断ったら殺されるだろう。ヴィランの事だし。
まぁ…この世界をぶち壊したいって思ってたから丁度良いのかもしれない。
『…いいですよ』
と言うと、
???「その答えを待ってたぜ」
「ようこそ、ヴィラン連合へ」
と、まさかの歓迎の言葉をかけられた。
意外すぎてキョトンとしてたのか、水色髪がなんでボーッとしてんだ?、と言ってた。
???「まあ…いいや…」
死柄木「俺は死柄木弔」
黒霧「私は黒霧です」
『──です。よろしくお願いします』
死柄木「タメでいい。さん付けと敬語禁止」
『あ…うん』
いいのか…こんなにサラッとしてて。
そう思ったのを悟ったのか、死柄木は先生が居るから気にしないでいい、と言った。
『先生?』
そう言ったのとほぼ同時に部屋の隅に置かれていたテレビが勝手について1人の男が話し始めた。
???「話は聞かせてもらったよ」
「仲間が増えるのは良い事だ」
死柄木「先生、こいつの素性を調べろ」
???「勿論だよ、弔」
やっぱり、この人がさっき言ってた”先生”か。
目と眉毛、鼻が無いのに口だけがある。
少し不気味だ。
『あ…えと…初めまして』
???「初めまして」
オール・フォー・ワン「僕はオール・フォー・ワン」
『──です』
『私も”先生”と呼んでもいいですか?』
オール・フォー・ワン「勿論だよ。大歓迎さ」
テレビ越しで会話をするにしても絶対的な雰囲気がある。
この人に逆らってはダメだと全身で察する。
オール・フォー・ワン「…問題ないよ、弔」
死柄木「本当か、 先生」
オール・フォー・ワン「本当だよ」
『え…いつの間に…』
オール・フォー・ワン「僕の個性の”1つ”でね。使うと相手の悪意や嘘が分かるんだ」
そう言ってニヤリと笑う先生。
サラッと言ったけど、個性の1つってことは複数持ちなんだ…
尚更逆らったら怖いな…何出すか分からないし、いくつあるか分からないし。
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