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近くの公園で会った男性が
「どこに行ったんだ、し…の…ぶ」
「しのぶ?妹の名前と同じようだ」
泣いてたから翔平は自宅にたどり着いた。
翌日に父の聖人から
翔平もそろそろお見合いしてみるか?
「まだまだ早いよ!」
車を出して出ていった。
あなたまだしのぶの49日すぎてないのよ家に居て欲しいわ!
母さんの目頭に涙があった。
「ごめんよ…奈緒」
「ごめん私こそ我が儘言って…仕事ならネクタイかけてよ」
私も働きたい…
行ってらっしゃいの手を振った。
お神酒を取り替えて、しのぶが好きだったお稲荷を作り、線香と蝋燭を立てて拝んだ。
しのぶの部屋を開けた。
パジャマや衣類の整理整頓をした。
奈緒~笑っ居るの。
母が見えた。
「ねぇあなた達近くのアパマンに聞いたらコーポが開いてるから移ったら?」
「この家売らないから!しのぶが産まれて育ったのよ!」
「フゥ…しのぶが心臓移植しておいたら良かったのにねぇ奈緒…」
「子供の頃から弱かったのよね…」
「奈緒不整脈どうなの?…」
「今は平気よ」
「ねぇお昼御飯食べて行く?お稲荷と豚汁あるわよ」
「ありがとう私も働き出したからお昼からの食堂よ」
「そうなんだ…良いな私も1回忌終わったら働くよ」
無理しないでよ。
床の間に来てた母が
「朝あげたの?…」
「白い御飯あげなさいよ」
「だからしのぶが好きだったお稲荷よ…」
「食べても肥らなかったわね」
「黒い長めの髪の毛が綺麗な娘よね…」
「ウッウッしのぶちゃん…私達が代わりたかった…」
「母さん…」
30分居た母が立ち上がり、
「奈緒も無理しないでよ…お父さんが今日事業の契約があるから来れないのよね…」
小さな印刷業を営いでた
「ねぇ母さんあの娘好きな人居たのかな。デスクまさとって書かれてた」「お父さんの名前聖人さんでしょ笑っ」
たわいな事を言いながら帰った母が生き生きしてた
翔平の部屋を覗いたら。
ん?…まさとと書かれた。
上の苗字がわからないのかまるを書いてた。
妹の事が気がかりで彼女をつくらない…26歳になるのに…
チャリチャリ
窓を開けたら、
壊れてる自転車の鈴がなってた。
掃除機をかけて、
紙屑を集めた。
「まったくだらしないだから…」
レースのカーテンを引いた。
こんな大きな家にひとりぼっち早く働きたいのか、翔平がお嫁さん貰ったら住みたいなぁ…
夜のおかず、
冷蔵庫を開けた。
肉じゃがか翔平が好きな唐揚げにするか…
主人の晩酌のお刺身がチルドに入ってた。
気持ち悪い…
洗面所に駆け込んでた。
ソファに横になり、
お母さん…風邪ひくわよ…
眼をさめた…!
翔平?…
どうした?母さん…
「しのぶが出たよ…」
「幽霊見たのか?」
首を横に振った。
「声がしたのよ…」
「母さん疲れてるな!
カレーの材料買ってきたから俺が作るから笑っ」
優しくて聖人さんに似てた…