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海楼石を食らった上に何だか立てねェ……
クソ…ッ…視界がくらくらして呼吸が……
待てこれは……
まさか毒か……!
「下がってろお前達…!ここは俺が引き受ける…!」
「ブラメンコ隊長…!」
「お前達はマルコを安全な場所に連れてけ…!」
「分かりました…!マルコ隊長、こっちへ…!」
ブラメンコが相手をしている間、俺は隊員に連れられる。
だが奴らもひどいケガだ。
「俺の事はいい…自分を優先しろお前ら…っ…!」
こんな時に船医であろう奴がこのザマとは
笑えねェ…
毒が回っちまう前にせめてこの海楼石の針を何とかしねェと……
「マルコ隊長…!」
すると、扉が開いていぶきが姿を出した。
「皆さんひとまず中へ…!」
いぶきは動揺しながらも中に入るように促した。
医療室にはこいつとナース達しか居ねェ
今居る隊員も八番隊や十番隊のみんな別の隊員達だ。
知識は身に付いてはいるが、いぶきはまだ半人前……
「いやいい…まだみんな戦って…」
まだみんな戦ってんだ
海楼石の針を抜いてくれりゃ自分で何とか出来る……
そう述べようとするのだが、激しい目眩が襲い掛かり、俺はそこで意識を手放した。
畜生……こんなところで倒れるわけにいかねェ……
援護に回らねェといけねェのによ………
みんなは無事なのか…?オヤジや隊長達、隊員達……
みんなは…………
___________
「ん………」
目を覚ますと、俺は医療室のベッドの上だった。
肩に刺さった海楼石の針や毒針は抜かれ、
体には包帯が巻かれている。
「マルコ隊長…!良かった気付かれました…?」
俺に気付いたナースの一人が声を掛けた。
「あァ。海楼石の針も毒針も抜かれたおかげで体がだいぶ修復してきてる。
誰か処置をしてくれたのか?」
「いぶきちゃんです。あの子がマルコ隊長の処置をしたんですよ?」
いぶきが……?
それを聞き思わず目を見開いた。毒の対処法が苦手だと言っていたのにか……
そうか……あいつが頑張ってくれたのか……
「いぶきはどこに居んだ?」
ナース達にいぶきの居る場所を聞くと、
一番隊の隊員の奴らと負傷者の手当てをしているみたいだ。
「早速活躍してくれてんだな…。分かった、俺も行くよい。」
容態もだいぶ落ち着いてきたので、俺もいぶき達が居る場所へ向かった。