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太宰side
白鯨から敦くんが落ちてくると予想し、迎えにいくと案の定敦少年と……なぜか羅紫を姫抱きした蛞蝓がいた。
「ねえ中也。羅紫から離れてくんない?蛞蝓のぬるぬるが羅紫につく。」
「ハッ、今の手前が言うと負け犬の遠吠えにしか聞こえねえなぁ?」
大方羅紫も呪いの人たちと戦っていたら中也と会ってそのうち白鯨と敦くんを見つけて応戦して何かドジって落ちたところを拾って貰ったんだろう。(大当たり)
それにしてもムカつく。
「そんなチビに姫抱きされたって羅紫はちっとも嬉しくないと思うね!まだ高身長の私の方がマシだよ!」
「言ってろ。てか手前筋力無さすぎて持てねえだr((バシッ!!痛ってえ?!」
「ばーか、私は羽の様に軽いのでモヤシでも虚弱体質でも持てまーす!!」
なんの前触れもなく中也にビンタをかまし、毒を吐く羅紫。
好いている相手にビンタされる中也。面白すぎる。一生のネタだ。
「ッ!羅紫!運んでやった奴にその仕打ちはないだろ!!」
「さっきのでノーカン!」
「んな訳あるか!!!ちったあ感謝しやがれ!」
「うふふ、矢張りチビ蛞蝓は器まで小さいのか!」
そう面白がっていると羅紫が何かを呟く。
「まあでも感謝は必要か…」
「羅紫?そんなチビに感謝しなくていいんだよ?」
「いや、借りを作りたくないだけだし!…てことで、中也、ありがとうっ!!」
折角姫抱きから下ろしたのにまた中也に抱きつく羅紫。
「ちょ、離れろ!!」
「いやあ〜?感謝ですから〜!」
離れろって言っときながら顔はドヤ顔だし離れろなんて言ったらもっと離れないの知ってて言ってるの気持ち悪すぎるし何なら手が羅紫の背中に周ってる。
クソムカつく。
「…ねーぇ、羅紫。またお仕置きされたいの?」
「ヒエッ…何かしましたでしょうか治様…」
この前の事を匂わせると光の様なスピードで離れ、正座をする羅紫。
矢張りあんなドチビより私の方が上だ!! と言う顔を全面的に出し、中也に向けると悔しそうにこっちを見るもんだから尚面白い。
「うふふふふふ………」
「ッチ、俺はもう戻る!!糞青鯖は早く死ね!じゃあな羅紫!」
「うえ?!またね〜」
この勝負は私の勝ち♡