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相変わらず最高でした。ほんと好き。
ブクマ失礼します
皆さんは”悪夢”というものを体験したことがあるだろうか。
もしくは悪夢のような生活を送ったことがあるだろうか。
仕事に疲れた
学校が嫌
生きているのが辛い
言葉を話したくない
コミニュケーションを取りたくない
自分を見たくない
差別しないで
息ができない
自傷行為
自殺行為
虐め
虐待
だがしかし
悪夢とは突然にくるもの
誰も予測されない月日時分秒で起りその時に辛いという感情を手に入れる。
そこで質問です。
貴方は “辛いと感じる瞬間” を感じたことがありますか?
辛いと感じるのは主に 気づく
瞬間を味わい不幸に静かに落ちていく感覚は数万数億の中で極わずかしか居ません
あくまで予想ですけどね
もし
幸せと辛さの間を味わってしまったら…
今日は私の誕生日!
この日は皆が私のことを祝ってくれる!
友達が沢山来て
お母さんお父さんも祝ってくれる
まるで夢のような時間!
主役の登場!
私は部屋から出て、話し声がかすかに聞こえるリビングの扉に手を差し伸べた
「楽しみだなぁ…」
さぁ。ドアを開けよう!
ガチャッ
皆「お誕生日おめでとう!」
と、クラッカーがなる
テーブルには美味しそうな食事
可愛い色をしたプレゼント箱
いつもと同じのショートケーキ
そして笑うみんな
この時が一番の幸せ!
そんなはずだった。
「…あ…れ?」
「皆…?」
そこには誰もいなかった
ロウソクのついてないケーキ
真っ白なお皿に置かれた複数の手紙
そして……
誰もいないリビング
「どうして…ッ」
「お母さんッ……!お父さん!」
「ねぇ……ッ皆…!」
いくら呼んでも声は聞こえない
私は夢かと疑った
夢なら冷めてくれ
私は何回もそう願った
だけどどう願っても叶わない
まるでゲームみたいだ
脱出ゲーム、よくある演出
だけどゲームが現実になるなんてとても非現実的で実際するとは思えない
「…!そうだ…ッ…寝室に……!」
私はリビングから出ようとした
だけど扉はない
「嘘……でしょ…?」
嘘じゃない
目で見ている
ドアはない
だけど私はドアから入った
じゃあなぜドアがないのか
「そうだ…」
「これはみんなが作った謎解きゲームなんだね……?」
「3DSかなんかなんでしょ…?」
私はゲームだと信じた
じゃあゲーム通りに進もう
攻略しよう。
まずはテーブルに並べられた手紙
なぜお皿の上に…
「…えっと」
化け文字だろうか
読めない文字ばかりだ
ただのギミックなのだろう。
「じゃあロウソクが…」
そう触ろうとした時
サラサラサラッ……
「ぇ……ッ?」
ロウソクは砂のように零れた
そうするとケーキも
机も
床も
壁も
全て砂になった
砂は触れない
一体どうしたらいいのだろう
「ぁ…あッ……」
「これは…一体……」
ドサッ
私は気を失った
だけどおかしい
その時に気づいてしまった
なぜ夢の中で気絶出来るのだろう
あれ、夢?なんで夢って確定…
あ…れ……私がいた所は…
私って一体……
「ん……」
私は目を覚ました。
酷い悪夢だった
目を覚ましたらいつものベッド
「なんだ……やっぱ夢だったんだ」
狂った夢にうなされてた
きっとそう。
じゃあ今日は私の誕生日のはず
よし、もう1回行こう
「…今度こそ」
ガチャッ
「ッ……?!」
「ぅ゛ッ……ぉ゛えぇッ…」
酷い異臭
私は見てはいけなかった
決して見てはいけないものを見てしまった
それは……
死体
誰の死体か予想したくない
もうわかっている
誰だかわかっている
いつもの4人
そして私の大切な2人
計6人の死体
「ぁッ……」
バタンッ………………
私はまた意識を手放した
酷い、醜い
なんという残酷さ
どうやって…
どうやってこの悪夢から出れるの…?
あれ……でも
なんで…夢ってわかるの?
「……はッ……!」
「…え?」
またベッド
連続の悪夢
もう信じられない
だけど信じるしかない
夢、夢なのかな
重い腰を上げてベッドを立つ
「ふぅッ……ふぅッ…………」
「大丈夫…きっと……きっと……」
ガチャッ
「……!」
ちゃんと生きている
お母さんも お父さんも
皆生きている
なんだ……やっぱただの…
あれ…でも何かがおかしい
感覚はあった…
いつ夢と確信できた…?
吐き気も感覚があった
毎回ベッドから始まっていたとはいえ夢とは限らない
でも……
今皆生きている…
じゃあきっと夢だよね…
夢なんでしょ……?
じゃあ、……皆祝ってくれるはず
やっぱり幸せだ
やっと解放される
悪夢から…
「皆!」
母「…誰?貴方」
「へッ……」
父「お前…不法侵入か?」
父「おい、警察に連絡しろ」
「まッ……」
友達「――――の誕生日だってのに…」
「私の誕生日…でしょ?」
父「何言ってるんだ?」
「ねぇ…なんで……ッ」
『皆!』
「ぇ……?」
友達「あ!――――!」
母「お誕生日おめでとう!」
父「誕生日おめでとう」
『ありがとうっ!』
なぜ…
私はここにいる
私は偽物?
こいつが本物?
じゃあ偽物は……私なの?
違う…
本物は私……
ねぇ…私は……今……ここでしょ…?
『まだ分からないんだね。』
「え?」
ピピピピッ ピピピピッ
「…!」
バッ
私は急いで起きる
でも今回はアラームで起きた
時間も正しい
じゃあ……夢から覚めた?
「はぁ……ッ…はぁ…」
「今度こそ…」
「感覚はある…」
「痛覚も…」
「食感も…」
「…大丈夫。今度こそ……夢じゃない」
私はそう信じてリビングに向かった
ガチャッ
パンッ……
「……へ?」
皆「お誕生日おめでとう!!!」
「…!!!!」
「ありがとう……ッ」
やっと……終わった
今度こそちゃんとした現実
疲れたよ…
もう……
幸せな時を…過ごさせて……
『まだ終わってないよ。』
「……ぇ?」
「や……だッ…」
サラサラサラッ
「ッ?! また砂に……!」
ピチャッ……
「…え?血…ッ…」
「ぃ……やだ…お母さんッ……お父さんッ…」
『酷い有様』
「うるさい…ッ」
『愛されてない』
「うるさい…」
『…みんな死んじゃえばいい』
「うるさい…ッ!!!」
「もう嫌ッ…砂になったりみんな死んじゃったり……もうどうしたらいいの…ッ!」
「まだ夢なの?」
「夢なら……夢だったら…!!!」
カチャッ
「ッ……!」
ドンッ
「ぃ゛あッ…ぅ゛……う゛」
私は自分の手を包丁で切った
もう片方で両足を切断
骨まで柔らかかった
何故だろう。これも夢だからだろう。
「ッ……いたぃ…゛ッ……助け……」
『そんなに死にたいなら私がやってあげる』
『…残念だね。』
スパッ
「みーんなー!」
皆「お誕生日おめでとう!!」
「ありがとうっ!!!」
「わぁ〜ッ…美味しそう!」
父「沢山食べていいからな」
友達「ほら!誕生日プレゼント!」
「ありがとうっ!!!」
母「あなたの大好きなショートケーキよ」
「美味しそぉ〜…っ!!」
「いただきまーすっ!!!」
テレビ「○○県 ○○市 ○○町の住宅で体がバラバラに切断された死体が発見されました」
テレビ「犯人は不明、警察が捜索に……」
友達「怖いな」
母「――――気をつけてね…?」
「わかってるよ!!」
父「にしても犯人不明とは…」
父「物騒だな」
「だねぇ〜…」
「ほんと…」
『不思議な事件だね。』
END
めっちゃ久々のミステリー系です!
いやぁもう…下手。
まじで途中からストーリーわからんくなっちった(ノ≧ڡ≦)☆
でも3000文字いったのは一苦労〜
つかれたぜぇええぇ
それじゃあみんなお疲れ様ー!
またねーーー!!!
今見ている世界も本当は……
夢なのかもね。