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ここはとある小さな街。
マネージャーの出身地で、緑が豊かでとても和かな場所。
俺は1ヶ月前からこの街に来て、小さなカフェの手伝いをしている。
年配の夫婦が切り盛りする、アットホームなお店。コーヒーと手作りケーキが人気で、地域の人達の憩いの場。
極力接客はやりたくないので、主には開店準備とキッチンを担当している。
あとは…不定期でライブをさらせてもらってる。
とは言っても、吉 田 仁人だと知られたくないから、顔を隠して歌ってる。
「呼んじゃってごめんね。ニュース観てた?」
💛「あ、いえ。大したニュースやってなかったんで(笑)何やります?」
正直…気になる。
なんで俺の脱退が報道されない?
そう、俺はあの日、自分の限界を感じて辞める決心をした。
今でも申し訳ないと思ってるが、メンバーには脱退することを直接言うことなく去ったのだ。
あの日は憧れの大型音楽番組収録だった。
人気の長寿番組だけあって、皆も落ち着かないらしい。
💙「あの番組に、とうとう俺らが出るんや…」
🤍「信じられないけど…現実なんだよね」
❤️「めっちゃ緊張するー…けど、めっちゃ楽しみやなー!」
🩷「み!るきーずにも楽しんでもらえるように俺らも楽しもうぜ!」
コンコンコン
ノックの後、マネージャーが楽屋に入ってきた。
マネージャー「失礼します。皆さん、プロデューサーの方がちょうど近くにいらっしゃるみたいで…挨拶しておきますか?」
💛「ありがとうございます。せっかくだし…挨拶させてもらおうか。本番前になるべくなら緊張したくないけど(笑)」
🩷「そうだな(笑)是非お願いします。」
マネ「分かりました!また声かけますね!」
どうやら有名なプロデューサーさんに挨拶できるらしい。
また声をかけてもらえるように、ちゃんと挨拶しなきゃなぁと、この時はのんびりそう思っていた。
マネージャーさんから声がかかった。
プロデューサーさんへの挨拶待ちだったけど、先にリハーサルに呼ばれたらしい。
今回披露する曲は「イイじゃん」。全員でスタジオに入ってリハを開始する。
💙「勇斗、もう少しこっち寄った方がいいんとちゃう?」
🩷「こんな感じ?サンキュー」
お互いの位置関係、振りを確認しながら調整していく。
🤍「よっしーさ、相変わらずターンキレイよね」
💛「そう?あんがと」
❤️「ホンマよね!何回も間近でみてる筈なのに見惚れてまうもん!」
不意に褒められると照れる。絶対顔赤い…
❤️「あー!じんちゃん真っ赤!かわいいなぁ」
頭を撫でてくる舜太。
💛「うっ…うっさいわ!笑」
くすくすくす
いきなりメンバーじゃない笑い声が聞こえた。
「ほんと。みんな仲がいいんだねぇ」
💛「あの…?」
振り返ると、 見たことのない方男性が近付いてくる。
誰だ…?思わず首を傾げてしまう。
マネ「あ、プロデューサー!わざわざお越しくださったんですか。ありがとうございます。」
マネージャーが急いで駆け寄る。
どうやら、番組プロデューサーさんがわざわざリハーサルを見に来てくださったらしい。
💛「あっ…!失礼いたしました。m!lkと申します。本日はよろしくお願いいたします。」
プロデューサー「こちらこそよろしく。最近キミ達の曲、よく耳にするよ。今日のパフォーマンスも楽しみにしています。」
💛❤️🩷🤍💙 「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
プ「ではまた後ほど。リハーサル頑張ってください。」
去り際、おれの肩にポンと手が置かれた。
プ「君が仁人くんか。色々聞いてたから…… 今日を楽しみにしていましたよ。では、後ほど。」
💛「あ…ありがとうございます…」
🤍「ねぇ、よっしーさ。さっきプロデューサーさんに最後何言われたの?」
リハーサルが終わって楽屋に戻って来た途端、柔太朗から声を掛けられた。
💛「いや…なんか、色々聞いてるって言われた。雰囲気からして良からぬことではないと思うけど…」
❤️「えー!?仁ちゃんのウワサとか、めっちゃ気になるやんー(笑)」
💛「きになるよなー…色々言われてたりしたら嫌だなー…俺、口悪いし。」
❤️「そこは否定できひんなー(笑)」
だよなぁ…
苦笑いしながら ふと勇斗を見ると、難しい顔をしていた。
💛「はやと?どうかした?」
🩷「…ん、や、ちょっとな…」
反応が気になって話を聞こうと思った矢先、マネージャーさんが楽屋に入ってきた。
マネ「皆さん、メイク室空きました。順に入ってください。仁人さん、最初に行けますか?」
💛「あ、はい。分かりました。はやと、大丈夫?」
🩷「大丈夫だよ。…俺の気の所為かもしれないし。いってら」
💛「うん。じゃあ、行ってくるわ。」
未だに難しい顔をしているはやとが気になりつつ、メイク室へと向かった。
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