テラーノベル
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秋が深まる季節のとある日の朝。ioはいつもの時間に目が覚めた。
🇮🇹👑「ふわぁ、…もう朝なんね、?」
いつもの時間と言っても、ioは必ず朝の4時に起きる。なぜこんな早い時間に起きるかと言うと、起きていないと日帝とナチを守れないからだ。
🇮🇹👑「、んー…早くご飯食べて2人のとこに行かなきゃなんね……」
眠気覚ましに洗面所で顔を洗い、朝食を作る。
🇮🇹👑「〜♪」
朝からパスタとピッツァは重いと、先週日帝に怒られてしまったので、流石にやめた。代わりにトースターで焼いた苺ジャムを塗った食パンと目玉焼き、キャベツ、焼いたベーコン、ミニトマト、牛乳という健康的な朝食にした(イタリアは悲しんでいたが)。
🇮🇹👑「いただきまーす、なんね。」モグモグ
いただきますは日帝から教えてもらった挨拶。ioはこの言葉が好きだ。、心がじんわり暖かくなるし、食卓も明るくなる。でも、最近はイタリアとも一緒にご飯を食べる機会が少なくなっていた。
🇮🇹👑「ご馳走様なんね、」
イタリアには置き手紙でも置き、ご飯はラップをかけて冷蔵庫にしまった。
🇮🇹👑「よし、」
ある程度支度が終われば家を出る。今の時間は6時半。日帝とナチは起きてるか起きてないかのどっちかだ。
朝に外を歩いていると、お年寄りをよく見かける。散歩でもしているのだろうか。犬を連れたお年寄りもよく見かける気がする。
🇮🇹👑「おーい!ナチ!来たんよ〜!」ピーンポーンッ
ioが家を出て直行したのはナチの家。、インターホンを鳴らして大きい声で名前を呼べば、すぐに来る。
🇮🇹👑「おい!ナチ?、」ピーンポーンッピーンポーンッ
何回かインターホンを鳴らしていると、玄関のドアが開いた。
卍「朝から騒がしいんだよ。少しは近所迷惑というのを考えろ……」
🇮🇹👑「おはよ!ナチ!」
卍「あぁ。、日帝は?」
🇮🇹👑「まだなんね。」
卍「そうか。じゃあ俺も行く。」
🇮🇹👑「おっけーなんね!」
ナチの支度を待つこと数十分。ナチはいつもの軍服を着てioと一緒に日帝の家に向かった。
こうやって2人で歩いていても油断出来ない。自然と物陰に彼奴らがいないか不安になる。
卍「…お前、先週渡した書類、ちゃんとやってるな?」
🇮🇹👑「やってるんよ、」
嘘だ。本当はやっていない。大体はナチと日帝を守っているか、ソ連に愚痴言いに行ってるかで時間を潰してしまうから。
卍「お前嘘ついたな?」
🇮🇹👑「いやぁ?そんなことないんね!」
卍「俺の目は誤魔化せないぞ。」
卍「ったく、…お前は変わらないな。」
🇮🇹👑「あはは、バレちゃったんね……」
卍「お前は昔からわかりやすいんだよ。」
🇮🇹👑「えへへ、それほどでも……」
卍「褒めてねぇ。」
歩いて10分。、ナチと日帝の家は結構近い。なぜioだけあんな遠くに家あるんだろうか。、まぁいい。日帝の家は和屋敷で、広大な庭と広々とした屋敷が歴史の長さを物語っている。日帝のところは家族が多いから、こうやって広い家でないと暮らせないのだろう。
🇮🇹👑「日帝〜!!!」ドンドンッ
卍「声デケェよ。もっと抑えろ。」
日帝ん家はインターホンがないので戸を叩く。
🇮🇹👑「え、じゃあ…日帝〜」コンココンコンココンコンコンッ
卍「それは違うだろ(?)」
しばらくして戸を開けてくれたのは日帝のお父さんの江戸さんである。
江「朝から元気じゃのう。」
卍「すみません。こいつがうるさくて。」
🇮🇹👑「日帝は居るんね?」
江「あぁ。日帝ならおる。、居間で待ってなさい。儂が呼んでこよう。」
卍「ありがとうございます。」
江戸さんは優しいし、穏やかだ。、日帝の誠実で面倒見がいいところも江戸さん譲りなのかもしれない。、もしかしたら純粋なのも…。まぁ、江戸さんに限ってそんなことはないだろう。
居間で日帝を待っていると、1つ、小柄な影が見えた。
🇯🇵🐱「おー!イタ王さんにナチスさんじゃん!おはよ!」
🇮🇹👑「あ、にゃぽんちゃんなんね、!おはようなんね!」
卍「おはよう。」
🇯🇵🐱「お父さん待ち?」
🇮🇹👑「そうなんよ。」
🇯🇵🐱「そっかぁ〜、じゃあお仕事頑張ってね!じゃあ、!」
にゃぽんは日帝の娘。中学生らしく、袖が余ったセーラー服を着ている。今日は平日なので、にゃぽんは学校に行くそうだ。スクールバックを肩にかけたにゃぽんは挨拶したあと、「遅刻しちゃう!」と言って食パン1枚を口に咥えて屋敷を飛び出して行った。
それから5分。深緑色の軍服を身にまとった日帝が障子をすっと開けた。
🇯🇵☀️「、待たせたな。」
🇮🇹👑「日帝〜!遅いんよ!」
🇯🇵☀️「すまん、少し刀の手入れをしていた。」
卍「日帝、先週渡した書類、出来てるか?」
🇯🇵☀️「あぁ。」
🇮🇹👑「えぇ〜!日帝もうできてるんね?!」
🇯🇵☀️「お前みたいなノロマじゃないからな。」
卍「お前は日帝を見習え。」
🇮🇹👑「酷いんよ!、io一応年上なんよ?!」
卍&🇯🇵☀️『仕事に年の差なんて関係ない。』
🇮🇹👑「2人ともこういう時だけなんで息ぴったりなんね…? 」
ioだって忙しいのに。ピッツァ作ったり彼奴らの行動を監視したり、ピッツァ作ったり、ピッツァ作ったり……。
🇮🇹👑「ふわぁ、…眠いんね…」
卍「そういやお前、最近俺ん家来るの早いよな。」
🇯🇵☀️「そうなのか?てっきりナチスが起こして連れてきているのかと…」
🇮🇹👑「最近は早起き頑張ってるんよ…」
卍「、…あのイタ王が?」
🇯🇵☀️「ノロマでド阿呆でサボり魔なあのイタ王が?」
卍「…明日は槍でも降るのか?」
🇮🇹👑「2人とも酷いんね!」
卍「まぁその話はいいとして、今日も今日とて会議やるか。」
🇮🇹👑「げぇ〜……」
🇯🇵☀️「げぇ〜、じゃない。」
日帝はioの額を小突き、溜息を着いた。会議なんて、毎朝よく飽きないものだ。会議は日帝ん家に集まってするのだが、旧国となったioたちに、何をしろというのだろうか。
卍「じゃあ今日は──────」
ナチはいつもの口調で今日の議題について話し始める。ioは内心面倒くさがりつつも、ちゃんと聞いてる…つもりだ。これでも。
🇯🇵☀️「ナチス。ではここは───」
卍「そこは───でいい。だが───、」
🇯🇵☀️「わかった。、…おい、イタ王。聞いてるのか。」
🇮🇹👑「、!き、聞いてるんよ!」
卍「聞いてなかっただろ。」
🇮🇹👑「そ、そんなことないんね!」
🇯🇵☀️「嘘だな。」
卍「お前はいつもいつも───!」
本日1回目の説教が始まった。ナチスは顔に青筋を浮かべながら次々と口を動かしている。それに対して日帝は呆れ半分面白さ半分と言った表情でこちらを見つめている。助け舟を出す気はなさそうだ。…薄情者め。
まぁそんな会議も終わり、お昼の時間帯になった。今日は3人で外食することになり、ioは日帝とナチスが前で話している中、連合がいないか気配を探っていた。これでも軍人の端くれ。戦闘ができないだけで、気配は分かる。、身長がデカい所為か、街ゆく人々は皆小さく見える。親と手を繋ぎ、玩具屋を指さして強請る子供やお昼でご飯を買いに来たようなサラリーマン、犬を連れたお爺さん。周りはioを見て目をまん丸にする。
卍「…お前が身長高すぎて見られてんじゃねぇか。」
🇯🇵☀️「…イタ王って“無駄に”でかいよな。」
🇮🇹👑「2人とも高身長アンチ(?)なんね、……」
卍&🇯🇵☀️『そんなことはない。』
しばらく歩いていると、丁度良くファミレスがあったので入ることにした。席に座り、メニュー表に目を通す。そうすると、後ろから───
???「おーい!」
と、聞き覚えのある声が聞こえた。ioが最も嫌いな彼奴。
🇺🇸「日帝chan〜!」
──────アメリカだ。
🇮🇹👑「なんでいるんね?!」
🇺🇸「そんなの日帝chanの匂いで───」
🇮🇹👑「キモイんね。」
🇺🇸「うるせぇなピッツァ野郎。」
🇮🇹👑「変態なんねこいつ。さっさと帰るんね。じゃないとピザカッターで切り刻むんね。」
🇺🇸「え、酷くね?」
🇯🇵☀️「元からだろ。」
🇺🇸「そうか。それもそうだったな、(?)……じゃねぇよ!」
卍「うるさいぞ。周りの客に迷惑だろ。」
🇮🇹👑「歩くスピーカーは家から出ないで欲しいんね。」
🇺🇸「お前さっきから辛辣だな!??」
🇮🇹👑「当たり前なんね。お前にやるピッツァはないんね。」
🇺🇸「ピザは関係ないだろ。」
🇮🇹👑「ピザじゃなくてピッツァなんね。」
🇺🇸「まぁまぁ、いいじゃないか。それよりも、日帝chan〜!、」
アメリカが日帝に飛びつこうとした瞬間、ioはアメリカを蹴った。日帝も刀に手を添えている。ナチスは何もしていないが、鋭い目線でアメリカを射ている。
🇮🇹👑「日帝に触るななんね。」
🇯🇵☀️「鬼畜米帝ごときが私に触れるな。」
卍「……。」
🇮🇹👑「さっさと帰れなんね。じゃないと地中海に埋めるんね。」
🇺🇸「ゑ…」
🇯🇵☀️「ゑ、じゃない。帰れ。」
卍「今すぐ。」
ioたちの気圧に押されたのか、アメリカは“珍しく”帰って行った。どうやら日帝の言葉が刺さったらしい(ざまぁなんね)。アメリカの所為でせっかくの昼食の時間が台無しだが、ioたちは運ばれてきた食事に手を付け始めた。
食事が終わり、今日はここで解散となった。どうやら日帝は弟の空さんが風邪を引いているらしいので看病に、ナチは息子のドイツくんに差し入れを持っていくようでコンビニに向かっていた。 ioは2人と別れたあと、特に用事もなかったのでソ連の家に立ち寄った。
🇮🇹👑「ソ連〜!」ドンドンドンッ
🇮🇹👑「雪だるま作ろ〜!ドアを開けて〜!」
☭「うるせぇ。」ガチャッ
ウォッカ瓶を片手に出てきたのは、ウシャンカ帽を被り、タートルネックに黒のズボンを履き、茶色のロングコートに身を包んで首元には青色のマフラーを巻いた200cm程の大男。ソ連。
🇨🇳「またお前アルか。」
その次に出てきたのはチャイナ服に身を包んで余らせた袖を揺らす中国。
🇮🇹👑「中国なんで居るんね?」
🇨🇳「ウォッカが切れたって此奴にパシリにされたアル」
こちらもこちらで大変そうだ。
☭「…別にいいだろう。減るもんじゃないし。」
🇨🇳「我の体力と気力が減るアル。」
即答した中国はそっと溜息を吐き、奥へ引っ込んで行った。
☭「…で、何の用だ。」
🇮🇹👑「ねぇねぇソ連〜、…聞いてなんよぉ…泣」
☭「…またか。」
🇮🇹👑「そうなんよぉ、……」
☭「まぁいい。入れ。」
ソ連は体を少しずらしてioの部屋に入るルートを確保する。
🇮🇹👑「ありがとなんねぇ……」
ソ連のリビングの中は暖かく、暖炉の火が爆ぜる音が静かに鳴っていた。
🇮🇹👑「はぁ〜……」ポスンッ
ioはソファに座り、目を閉じてそっと息を吐いた。
🇨🇳「、花茶アル。」コトッ
花茶(ジャスミン茶)の入ったコップがソファの前にあるテーブルに置かれる。
🇮🇹👑「ありがとなんね、〜…」ゴクッ
☭「、……」ゴクゴクッ
ioが花茶を飲んでいる間、ソ連はウォッカ瓶を口に傾けてラッパ飲み。相変わらず豪快なんね……。
🇮🇹👑「……ちょっと落ち着いてきたんね。」
暖炉の火が爆ぜる音と、ソ連のウォッカを飲む音が合わさり、心地よいハーモニーを奏でている。
🇨🇳「ったく、一人でやるからそうなるアル。」
中国はまるで親のような、やれやれと言った顔でその言葉を口にした。
それからは誰も話さず沈黙だった。だが、自然と心地は悪くない。ソ連はもうウォッカ瓶3本目に入っており、中国はioの飲み終わったコップを洗っている。、一日が終わり、また明日が来る。またあの二人も守る朝が来る。だが、今少し、肩の力が抜けた気がした。
コメント
5件
初コメ失礼します! 細かい所まで書かれてあり想像が捗りました!!どちらかと言うと汚す側にいkん"ん"ん"ん"ん"ん"ん" 間違えた 2人を守ろうとするイタ王さん達を応援します⊂(^・^)⊃
ぬわわああああ😭💖💖本当に美味しい、、、にゃぽんちゃんが食パン咥えた所本当に面白くて大好きよ😘︎💕︎ イタ王の苦労もなかなか凄そうだねっっ💦 しかも料理の描写とか服の説明まで本当に丁寧で天才すぎる︎💕︎︎💕︎ありがとう、、
第2話読了〜!🌸 イタ王(io)の朝のルーティン、ほっこりするんね〜🥺💕 ナチにバレる嘘のつき方とか、日帝との会話も可愛すぎる!「ピッツァ野郎」呼ばわりされて「ピザじゃなくてピッツァなんね」って返すの、めっちゃイタ王らしくて笑った😂 アメリカが来た時の3人の連携プレーも最高だったし、最後にソ連と中国の前で肩の力抜けるシーン、じんわり来たよ〜…😭✨ この3軸(日帝・ナチ・イタ王)の空気感、すごく大事にしてるのが伝わってきて好きなんね!次話も楽しみにしてるよ〜!!📖💖
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ソ連を崇メヨ#イラコン開催中
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