コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
一限目から四限目までの授業をやっと終えた。
昼休みだ。
昼休みは、みんな弁当とか、食堂で食べてるけど私は食べない。
いや、食べたくない。
どうせ、教室で弁当を食べてたら何かされるし、食堂も一緒。
虫とかそえられて、でてくる。
虫は食べれるけどさ、他にも絶対なにかしてんじゃん。
殺虫スプレーとかかけてるとか?
だから、食べない。
そして、昼休みは海を見に、学校をでる。
もちろん、先生に見つからずにそーっとね。
それで、昼休みが終わるぎりぎりまでいて、終わりそうになったら学校に
戻る。
今日は戻ったら机がなくなっていた。
どーでもいいけど。
だから、五時限目は立って授業を受けることにした。
「今日はここからやりますって…青島はなんで突っ立ってるんだ」
「青島さんは、机をどっかにやっちゃったみたいでーす!」
あの女が言った。
全く違うのに。
「…じゃあ、青島はもう、立ちながら授業を受けろ」
「嫌です」
立ちながら授業を受けるなんて、足が棒になってしまう。
「いや、お前が机をなくしたからこうなったんだろ?立ちながら受けろよ」
馬鹿か。この大人は。机を私がなくすわけ無いじゃん
「じゃあ、探してきますね」
そう言って私は小走りで教室を出た。
嬉しい。授業を受けなくても大丈夫だ。
海を見にいける。嬉しい、嬉しい、嬉しい。
私は走りながら、海に行っている。
近づいてくと、もっと海の音が聞こえる、声が聞こえる。
私の足がその声を求めて、どんどん速くなる。
気持ちいい。楽しい。嬉しい。
さあ、もっと私の足よ、速く、速く走れ。
夢中になっていたら、海の堤防まで来てしまった。
普段はそれよりも後ろに行って、高いところに登り、やっと見える。
でも、今日は堤防を超えたい。
どうしても超えたい。
それでも我慢した。
一回、高いところに登り海を見た。
綺麗だ。この宇宙の中で、一番綺麗だ。
目をつぶり海の音を聞いた。
ザーザーとか、ザブンザブンとか例えればいろんな表現がある海の音。
私は誰より、そのいろんな表現を知ってる。
だって、この海が大好きなんだもん。
きっと、いや、絶対、私より海が好きな人はいないだろう。
でも、海が好きな理由は2つある。
1つ目は単純に大好きなこと。
この綺麗で美しくて、言葉には表せないほど素敵な海が大好きなこと。
2つ目は見てると何もかも忘れれそうだから。
本当は、あの女が私のことを汚物とかよんでるのも知ってるし、
みんなが私をいじめてることも知ってる。
でも、心だけは馬鹿なようにポジティブに考えたい。
だから、本音を隠して馬鹿なポジティブの気持ちにする。
それでも、あー嫌だなってなっちゃうから、そこも隠す。
痛いけど、痛くないってわざと思ってる。
それを忘れられそう。
そして、今の私に至る(第一話を見ればわかるよ)
自分の気持ちを整理していたんだ。
そしたらさ、もうあたりは真っ暗。
それに気づかないほどに考え事に夢中だったんだっていう衝撃。
そして、不意に思う。
堤防を超えたい。
もっと近くで大好きな海を見たい。
いいよね。
私は堤防の方へ走った。
砂で足がもつれそうになったが、それでも走った。
大好きな海を見たい。
堤防の前についた。
これを登ればいい。
高いけど私ならできる。
そんな思いで、必死に登って、やっと登りきった。
嬉しいな。
そして、私は少しづつ力を抜くように座った。
その瞬間
「大丈夫?」
と、言いながら私の顔の前に綺麗な青色の瞳の顔が映った。
よかったらフォローお願いします