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71 - 番外編27 『門限に遅刻してみんなから説教される』中編

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2025年09月19日

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番外編27 『門限に遅刻してみんなから説教される』中編


💮&‎🤍


『…我がなんで怒ってるか分かるな?』

『…ハイ。』

『まぁまぁ、シロ、せめて椅子には座らせてやろうぜ。それか俺の膝でもいいぞ?…座ったらもうどこにも行かせねぇけど。』

(目が笑ってない。)

『お前は我の主としての自覚が足りん。門限は守るためにある、違うか?』

『違いません…』

『我の前で誓え。もう二度と門限は破らないと。』

『そしたら俺も許してあげるよ。主様。』

『わ、わかった…誓います。』

『なら許してやる。全く。…我を心配させるな。』

『え… 』

『ふっふっふ。主様。シロは主様が帰ってくるのを待って本邸をうろちょろしてたんだ。』

『そうなの?』

『ふん…。』

『ちなみに俺もだよ。主様が帰ってこないと心配だろ?』

『ハナマル…うん…。ありがとう。』


シロは怒ると確実に怖い。ハナマルもパパだから怒ると怖そう。最後の方はもうご褒美やん。


🫖&🐾


『あの、ベリアン…もうどこにも行かないから…』

『ダメです…私がどれだけ心配したか……』

『いいなぁベリアン、俺もくっつこ。』

ベリアンは私を椅子に座らせて抱き締めた。ベレンはその上に覆い被さるように抱き締める。

『俺も寂しかったんだよ?』

『ごめん……仕事がキリよく終わらなくて。』

『そうだったんですね…それでも、心配しました…私が主様の世界に行けたら…』

『ベリアン…』

『俺もだよ。ねぇ、暫くはここにいて……?』

『ベレン…』

(確かに2人に寂しい思いさせちゃったな……。)

『わかった。2人の気が済むまでここにいるよ。』

『ありがとうございます…』

『ふふ、ありがとう♡』


説教というよりは甘やかしてる感じがする。主様が。


🕯&🪡


『主様!もう、俺心配したんですよ!いつもの時間に帰ってこないから!』

『ご、ごめん…』

『ふふ、フルーレ君は主様の部屋の前を何往復もしてたからね。まぁ、私もなんだが…』

『ちょ、ミヤジ先生!』

『ふふ、そうなの?』

『そ、それくらい心配してたんです!もう…っ。』

(むくれてる…可愛い。)

『ごめんねフルーレ、怒らないで?』

私はフルーレの頭を撫でる。

『( ¯ ³ ¯ )プゥ』

『ふふ、主様。主様さえ良ければこの後は3人で過ごさないかい?』

『もちろんいいよ。』

『ま、まぁ、それなら許します…。』


説教とは…?なんなんだ、この可愛い空間 。

後編へ続く

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