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#mzyb
白猫ヤマト
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3日連続投稿予定につき途中で切れます。
mzybのnmmn
em総受け
em人外設定
シリーズ全体を通してRが18
大丈夫な人だけどうぞ
視点主はシャオロンです。
ーーーーー
『彼の種族は…』
「それは無理やって…!」
廊下の先から聞こえて来た声に足を止めた。覗き込んだ先にいたのは同僚のエーミール。電話の相手に向かって何やら文句を言っている。
「……確かにそろそろまずいかなとは思っとるけど…でも知っとるやろ、俺が“そういうの”苦手って。」
「ーーーー」
「そう、なんやけど…」
「ーーーー、ーーー?」
「ないないないそれは絶対に無理!あーもう分かった!今度郷に帰るから!でも“準備”は絶っっっ対にせんといて!一回診断するだけやで!」
語気を強めて電話を切るエーミールに隣にいたゾムと声をかける。
「どしたんエミさん。なんか揉めてたみたいやけど。」
「郷って言ってたけど実家から?」
「ゾムさん、シャオロンさん。ええ、実家の母からですよ。」
「診断とか聞こえたけど病気かなんかなん?」
ゾムの心配そうな問いにエーミールは少し気まずそうに答えた。
「いえ、そのー…種族的な何やかんやでちょっと…でも問題ないやつやから!」
「でも自分で“そろそろまずいかなと思ってる”って言ってたやん。」
「う、」
「てかエミさんの種族ってなんなん?人外なのは知ってるけど聞いたことないわ。」
鬱とショッピは魔力を持つ人間、トントンはキノコ、ゾムはアメーバ族で俺は亜人。改まって説明したことはないが、長年一緒にやってきたのだからお互いにどんな種族でどんな特性を持っているかは大体分かっている。しかしエーミールはその怪力以外に人外らしいところは見当たらず、本人も言おうとしないため今の今まで放って置かれていた。
「やー、それはちょっと…」
『おいお前ら!緊急や!全員出る準備せえ!!!』
言い淀む言葉に被せて連絡が飛んで来る。すぐに意識を切り替えて一斉に駆け出した。
「つっかれた〜〜〜!!!」
数時間後、ややよれよれになった6人で休憩室へなだれ込んだ。
「巨大化出来る種族が団体で来るのは無理すぎるッピ…」
「建物越しに見下ろされたとき『あれ世界線変わった?』て思ったもんな…」
「その日人類は思い出したーーー」
「逃げ惑ってる市民も大体人外やけどな。」
「っていうかーーー」
くるりと本日一の功労者を振り返る。
「今日エミさん大活躍だったやん!」
「えへへ、そう?」
照れ臭そうに笑うエーミールの姿からは想像も出来ないが、こいつはさっきの戦闘で巨人の足を文字通り引っ張って足止めしていたのである。
良かったぁなんて呑気に言う様子に罵倒混じりの賞賛が飛ぶ。
「何で二十メートル級の巨人の足単騎で止められるん?重機か?」
「よっ怪力!」
「人外!」
「童貞!」
「今言ったの誰や?!それは関係なーーー」
ドサッ
「ーーーえ?」
元気に騒いでいた姿が視界から消えた。音のした方へ視線を下げると床に倒れたエーミールが。
「エミさん!!!」
いち早く駆け寄ったゾムが叫ぶ。その声にはっとして顔を覗き込むと不健康代表の大先生やショッピよりも悪い、蒼白と言うに相応しい顔色が目に入った。
「す、すぐに救急車呼ばな!」
「ま、っ、て…」
慌てる俺達を震える声が呼び止める。
「えねるぎー、ぎれやから、さとにれんらくを…」
スマホを取り出す手も震えていて、まともに操作すら出来ていない。それを見かねて手からスマホを取り上げ電話の履歴を開いた。
「さっきの電話の相手母親って言ってたよな?一番上のにかけるわ。」
「そうやけどっ、じぶんでほうこくするから、」
「阿保、そんなんで連絡したら親御さん余計心配するやろ。」
「そゆことや。大人しくしとき…あ、もしもし?」
急に焦り出したエーミールをおさえて電話をかける。ワンコールで繋がった相手は知った番号からの知らない声に怪訝そうに聞いて来た。
『もしもし…どなたでしょうか?』
「初めまして、エミさ…エーミールの同僚のシャオロンていいます。エーミールの親御さんですか?」
『ああ!シャオロンさんですか。初めまして。エーミールの母です。息子からよく話は聞いてるわ。』
存外若い声が嬉しそうに話す様子に一瞬虚をつかれた。どんな話をされているのか気になるが、エネルギー切れとやらについて聞くのが先だ。息を詰めて注目する背後の四人に聞こえるようスピーカーをオンにして話し始める。
「あの、エミさんが倒れてしまって、意識はあるんですけど救急車呼ぼうとしたら『エネルギー切れやから郷に連絡を』って止められて、」
『あら、やっぱりエネルギー切れちゃったのね。“食事”した方が良いわって言ってるのに一向にしないんだから…』
「へ、」
「どういうこと、ですか。エミさん大食いやしいっつも沢山食べてますけど。」
いつものエーミールに合わない内容に固まった俺に代わりショッピが問う。電話の声は少し考えた後納得したように返した。
『…ああ!人間の食事のことね。それでもエネルギーは摂れるのだけれど、とっても効率が悪いのよ。エーミールは若返りも変身もせずにエネルギーを節約しているけど、お仕事で怪力を使う場面が多いみたいだからいつか尽きてしまうんじゃないかと思っていたらやっぱり…“食事”が初めてでも郷の方で“準備”するって言ってるのにあの子ったら頑なで。』
若返り、変身、聞いたこともない情報に混乱する。意図せずエーミールが大食いな理由が判明したが肝心なことは分かっていない。
「その“食事”って何を食わせればいいんですか。っていうか、若返りとか変身とかエミさんって何の種族ーーー」
『あら、あの子から聞いてないの?』
不思議そうな声があっさりと答えようとする様子に五人全員が注目した。
『私達の種族はーーー』
その背後でゆらり、と、
倒れ伏していた人影が立ち上がる。
『ーーーサキュバスよ。』
ダァン!!!!
一番近くにいたゾムが壁に叩きつけられた。反応する間もなく衝撃に座り込むゾムに影が肉薄する。
「何してくれて…ん゛っ?!」
じゅぷ、ぐちゅ、じゅるるるるるる…
その点のような口に舌をねじ込み吸う水音。引き剥がそうとするゾムの抵抗を力ずくで押さえつけてなおも吸う姿を呆然と見つめた。
滑り落ちたスマホからの声が膜で隔たれたように不明瞭に聞こえる。
『飢えたサキュバスにとって他種の雄、特に強い人外や魔力持ちの人間の体液は甘露に等しいわ…正気を失うには充分なほどに、ね。』
「…ぷはっ、」
ようやく口を離したエーミールの尻からずるりと長い尻尾が現れ、腰からは羽が、頭からはツノが生える。口からはダラダラと涎を零し、焦点の合わない瞳の奥にはハートマーク。
どろりと溶けるような甘い甘い声が強請る。
「ねぇ、もっと、ください…♡」
ぶわりと広がる甘い匂い。クラクラするほどの香りに誘われて手を伸ばした。
ーーーーー
続きは明日〜
コメント
2件

あッ…あの…ありがとうございます😭
え、待って待って待って!!エミさんサキュバス!?!?😳💕 ゾムさんに襲いかかる展開マジで予想外すぎて叫んだわ…「もっと、ください♡」の甘い声と尻尾ツノ生えるビジュアル、脳裏に焼き付いたんだけど!?!? 人外設定でここまでエモくてドキドキするのズルすぎるよアイリさん…続き待ちきれない😭🔥