けちゃside
け『はぁはぁ…いなくなった…?』
放課後
今、絶賛まぜたさんに追いかけられています
なんとか撒いてみんながいなくなるまでバレないようにいつものスペースに隠れる
ちぐ『おつかれー』
け『ちぐ、助けて…僕、もう無理…』
ちぐ『まぁまぁ、この機会にまぜたくんと話せば?』
け『そんなぁ…』
まぜたさんが話したいことはなんとなく分かってる
多分、修学旅行の話だろう
ちぐ『それにしてもけちゃ、よくまぜたくんから追いつかれないよね笑』
け『それは僕も思う』
ちぐ『…やっぱりさ、修学旅行行かない?』
け『…うん、もうこの足じゃ行くのは難しいと思うんだ』
ちぐ『そっか…じゃあ、みんなが行ってる間は俺と一緒にたくさん遊ぼ!!久しぶりにお泊まりもしたいよねー!それからね〜…』
け『…ふふっ、あははっ!!』
ちぐ『けちゃ?』
け『ふふっ、本当にちぐだけだよ、そうやって励ましてくれるの笑』
ちぐ『んふふっ、あったりまえでしょ!!俺はけちゃが大好きだからね!』
ドヤっ!と効果音がつきそうな顔で笑うちぐを思いっきり撫でる
誰にも理解してもらえないこの病気
唯一、親友のちぐだけがそんな僕のことを真正面から見てくれてそばにいてくれる
ま『けちゃー?』
しばらく、ちぐと話してるとまだ僕を探しているまぜたさんの声が近くで聞こえた
驚いた顔でちぐの方を見る
ここはちぐと僕の2人だけの場所
まぜたさんにバレるのも時間の問題かもしれない
け『ち、ちぐぅ泣』
ちぐ『あー、もうけちゃ泣かないで!…仕方ないなぁ、ここに隠れててね!』
ちぐの言う通り、物陰に隠れる
僕が隠れたのを確認し、ちぐはまぜたさんの方へ向かって話しかけた
ちぐ『あれ、まぜたくんじゃん!どうしたの?』
ま『ちぐさか、けちゃ知らない?』
ちぐ『ちぐでいいよぉ、けちゃならさっき俺と別れて家に帰ったよ』
ま『えっ!?そっかぁ…ちぐ、ありがと』
まぜたさんはちぐの言う通り、別の場所に走っていった
まぜたさんがいなくなったのを確認してちぐが戻ってくる
ちぐ『けちゃ、いなくなったよ』
け『うわーん!ありがとう〜泣』
ちぐ『ほら、今のうちに帰ろ!』
け『うん!』
2人で急いで校舎から抜け出し、家に帰った
コメント
3件
一気読みさせて頂きました😿😿 めちゃくちゃ好きです😽✨ 続き待機してます!!
がちで好き😭💕続き楽しみに待ってるね.ᐟ.ᐟ🫶💕︎︎