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尊い…あああ…語彙力があ゙…
本作は類司で○○しないと出られない部屋です。
司くんの片想いから始まります。
類くんは昔男性に襲われそうになった事から男性が余り好きではありません。
ちなみにR18
キャラ崩壊とか辛い描写もあるので注意
司視点です主に
目を覚ますとそこは白い部屋だった。周りを見渡すと部屋にはぺぺローションと水、モニター、そしてベッドがあった。どうやら俺はベッドで寝ていたみたいだ。ベッドから降りようとするとベッドの下には横たわる類がいた。
「類っ!いたのか‼︎」
『んっ?司くん?』
「おはよう類‼︎所で此処は何処か分かるか⁉︎」
『此処ーは何処だい?おはよう司くん』
「分からんベッドで寝ていた筈なんだがな、目が覚めたら此処に。」
『僕もだよ』
「うーん少し俺は見覚えがあるんだ。そろそろモニターに…」
そう俺が言うとモニターにSEXしないと出られない部屋と出る。やはりそうかと思い、隣の類を見ると唖然としていた。類には酷だろうな。昔男性から襲われかけたと言っていて過度な密着を好かないし、俺とも最近やっと触れ合える様になったのに。SEXなど…。流石に気持ち悪いか、とりあえずは部屋を探索するべきだな。あわよくば叶う筈のない恋のおみやげに類とSEXなど思ってはダメだぞ。天馬司。
「む、むーそうだなとりあえず部屋を探索して…類、手が震えているが大丈夫か?とりあえずこの事以外で脱出できる方法を俺は探す。だから落ち着いて待っていてくれ。」
あれから10分ほど経っただろうか。部屋を探索したが、見つかったのはモニターの後ろにあったアイマスクだけ、どうしたものか…と考えていた。
『司くん、やはり何も無いかい?』
「申し訳ないが、そうみたいだ。」
『司くん、SEXしようか。これに限ってはしょうがない。』
「いいのか類、俺は構わないが」
『しょうがないさ。確証は無いがこれに従わなければどうしようもない。』
「類は上と下…入れる方と入れられる方どっちがいい?」
『そうだな、下の方は生憎経験が無いから、』
「じゃあ俺が下をしよう。類目隠しつけてくれないか?」
『目隠し…?』
「類は相手が女性だと思ってくれた方が気が楽だろう?」
『それはそうだけど、余りに司くんに申し訳無い。後ろも初めてだろう。』
「SEX自体初めてだが、後ろは使った事があるから…大丈夫だ。」
『そ、そうなのかい。じゃあすまないね、』
「そのこんな事を言うのはあれだが、俺はお前を勃たせる自信が無い。見ないからそっちでしてくれないか?」
『あぁ、わかったよ。司くんは?』
「大丈夫だ。自分でできる、あっちを向いてくれ、」
そう言ってキングサイズのベッドで背中をむけ合わせる。ズボンを脱ぎローションで尻を濡らす。好きな人が後ろにいるのに。こんな虚しい事はない。ぐちゅくちゅと一本指を入れる。類を思って自慰行為でこっちを使う事はよくあったが、最近は忙しく久しぶりだったので少しきつかった。
指が丁度3本入った頃だろうか。グチュクチュというどちらの自慰行為の音かわからない水音だけが響く部屋を類の声が遮った。
『司くん、そろそろ…。』
「分かった。始めようか。アイマスクをつけてこちら側を向いてくれ。」
『うん、出来たよ?』
その言葉を仕切に類の方を向く。類のそれは完全に勃ったとは言えなかったが俺が自慰行為で使うディルドの2回りほど大きかった。類の顔を見ながらするのは辛かったので、類に背をむけ解れた俺の蕾へと類のそれを当てる。
類が俺だと思わない様。声を出さない様に。声を我慢する為に、前立腺を避けながら腰を落としていく。手で口を押さえながら、目隠しをした類に背をむけ白い壁を見ながら奥まで入れた。初めての本物の移入は未知の感覚と圧迫感、少しの気持ちよさと、虚しさだった。
生理的な涙か、虚しい好きな人との初めてのSEXからか、涙が溢れる。その事がバレるのが嫌で早く腰を動かす。気持ちいいのは類だけでいい。だから俺が気持ちよくならないように。あくまで性欲処理の為に腰をどんどん早める。それでも少し気持ち良くなる自分が嫌だった。
ふっ、んっという俺の声を抑えた苦しい声と時々たまに聞こえる類の吐息。そして水音が部屋に響く。あぁどうしよう苦しい、悲しい、そう思いながら人想いに腰を動かしていた時だった。
『司くん、泣いてるのかい?』
その行為を遮る類の声。一瞬腰を止めるが、俺の声を聞いたら類が萎えてしまうという恐怖からまた腰を動かす。一生懸命声を抑えて。涙を溢しながら。
『司くん、こっち向いてるかい?』
その質問にも答えず。一心不乱に腰を動かす。お前は、他の女の人を考えていればそれでいいんだと。
『司くん、こっち向いて』
そのいつもより何トーンか低い少し怒った声に腰が止まった。何を思ったのか類の方を俺は向く。でも、類の顔を見たくなくて、俺なのに、俺以外で気持ち良くなっている類の顔が見たくなくて口を両手で抑えながら、目を閉じて類のを入れたまま類の方へと向く。
『…司くん、目、開けて?』
嫌だっ。嫌だった。無様な自分の姿を見られたくない。目を開けたら、類に拒絶される顔しか想像付かなくて目が開けられない。
『…お願い』
いつもより甘えたその声に反応して目を開けてしまった。そうするとそこには目隠しを外した類が苦しそうな顔をしてこちらを見ていた。そんな顔を見ると自然と涙を溢しながら声が出てしまった。
「ごめんなさいっ類。満足させられなくてすまなかった。類の事好きだから。類が俺以外の女性を想像してしてると思うと。辛くて。」
類の胸でわんわんと泣いてしまった。恥ずかしい。見にくい。寂しい。全部嫌だった。
『司くん、ごめん』
その言葉に、涙が引っ込む、振られた。類に振られた。かっこ悪い。
『約束守れなくてごめん。やっぱり司くんとしているのに、司くん以外のこと考えるの失礼だと思って、司くんの事だけ考えてしてた、』
類の言っている事が分からなくて。類の胸の上で固まる。
『僕。勃たないと思ってたんだ、司くんはやっぱ男性だし少しトラウマもあって。でも、全然そんな事無かった。司くんが声押し殺してやっているのが申し訳なくて、目隠しを取ると司くん泣いてたから、ごめん。僕としたく無いんだと思ってたよ。だったらやっぱり一回止めるべきだって。でもそう考えてる時悲しかった。僕は司くんの事がいつのまにか好きになっていたみたいだ。』
「……は?」
理解が追いつかなくて素っ頓狂な声が出る。
「好き…えっとラブなのかそれは?」
『えっと、僕はそうなんだけど司くん…もだよね?違った?勘違い?』
焦る類が新鮮でおとなしい笑い声が出てしまった。
「もちろんラブだ!じゃあ両思いだな!」
『そう、なるね。』
「じゃあとりあえずこの部屋からでなければだな!」
『ッ‼︎ぁあんまり僕の入れたまま暴れないで欲しいんだけど…』
「あっす、すまない」
『それはそうとして、初めてはやっぱり見下ろしたいな。』
そう言って類が俺を押し倒す。
『えっと、初めてだから気持ちいいとこ教えてね。』
「ぁあ、…」
やばいどうしよう、一方的にやっていたと思って動いていたから寂しい思いでしていたから。両思いだと思うと急に嬉しくて気持ちいい…
そんな事を考えていると類がゆっくりと動き始める。
『司くん、声抑えないで。』
どうしよう顔見ながらやるのがこんなに気持ちいいとは、
「んぁっ、あっ”るぃるぃっ♡」
『なんだい?司くんッ♡』
「そこっッ好きッ♡前立腺っ」
『ここだね』
そう言って類は的確に俺の好きな所を当ててくる。さっきまで意図として避けた場所、急に来た刺激がダイレクトに脳に響く。
「るいっるいっりゅい!っ”」
どうしよう幸せだ。
「いくっるいっ♡」
『僕もだよ。一緒にいこうね』
そう言って動きを早める。どうしようSEXってこんなに気持ちいいんだ。いや類とだから。幸せだ。
その後一緒に果てた後。いつの間にか自分の部屋にいた。後ろも濡れて無いもしかして夢だったのか?と思っていたとき。類からLINEがきた。
『愛してるよ、司くん』