テラーノベル
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同時に勇斗の重さが全身にかかる
あったかい、柔らかくはないけど心地良い
先ほどまでの鋭い、狼の様な圧も消え去りほっとする
「はやと」
圧は消え去ったが言葉を発さない
胸元にあるふわふわとした頭を撫でる
「ごめん、余裕なくて」
普段よりか細い声が聞こえてくる
好き、だから他の人の匂いするだけで
むかつく。
お前人との距離ちけえし、匂いが移るくらい距離感バグだし。
柔太朗とは言え他の人の匂いつけないで
と、ぽつりぽつり続けて話す。
俺以外の匂いさせないで、お願い。
と消えゆく声で言い終わると
また頭をぐりぐりと胸元へ押し付けてくる
ぐりぐりと押し付けてくる反動で髪が揺れ
ふわっと勇斗の香りが広がり包まれる
俺の、大好きな匂い
コメント
1件
第6話、読み終えました。勇斗くんのあの「俺以外の匂いさせないで」の言葉、すごく刺さりました。普段の鋭い圧から一転して、か細い声でぽつりと本音をこぼすところに、彼の不器用な愛情と脆さが溢れてて……。胸元にぐりぐりと頭を押し付ける仕草も、独占欲でありながら甘えているようで、なんだか愛おしくなりました。続きがすごく気になります。素敵なエピソードをありがとうございます🌷