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「解毒の可能性」
ふと考えた。目標は強い毒を使う。それは脅威だ。
だが、 弱さの裏返しなのでは? と
強弱にしても毒を使う以上、本体には決定打が無いと考えるのが妥当だろう。でないと毒の必要性が皆無になる。
そこで、 解毒すれば逃げれるのでは? という疑問が出てくる。
(解毒したところで、逃げれるとは思えないが…)
とりあえず解毒剤を作ってみることにした。
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解毒剤を作るにあたって必要になるのは毒である。
毒を制するには毒の抗体(血清)が必要だからだ。
血清作りには二通りある。
・動物を使う作り方
・人間を使う作り方
今回は後者のやり方をやってみる事にする。
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まず、人間(血液A型)を1人と採取した毒を用意する。
あとは毒を少量ずつ人間に注射していくだけだ。
(最初はかなり薄めた状態、徐々に濃度を上げていく)
今回の毒は痺れや痙攣などの死に至るものではないので多少のミスは大丈夫だろう。
最後に人間の血液に抗体が出来てる事を確認し、血を抜いて冷凍保存しとけば完成である。
(簡易的な作り方なので効果があるかは保証できない)
純化すらしてないが…
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実験開始である。
実験体に血清を打ち、餌になってもらう。
血清が完璧ならば抗体が体の中に出来るはずである
死因はアナフィラキシーだった。
最初は動けていたのだが、巣の粘度が凄まじく逃げることは出来ないようだった。そこに目標の追い打ちの毒。即死である。
しかし、次の実験体に奇跡が起こった。
一人目同様に即死すると思われたが、耐えたのである。3回噛まれても死なないのである。
次の瞬間、目標が取った行動に驚愕した。
実験体に毒が効かないと分かった瞬間、首を前腕で刎ねたのである。
本体に決定打が無い?そんな考えは崩れ去った…
私は考えていなかった。何故 前腕だけが、あんなに発達しているのかを…
目標は何故毒を使うのか?
処刑日に続く
追記
周りが騒がしい…