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HELLOです。𝓡𝓲𝓷です。
あのですね、別サイトの創作読んでたら文章上手すぎて悔しくなってきたんで、ノベルで書きます。
チャットノベルだと他の作業あって難しい…
あ、楓夢さんのコンテスト作品です!
テーマは『好きになってくれてありがとう』
なんとなくしょーいむにします(*^^*)
それではいってらっしゃい👋
⚠️ATTENTION⚠️
🎲BL二次創作です
🐇💎です
死ネタあり
苦手な方、地雷さんは右回れ推奨です
主は文章が下手です。
よろしくお願いします。
※なお、本人様とは一切関係がございません。
ご了承ください。
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何の変哲もない出会い。
何の変哲もない日常。
何の変哲もない感情。
だから、
僕は君を殺してしまう。
💎視点
僕は、私立いれいす学園高校2年生ほとけ。
今日は一学期最終登校日の前日。
「はぁ…♡」
「わぁあ!!!急に何よしょーちゃん!」
この子は僕の幼馴染のしょーちゃん。
急に僕の手にペタって張り付いてきました。
「いむくんの手、冷えピタみたいやなぁ…」
冷えピタみたいやなぁ…じゃなくて!
気持ちよさそうで何より…じゃなくて!
何感傷に浸ってんの!?(?)
たしかに暑いから僕の手気持ちいのかも知んないけどさ!
急に手にほっぺくっつけてきたら、若干恥ずいしびっくりするよ!
「んむうっ」
「うわぁいむくん」
腹が立ったのでひっぺがしてやった。
「そんな嫌がらんでええやん〜」
からかい気味にしょーちゃんが言ってくる。
いやいや昔から変わらなすぎでしょ。
「それより勉強しなくていいんですか〜、万年赤点マンさん?」
さっき一緒に勉強しよって言われたんですが?
「いむくんに言われたないわ!」
「…いや僕一応、成績いいからね!?しょーちゃん大体赤点だけど、僕一応クラス内トップぐらいだよ?!」
「いやでもあほやん」
…なんか否めないんだけど。
「テンパードア見て開いてるって思い込んで突っ走ったりぃ、僕階段飛び降りれるとか言って飛び降りたら足くじいたりぃ…」
…んむうううううううう!!!!
「古傷を抉るなあああああああああ!!!」
(このあと勉強頑張りました)
「うおああああ!!疲れたあああああ!!!」
しょーさん、全力の背伸び。
「お疲れさまぁ、しょーちゃん」
ずっと横で見てたけど
…しょーちゃん全然進んでなかった気がするんだけど、気のせいだよね?
「そや!いむくん久々におばちゃんとこのアイス買いに行かへん?」
おばちゃんとは近所の駄菓子屋の店主さんのこと。
「え、がてぃ?!」
「がてぃ、やめて」
いや冷た。僕いつもしょーちゃんに乗ってあげてるじゃん。
「行く行くぅ!」
「よっしゃあ!じゃあ行くでぇ!!!
ぶいーーーーーーーーんw」
かばんをぶんぶん振り回して教室から出ていくしょーちゃん。
一周まわって器用じゃない?
ていうか!!!
「ちょ、しょーちゃん待ってぇ!!!」
「おばちゃん!久しぶり〜」
「お久しぶりです!」
「おぉ、しょーちゃんとほとけちゃんやねぇ」
ここのおばちゃんには幼い時からずっとお世話になっている。
「ほとけちゃんも敬語使うようになっちゃったんやねぇ」
「昔は友達みたいな話し方だったような気がします…」
「おほほ、ええんよええんよ」
昔から通っているのもあるんだろう。
なんか安心するな、ここ。
「おばちゃん優しいからいいけどしょーちゃんも敬語使えるようになってよ!!??」
「おばちゃん!スイカボー貰うな!」
やば全然話し聞いてないやこいつ。
「ふふふ、あい100円ね」
「ん!あんがと〜!」
「え、待って待って待って待って」
しょーちゃんめちゃ颯爽と出てくじゃん。
「あ、僕ジャリジャリ君1本お願いします!」
「あいよ、70円ね〜」
「ありがとうございます!また来るね!」
「いつでもおいでよ」
勢いでタメで喋っちゃった。
いやそれよりも、
しょーちゃん!!!???
「ガチでしょーちゃん待ってよぉ!」
「いむくん走ってきなぁ!!!!」
も〜〜〜〜〜う!!!
「はぁっ、はぁっ、はあっ」
「よく追いつきました♡」
しょーちゃんニヤニヤしすぎ。
「喋り方めちゃくちゃムカつくんだけど」
「ごめんごめ〜ん!
それよりさ!やっぱ夏はスイカボーに限るやんな〜」
絶対ごめんって思ってないじゃん!
いやでもこれだけは言わせてもらう。
「夏はジャリジャリ君しか勝たんでしょ!?」
「え…?」
「え…?」
何その反応。何その呆けた顔。
「おおん!?!?今年もやるか〜!?!?」
「ほほぉ!?!?臨むところだ〜!!!」
これは毎年夏の恒例行事。
…特に意味は無い。
(ちなみにここまではどっちかというと茶番)
「スイカボーはな?まず、見た目が夏やねん。あのThe新鮮なスイカ。そして、あの種という名のチョコチップ。あれが天才的。」
「いやいや、ジャリジャリ君はあのガッツでのあのコスト。そして今150種類以上(本物ガチでそうらしいです)ものバリエーションなのよ!」
「いやスイカボーやで」
「いやジャリジャリ君だね」
「いやいやスイカボーやわ」
「いやいやジャリジャリ君だよ」
「スイカボー」
「ジャリジャリ君」
「スイカボー!」
「ジャリジャリ君!」
「スイカボー!!!」
「ジャリジャリ君!!!」
「はい、ミズタケロン。」
「?
…ww」
「?いむくん?」
「…しょーちゃんそれw
水掛け論だよね?w」
「ぇ、まじ?」
「うん、まじ」
しょーちゃんはなにか考えるような素振りを見せて
「僕めっちゃ恥ずくない?」
と一言。
「あはは!wしょーちゃんばーかばーか!w」
「…いむく〜ん?」
あれ、しょーちゃんめっちゃキレてる?
なんかめっちゃ近づいてくるし。鼻触れそうですが?(いやそれは僕パニくるからやめてほしぃ…)
しょーちゃんちゃんとキレた時、押し殺すみたいに笑ってるんだよなぁ()
「あ、僕逃げま〜す」
「…じょーだんじょーだん🤘」
いつもの笑顔に戻った(ふりしてる)
「それでも怖い」
「いむくん結構ひどくない?泣」
「ひどくない」
てか、普通にまだ怒ってるでしょ
「なんかぁ…」
「…くだらな、僕達」
ふと口から出た言葉。
「…くだらんよ、僕楽しいからいいけど笑」
しょーちゃんは笑ってる。なんか僕も笑えてきた。
最初はクスクス笑ってる感じだったけど、段々バカ笑いみたいになってきて、収拾がつかなくなってしまった…
しょーちゃんの笑い方ってつられてくる。ずるい。
いや、そのおかげで僕が楽しめてるのは事実なんだけど。
「いむくん、日暮れるよ?笑」
「はやっ笑」
「じゃ、僕そろそろ帰るわ!」
「りょーかい!また明日ね、しょーちゃん」
「また明日〜いむく〜ん!」
「明日で一学期最後だね〜!」
「そやな〜!」
「ス○レッチーズおもろいよね〜!」
「あんま水掛け論引っ張らんといて〜
そして全然関係ないよね〜
あといむくん話長いね〜?」
「ごめんごめん!
なんか名残惜しいじゃん?こーゆーの。」
「わからんくもないけどさ〜」
「じゃ!いよいよまた明日ぁ!」
「おん!でもずっと手振ってるから手痛いとだけ言っとくわ〜」
「それもごめ〜ん笑」
僕はしょーちゃんが見えなくなるまで手を振った。しょーちゃんは優しいから、ずっと手を振り返してくれた。
ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒
「ただいま〜。」
他に誰も帰ってきていない家に、僕の声だけがこだまする。
さっきまであれだけ盛り上がっていたのもあってか、それがなんとなく淋しく感じて、ため息をついた。
スマホをつけたそばからLINEを開く。
僕はようやく覚悟を決めた。
『しょーちゃん、急だけどさ』
『明日の放課後、いいタイミングで屋上来てくれない?』
文字を打つ手に迷いは無い。
いや、迷ってる暇など作れない。
直ぐに返信が来た。
『ええよ〜』
返信が来て、もう後戻り出来ないのか、とようやく思った。
悔いはなかった。
ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒
次の日、僕は屋上で彼を待っていた。
生憎にも、茹だる夏の晴れだ。
僕暑いの嫌いだしさ。
よりによって”こんな用事の日”に、
こんな眩しい太陽かよ。
そして少し先にはもくもくと盛りあがった入道雲。
僕の気分はあまり上がらない。
ひとつだけ良かったのは
「僕としょーちゃんの色だ」
空の大きな水色に、浮かぶ雲の白色があることだ。
そんなことをぼやきながら、
僕はフェンスの上に腰をかけた。
「いむくーん?」
「あ、しょーちゃん。おつかれ」
「…うん、いむくんもおつかれ」
彼は少し戸惑ったように見えたけど、すぐに笑顔を咲かせて、僕の方に来て、横に座った。
「あのさ、しょーちゃん。実は僕n…」
「アイスなんでしょ?」
ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒
🐇視点
僕は幼稚園でいむくんに出会った。
今考えると、一目惚れだったような気がする。
グッと引かれる魅力を感じた。
でもその時は、そんなの分からなかったし、男なのに?とか思ってたけど、
ただただ話したくて、遊びたくて、一緒にいたくて。
みたいな感じだった。
そして僕がアイスとジュースという存在を知ったのは母さんからだった。
母さんはかなり前から精神的に病んでいたそうだ。
なのに、僕にはそんな素振りほとんど見せなくて。
でも、中学生になる前、母さんは僕に母さんの秘密と僕は誰の子なのか教えてくれた。
まず、
僕は、望まぬ体の関係を持たされた男との子供らしい。
その後、その男には見捨てられ、でも母さんは産むことを決意した。その決意に僕は心から感謝している。
そして母さんの秘密は、
母さんが本当に好きになった人と付き合うと、相手は数日の間で亡くなってしまう、そして死亡要因は不明だということだった。
最初は高校生の時、2度目は僕が産まれたあとだったそうだ。
そんなことが重なり、母さんは精神的に病んでしまったと。
僕は正直母さんの秘密が気になった。
それで、これに関して調べてみて出てきたのが
アイスとジュースの関係だった。
それは、アイスという人種は、ジュースと結ばれると、近いうちに亡くなってしまう。
そしてアイスは他人に比べて体温が低く自覚があり、ジュースは自覚がない…と。
恐らく母さんはジュースなのだろう。
そして同時に僕はあることに気づく。
「いむくんって体温、生まれつき低くなかったっけ…?」
もし、いむくんが本当にアイスだとしたら、
アイスは
『ジュースと惹かれ合う運命にある。』
僕が、周りが見えないほどいむくんに惹かれたのは…
僕がジュースだから?
そうならば、大好きな君にこの心を伝えたら、
僕は君を殺してしまう。
ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒
「いむく〜ん?」
昨日言われた通りに屋上に行くと、
いむくんは屋上のフェンスの上に座り込んでいた。
いむくん、たまにふざけてフェンスに乗ることがあったけど、
たぶん、今日は大真面目なのだろう。
少し怖かったけど、そこにいるのがいむくんであることはたしかだから。
僕は彼の横に腰掛けた。
「あのさ、しょーちゃん、実は僕n…」
「アイスなんでしょ?」
君が僕に言いたいことぐらいわかる。
いつからの付き合いだと思ってんだ。
…と言いたいところだったが、実際は当て勘だ。
💎視点
「なんで…それを?」
「僕に隠し事を出来るとでも?」
たしかにしょーちゃんに隠し事してる憶えが無いな…()
「そうは思ってない…」
「でしょ?」
いつもの嫌味ったらさがあったけど、それにムカつくようなことはなかった。
「それで?」
「…僕、しょーちゃんがジュースなんじゃないかって」
これは、僕がアイスであることを自覚したくらいから思っていた。
しょーちゃんと顔が合わせられない。
「…ていうことは?」
しょーちゃんはきっと笑ったままにちがいない。
愛想笑いかな?どんな心情なのだろう。
「…」
こんな僕だけど。
「どうしたの?」
「僕と付き合ってください」
どうしようもなくしょーちゃんに惹かれた僕。
しょーちゃんはジュースかもしれないのに。
もし、しょーちゃんがジュースだったら、
ごめんね
これしか言うことがないんだ。
「はい、もちろん。」
彼の優しい声でそう返された瞬間、嬉しさとか緊張とか恥ずかしさとか色々あったけど、
良かったと心底思った。
ちゅ
突然僕のくちびるに柔らかさを感じる。
少し時間が経ってキスをされたのだと思い、
一気に恥ずかしさが押し寄せてきた。
だけど、しょーちゃんといる安心感は大きい。
ふらっ
アイスが溶けるみたいに僕の体から力が抜けていく。
視界が眩む。
こんなにすぐに来るなんて、
どれだけ”あつい恋”だったのだろう。
僕は後ろに倒れていく。
少し違うけど、最初からこのつもりだった。
僕は君の手を引いていこうかと思っていた。
でも、しょーちゃんがピクリとも驚かず、
口をつけたまま、流れに身を任せていた。
でも、左手は僕の手を支えて、
絶対に離さないという心が、伝わってきた。
本当に何でもお見通しなんだろうな。
「ほとけくん…だよね!よろしくね!」
何の変哲もない幼稚園での出会い。
「いむく〜ん!あーそぼー!」
何の変哲もない日常の中の楽しさ。
「いむくん、ありがと」
何の変哲もない心の鼓動。
いっぱいからかってきて、いっぱい喧嘩して、いっぱい笑わせてくれて、いっぱい慰めてくれちゃって、いっぱい優しくしてくれた。
絶対に何の変哲もない恋だった。
でも、君は優しいから。
きっと、自分のことを追い詰めてしまう。
その前に、
僕は君を殺してしまう。
🐇視点
君はきっと、最初からこうやって身を投げるつもりだったのだろう。
フェンスに腰かけているのを見た時から何となく悟っていた。
もし、いむくんが恋によって死んだら、
僕には何が残るというのか。
そんなことをずっと前から考えていた。
…今考えると、少しくだらない。
君は、僕がそうやって想い悩んでしまうことが全部わかっていたのかな。
僕は君を離さない。
いや、離せない。
…正直気に食わない。
僕達の想いは、ただのあつい恋心だと言うのに。
なぜ、君は死ななければならないのだ。
どうして、君は生きれないのだ。
こんなことを言ったら、君はどんな顔をするんだろう。どんなことを言うんだろう。
少し眉を歪ませて、『しょーちゃんは気にすることないよ』とか言うんだろうか。
キスをした時には瞑っていた目を開ける。
君がにこやかになったみたいに見えた。
僕が1番大好きな人の1番大好きな顔。
そうやって見えたのが、気のせいじゃないといいな。
💎視点
朦朧とする意識の中で僕はなんとかしょーちゃんを捉えた。
君に自分を追い詰めて欲しくなかった。
…本当にそう思っているけど、こんなの僕の言い訳に過ぎないかもしれない。
それでも、君が僕の心に沿ってくれるなら。
それでも、君が僕を見つめてくれるなら。
最期の力を振り絞って微笑んでみせた。
死ぬ時も、君と一緒が良かった。
こんな時も、君は優しいから。
なんの反抗もしないで、僕を離さないでいてくれたんだと思う。
こんな僕が好きになってごめんね。
あと、
こんな僕を好きになってくれてありがとう。
『何の変哲もない恋だった。』
❦ℯꫛᎴ❧
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おかえりなさい ⸜(´˘`❁) ⸝
クオリティを上げたくてダラダラ書いてしまった…
気づいたら6500字…
ん?意外と普通か?
正直、会話文とかは頑張った(๑•̀ㅂ•́)و✧
あとですね、最初しょーさん幻覚エンドを考えたんですけど、ここまで書いてそれは無いなと自分で思ったので辞めました。
楓夢さん、コンテスト参加宣言からだいぶ遅れてしまいましたm(_ _)m
楽しかったです!!!!(聞いてない)
てことで!!!!!!!
おつりんでした👋