頑張って書きます!
凛side
変わらないね…?
俺にそんなに会ってないのに…?
何が変わらないんだ?
潔「じゃぁ、全員揃ったな」
何が始まるんだよ。
氷織「凛くん、嫌かもしれんけど」
氷織「凛くんの家庭情報、話してくれる?」
凛「嫌に決まってんだろ」
氷織「そうやろな…」
凛「分かってるなら聞くなよ」
誰が名前も知らねぇ奴に自分のプライベート話すか。
サッカーの世界じゃそれも当たり前だろ。
潔「でも、これもこれから家族になるからのことであって…」
潔「ほら、家族なんだからお互いのこといろいろ知っとかなきゃだろ?」
家族…?
凛「血も繋がってねぇのに家族とか言うんじゃねぇ」
凛「分かった、お望み通り1つだけ教えてやる」
みんな「!」
凛「俺はお前らとは違う」
氷織「違う…?」
凛「愛されて育ってない」
みんな「!?」
凛「だから、愛されて育ったやつに話したってなんの意味もねぇんだよ」
凛「どうせ可哀想とか思われて終わるんだ」
凛「分かんねぇよな、可哀想っていう言葉がどれだけ心がえぐられる言葉か」
氷織「そんなことないッ!」
凛「うるせぇッ!」
凛「お前らどうせ愛されて育ってきたんだろ…?」
凛「どうせさっきだって可哀想とか思ったんだろ…?」
凛「愛されて育ったやつはなッ!」
凛「来世でもッ!ずっと愛されて育つんだよッ」
凛「それに比べて愛されて育ってない俺みたいなやつはッ」
凛「来世でもずっと愛されずに育つ運命なんだよッ」
凛「そんな俺みたいなやつの可哀想な話なんてお前らが聞いても可哀想とかしか思えねぇんだよッ!!!」
氷織「可哀想なんて思うわけ無い!」
凛「そういうやつが思うんだよッ」
氷織「僕だって愛を注がれずに育ってきたことぐらいあるッ!!」
凛「じゃぁ聞くけどなぁ」
凛「どうやって育ってきたんだよ」
凛「1から説明できんのか?」
氷織「僕はずっと期待されて育ってきた」
氷織「小さい時は僕のことちゃんと愛してくれてるって思ってた」
氷織「けど、両親が愛してたのは僕じゃない」
氷織「他の誰でもないッ」
氷織「僕の才能やッ!!!」
氷織「だから凛くんのことも可哀想なんて思わずに共感できるッ」
氷織「他のみんなも同じや」
凛「どうせ嘘なんだろ…?」
潔「嘘じゃない」
烏「いじめられた経験だってあるで」
乙夜「何も感じずに育ったこともあるよ」
凪「大切な人泣かせたこともある」
氷織「みんながみんな愛されたってわけやないんよ」
凛「ッ」
氷織「話してくれん?」
凛「可哀想って思わない?」
氷織「うん」
凛「…俺の母さん、病気だったんだ」
凛「けど、4年前に死んだ」
凛「それから親父、母さんが死んだの俺のせいとか言い始めて」
凛「それから暴力された」
凛「けどそれはマシな方だったんだ」
凛「3ヶ月前から何もくれなくなった」
氷織「なにもって言うのは?」
凛「生活に必要なもの」
凛「食べ物、服、他にもある」
凛「ちょうどその日から酒盗んで来いとか」
凛「お腹空いたとか言っても」
凛「自分で盗んで来いとか言うんだぜ…?」
凛「それからだんだん暴力も酷くなってきて」
凛「こないだ俺が頭から血流して包帯巻いてくれたことあったろ?」
凛「あれ、親父がワインの割れた欠片で殴ってきたんだ」
凛「おかしな話だよな」
凛「これが俺の全てだ」
氷織「ひどい…」
凛「え?」
氷織「ひどい…」
凛「何言って…」
氷織「そんな歳で盗みさせられて何ももらえない上に虐待までされてたんやろ!?」
凛「そうだけど、」
氷織「僕、君のお父さん許せんわ」
潔「俺も」
烏「明日凛の家行って訴えようや」
乙夜「んじゃ俺も」
凪「今回ばかりは俺も行かなきゃだね」
烏「そうとなれば明日行くで!」
なんだよこれ…
俺がこんなに愛されていいのかよ…
凛「…が…と」
潔「え?」
凛「ありがとッ!///」
氷織「!、うん!」
乙夜「照れてる〜」
凛「うっせぇ照れてねぇよ!」
乙夜「かわうぃ〜」
一緒にいて安心する…
この人たちなら
一緒に居れるかも…!
さぁ、どうなってしまうのか!?次も楽しみにしててねん。
コメント
2件
り、凛ちゃぁぁーん!悲しーよ、( ˘•ω•˘ )でも、良かったね!凛ちゃん!