テラーノベル
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𐐪 はじめに 𐑂
・so→(→→→→)←←←lp
・嘔吐表現🐜
・割と💜が酷いです。なんでも許せる方向けჱ̒^ᴗ ̫ ᴗ^
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__恋愛、というのは 必ずしも甘酸っぱいものだったりキラキラしているものというわけではない。現実はもっと辛くて、苦しくて、死んでしまいそうになったりもする。俺が恋したあいつの あの優しくて大きな手も、柔らかく包み込んでくれるような声も、途端に場が明るくなるあの笑顔も。俺のものになることは到底無い。
……どう、足掻いたって。
「 ロゼ~、このあと飯行こ! 」
「 ん~、行くいく。 」
そんな2人の会話が聞こえた、6人集まっての撮影終わり。 ロゼを誘った声の正体はしおんくん。何を隠そう、俺の想い人だ。
きっかけ、というとあまりピンとくるものはない。けど初めて会ったあの日、「この人に一生付いて行きたい」「俺はこの人とずっと一緒に活動してくのかもしれない」と思ったあの日から 俺は彼に惹かれてたのかもしれない。それから月日を重ね、心音くんのことを知っていくうちに「好き」という気持ちに気がついた。
シャンプーを変えてみたら次の日気がついてくれた。髪を切った時も、色々仕事が山積みすぎて寝不足だった時も、1番に気がついてくれた。
そんな心音くんのことが誰よりも好きだし、心音くんと1番仲がいいのも俺だとおもってる。なのに。
「 あーでも…ちょっと待ってて心音。 」
「 ねぇらぴちゃ~ん!らぴちゃんもこのあとご飯行かない? 」
「 …あ~…… 」
ロゼは気を利かせて俺も誘ってくれた。こいつは俺のしおんくんに対する恋心に気がついているから。
それでも俺が今濁った返事をした理由。少し左にズラした視線の先。
「俺はロゼと行きたかったんだけど」と言わんばかりの彼の顔。つまり俺は今邪魔者だ。
「 俺は…ええわ。2人で行ってき。 」
「 え、でも… 」
「 また、!また誘ってや、な! 」
俺は今、上手く笑えてただろうか。
心音くんに胸の内を悟られないよう、上手く、自然な笑顔で。
「 …そっか、じゃあまた今度ね。それじゃ、おつかれさま~! 」
「 ん。おつかれ~。 」
ロゼが俺に背を向けた瞬間、しおんくんの顔が緩んだ気がした。まるで、ようやく邪魔者が消えたかのように……というのは被害妄想が過ぎるかもしれないが。
「 早く行こ~ロゼ。俺さぁ、今日” 2人で “話したいことあんだよね~。 」
「 えぇ?笑 なんかあったの? 」
「 ……っ、 」
__2人で
心做しか、そこだけ強調されて聞こえた。しおんくんにとっての俺というのが垣間見えた気がした。
「 …しんど、笑 」
俺と心音くんの仲は確かに数年に渡って続いてる。たまに喧嘩もするけど、それで不仲になったとかはなかった。
それなのに最近、どこかそっけなく感じる。俺より、俺以外のメンバーやファミリーといる方が楽しそうに感じる。キャンセルされた出かける予定の日に、ころんくんと遊んでいる写真がインスタのストーリーにあがっているのを見た日もあった。つまり俺は天秤にかけられた結果、負けたのだ。
いくら叶わないとわかっていても、友達以上も以下もないとわかっていても、それでも流石にしんどいし辛かった。
「 …あ…電車間に合わへん…はよ帰ろ。 」
ぼーっとした頭でうわ言のように呟く。それからは、どうやって帰宅したのかあまり記憶になかった。
« xxx_xx がストーリーを更新しました »
ぼーっとXを見ていたら現れた通知。心音くんのIDだった。
「 ……ストーリー…? 」
…その時点で変な胸騒ぎがした。
頭では開かない方がいいと言っているのに。見るのが怖いはずなのに。それなのに、どうしても指は自然と通知のバナーをタップしていた。
『 こいつガチ1番おもろい最高WWW 』
真っ先に目に飛び込んできたのは、飲食店で撮ったと思われるツーショットの真ん中に書き込まれた文章。お互いにっこにこで肩まで組んでやがる。なんだよ、なんか距離近くねぇか。
「 ……1番、か。 」
その次に引っかかった、1番という単語。人間関係の序列を決める1番というわけじゃないけど、なんか引っかかった。
「 じゃあ、心音くんにとって俺は何番目なんやろ。 」
どうしたら、俺が1番になれるんやろ。どうしたら、また俺を見てくれるんやろ。
今あの場にいるのが、ロゼじゃなくて俺だったら。
ロゼなんて、いなけりゃ___
「 __あ、れ…? 」
俺今、何考えて………
「 ……うッ゙… 」
どうしよう、どうしようどうしようどうしよう
俺は最低や。しぬほど最低や。俺は今、友達の不幸を願った!自分の幸福のために!!
ああぁ、誰かおれを殺してくれ。こんな最低なおれが、しおんくんと結ばれる資格があるわけない!!!
「 おぇ゙っ…げぽッ、かひゅ゙ッ…!! 」
頭がぐるぐるする。考えれば考えるほど、更に気持ち悪くなる。誰か助けて。助けないで。気づいて。気づかないで。あーーもうわからへん。もういっそ、ここでこのままくたばってしまいたい!!!!
「 しおん、く…っ 」
すきになって、ごめんなさい
こんな俺が、こんな最低な俺が___。
_~~🎶
__ふいに、着信音が鳴った。
「 ……でん、わ…? 」
side···▸🥀
「 __あのさぁ、さすがに無いと思うわ。 」
「 …何が? 」
「 決まってるでしょ、らぴすのこと! 」
行きつけの飯屋の個室。向かい側に座る心音は驚くほどあっけらかんとしている。
俺が勘づくよりも少し前から、らぴすは心音ことが好きである。それはもう、少女漫画に出てくるヒロインのように純粋でウブで まぁ可愛かったのなんの。
「 え?あ~…らぴすね。 」
それなのにこいつときたら。最近急にらぴちゃんと距離をとるようになってしまった。今日も俺だけを誘ってるし。喧嘩したのか聞いても首を振るばかり。あんなにピュアな乙女のようだったらぴちゃんは、今では目に見えるほど元気がない。
「 そ。なんで急に冷たくなったわけ?らぴちゃん悲しんでるぞ。 」
「 …冷たくなってるわけじゃないんだけどなぁ笑 」
「 はあ?いやいやあれは冷たい以外何があんの!あのね、これ言うつもりなかったけどらぴちゃん__ 」
「 俺のこと好きなんでしょ? 」
「 ……は? 」
今、自分の耳を疑った。
バレている?らぴすの恋心が?こいつに?
「 分かってるに決まってんじゃん?笑 だって 」
「 俺の方がずっとずっと前から好きだったんだから。 」
「 …どういうこと、それ。 」
「 え~?そのまんま。ていうかロゼはさ、いつかららぴすが俺のこと好きになったか知ってんの? 」
「 あぁ、まあ…えっと確か 」
「 まって、言わなくていい。当てたげる。 」
俺の目には、今の心音は悪魔のようにしか映らない。それになんなんだ、当てたげるって。それってつまり、分かってるってことで……
「 半年前の⛌月⛌日。事務所にいた時だったかな。たしか撮影終わりに__ 」
……ただ、恐怖でしかなかった。
「 ……ひゅ…っ 」
なぜ、なぜ本人のように語れるんだ。
なぜそこまで緻密に記憶しているんだ。
当時のことを懐かしそうに、うっとりしたような顔で話す心音。それが怖くてたまらなくて、変な汗まで出てき始めた。
「 ……お前…それ……。 」
盗聴とかでもしないとできない、と続けようとしたところで、声が出なかった。直接話を聞いた俺ですら、半年前という情報と大まかなきっかけしか知らないのに。恥ずかしいからこれだけ、とか 絶対内緒な、とか頬を赤らめて語ったらぴすの顔がフラッシュバックした。
でもまさか、心音がそんなことするわけない。するわけないんだ。
「 …え?笑 」
…だけど、俺のせめてもの願いは無情にも砕かれた。
瞳の先で、スマートフォンを片手にへらへらと信じられない言葉が吐き出された。
「 もちろん、ずぅっと聞いてたよ。 」
「 盗聴器でね。 」
多分あと少しで、今俺は気絶してただろう。
「 どしたのロゼ、顔真っ青じゃん笑 」
「 ……おまッ…だって…… 」
やっとのことで声を絞り出す。聞きたいことが山ほどあるのに、どれから聞いたらいいのかわからない。
「 いや~可愛かったなぁ~あの時のらぴす!俺が好きってようやく自覚した日。あいつ家で一人でわーわー言ってるわけ笑 」
「 …やめろ、もう…… 」
「 ていうかさっきも。お前がらぴす誘ってた時さぁ、俺わざと嫌~な顔してみたんよ。 」
「 もう何も、言うな……ッ、 」
「 そしたらめっちゃしゅんとしてたわけ!笑 は~ぁ、無理して笑ってたのバレてないのでも思ってんのかなぁ?あぁ、あとさ 」
「 お願いだからもう何も言わないでくれ…!! 」
これ以上知ってしまったら、頭がおかしくなりそうだ。
「 ………でもさ、ロゼのおかげなんだよ。」
「 …は…? 」
「 ロゼはさ、らぴすと俺が結ばれるように色々してくれたじゃん?そのおかげで俺も” やりやすかった “よ。 」
「 やりやすかった…って、何が… 」
その問いかけには何も答えず、代わりにこれが答えだと言わんばかりに 心音は俺に無線イヤホンを片方差し出した。
「 ちょっと待ってて、さっきのツーショストーリーに載せるから。そしたら” 付ける “。 」
もう聞かなくてもわかった。これから俺が何を聴かされるのか。
ダメだと分かってるのに。それなのに、なぜか手にしたイヤホンを突き返すことが出来なかった。
「 …おけ、載せれた~。じゃあほら、いいもの聴かせてあげるから。 」
心音は慣れた手つきでスマホを操作し、何かをしている。
そして指の動きが止まったとき。またさらに不気味な笑顔が浮かんだ。恐る恐る近づけた俺の耳元のイヤホンから、何かが聞こえる………
『 ……ストーリー…? 』
「 ……っこの声…。 」
「 そだよ~、盗聴器スマホに連携してるからいつでも聴けるんよ。 」
「 …あっ、ほら見て。さっき載せたやつ。らぴかわい~笑 こいつ爆速で見るくせにいいね押さないの!いつもは押すくせに!わっかりやす~~笑 」
呆然とする中、耳にらぴちゃんの声が届き続ける。心音が入れ込んだテキストに、グラグラと精神を激しく揺らされているらしい。『1番』という、何気ないと思っていた単語に。
今なら嫌でもわかる。この文章は、この投稿は、全てらぴちゃんをぐちゃぐちゃに壊すため。そのために心音が敷いた、仕掛けだったんだ。
『 ……うッ゙… 』
─ バタバタバタ……
「 …え 」
「 らぴ、ちゃん?これ、 」
ふいに、らぴちゃんの嘔吐く声と慌てたような物音が聞こえた。
……これ、って
『 かひゅッ゙、! ぅ゙え…っ、けぽッ… 』
『 お゙えッ…はッ…ごぇ、らさ……っ 』
吐い、てる………。
え、これやばいんじゃ
「 しッ…しお、 」
前に目線を向ける。さすがの心音も、こんなボロボロになったらぴちゃんはほっとけないんじゃないかって……
「 ……うは、♡ ねぇ聞いた?ロゼ。聞いたよね?俺のせいで吐いてる…♡ 」
「 うわぁ~っ…かわい…♡ぐしゃぐしゃじゃん、らぴ…♡ 」
前言撤回。こいつには逆に着火剤でしかなかった。
耳の奥には、まだ苦しそうに吐瀉物を吐き出すらぴちゃんの声が聞こえる。呂律は回ってないが、時折「ごめんなさい」とか「しおんくん」と呼んでいる。それを聞いてまた幸せそうに笑う心音。
らぴちゃん、こいつはダメだ。逃げて。
……と言いきることが出来ないのは、やはりずっと応援してきた手前なのだろう。何も知らないらぴちゃんにとっては、この目の前の悪魔と結ばれることが最大の幸せなのだから。
「 …ん~~…さすがにちょっと可哀想かなぁ笑 」
「 あー、やっとここまで堕ちてくれた…♡ 」
そこで、ようやく音声が止まった。安堵と少しの緊張の解れで、酒の入ったグラスがすっかりぬるくなっていることにようやく気づいた。なぜだか喉がカラカラとしていたため、1口飲んだ。味を楽しむ暇などなかったけれど。
正面では、イヤホンを外した心音がスマホを耳にあてていた。
「 …繋がるかなぁ、笑 」
「 なに、すんの…。 」
見ればわかる。わかるけどつい聞いてしまった。この後こいつがどんな手を出すのか、どんな手でらぴちゃんを完全に堕とすのか。知りたくないのに。
心音はただ俺を見てにこりと意味深に笑うだけで、じきに電話越しに話し始めた。
「 ……あ、もしもしらぴす?今何してる?ごめん、今日俺ちょっと冷たかったよね?それで… 」
『 しおん、くん…ッ?なに、なんで……げほッ…』
「 …らぴす?どしたの、どっか調子悪いの? 」
声色は、本当に心配しているようにしか聞こえない。
だが表情だ。そんな声に釣り合わないほどの笑みが浮かんでいる。
『 ううん…ほんま、大丈夫やから……。 』
「 ほんとに?絶対そんなことないでしょ、ごめんこんな時電話して…!今度は絶対飯行こーねって言おうと思って…。 」
『 ……え…?ほんまに…?えへ…うれしい…。 』
多分わざとだが、らぴちゃんの声が俺にまで聞こえる。
自分を1番傷つけた、1番大好きな人。もちろん心音の策略など彼が知るはずないため、らぴちゃんにとって今の心音は「自分が辛い時駆けつけてくれた神様のような存在」なのだろう。飴と鞭、という言葉があるが 恐らく今こそそれを言うのに最適な状況だ。散々冷たくしといて、1番傷いている時にそこにつけ込む。それが心音の計画だったんだ。人間、そういう時に優しくしてもらうと堕ちやすいものだから。
「 …ていうかさ、今から家行ってもいい?普通にめっちゃ心配だわ。 」
『 ……いい、の…? 』
『 なら、俺… しおんくんに、会いたい……っ。 』
「 ……ッ♡♡ 」
「 うん、わかった。今から向かうね……♡ 」
……あー、もうダメだ。
「会いたい」とらぴちゃんから素直な欲求が吐き出されたところで、心音はこの上ないくらい満足したような顔を見せた。
俺の役目はここまで。あとはただ、2人の行く末を何知らぬ顔で見るだけなんだ。何も知らないフリをして、何もおかしくないフリをする心音に祝杯を送るだけ。
「 それじゃ、ロゼ 」
「 今日はここで、お開きにしよっか。 」
これで俺も、心音と同罪だ。
side···▸💎
『 うん、わかった。今から向かうね! 』
そこで終了した、心音くんとの通話。俺はまだ夢の中にいるような心地でいた。
まさかこんなタイミングで電話がかかってくるだなんて思いもしなかった。しかも1番会いたかった人から。ただ声だけとはいえ、こんなボロボロなところがバレてしまった。申し訳ない。
それなのに心音くんは冷たくするどころか、優しくしてくれた。まるでココ最近のあれが嘘かののうに。
「 あんな心音くん…久しぶりやったな…。 」
「 ……ん゙ん゙ッ…』
先程までずっと吐いていたせいで、喉がおかしい。吐きすぎて胃がほとんど空になり、終いには胃液までもがせり上がってきた。そのせいで痛んでいる。
「 …水、飲まな……。 」
後始末をパパっと済ませ、ズルズルと身体を引きずり起こしてなんとかトイレから脱出。よろよろ歩きながらコップに水を入れようとした。
「 あ……まって 」
「 俺玄関鍵かってないやん…。 」
ここの治安が良くて助かった。とりあえずしおんくんにそのまま入れることを伝えなきゃ。
…最後にまともにLINEしたの、いつだったけなぁ…。正確には連絡頻度は然程落ちていないのだが、最近は事務的なことばかりだったり簡素な返事ばかりだったから。
「 …あぁ~~……… 」
なんで、急に優しくしたの。
なんで、そんな心配してくれたの。
なんで、それならあの時俺を見てくれなかったの。
なんで、なんで、なんでなんで…………
「 …なんなんだよ…っ。 」
俺またもっと好きになっちゃうじゃん。もう俺にそんな資格ないってわかったのに。叶わないことも全部わかったのに。お前のせいだ。お前のせいで俺また苦しいよ。
「 っ…ひぐッ…… 」
なんて、また他責に逃げて。馬鹿だよなぁ。
「 どーしたのらぴ。そんなとこ疼くまって。 」
「 ……え…ぁ… 」
ふいに、頭上で声がした。
気づかなかった。ドアの音にも、足音にも。
「 ごめんな、ちょっと遅くなって。…泣いてんの?何があったの、 」
「 しお、く…ッ 」
身体を少しだけ起こすと、心音くんは優しく支えてくれた。手にはレジ袋を提げていて、俺のために何か買ってくれたんだとわかった。
「 ほんまに…会いに来て、くれたんやぁ…。 」
「 当たり前でしょ、らぴすは大事な相方なんだから。 」
思わず甘え倒したような声が出てしまった。多分顔にも出てた。
でも、「大切な相方」だと言う心音くんを一瞬信じていいのか分からなくなった。
「 …うそや…。 」
「え?」
だから、今度は俺がその手を突き返してしまった。
「 うそや、そんなの…!だったらなんで最近あんな冷たいん!? 俺…おれ…っ、 」
あぁ、もう自分じゃ止まれない。
とめどなく、隠してた思いが次いで出て来る。涙と一緒に。
「 俺こんな心音のこと好きなのに…!! なのにそのせいでずっと、苦しいんだよ…ッ。 」
「 ………。 」
あぁ、言ってしまった。
引かれる。今度こそほんとに嫌われる__
「 …そう、だったんだ。 」
「 ごめん…!俺がらぴすのこと、辛くさせてたんだな…。ほんとに、ごめん…。 」
──引かれると、思ってたのに。
むしろ心音くんは心から申し訳なさそうに俺に謝り、更には抱きしめてきた。
「 …え、 」
「 最近冷たかったのは、ほんとにごめん…。忙しくて、ちょっと余裕なかったかも…。 」
「 ……ううん、俺も…急に泣いたりして、ごめん…。 」
その温もりに、またもっと恋に落ちそうになったことは内緒にした。余計に困らせて今度こそ嫌われたくなんてなかったから。
「 らぴすが謝ることなんか無いよ。…とりあえず、水飲みな。あとゼリーとかも買って来たから。 」
「 “吐いちゃった後” だから水、飲みたいよね? 」
「 あ……うん、ありがと…。 」
ご丁寧にキャップまで開けてくれて、俺は鼻を啜りながら水を飲んだ。その間も心音くんは優しく見つめてくれて…………
………あれ、?
俺、『 吐いた 』なんて 言ったっけ……??
「 …らぴす?どうしたの? 」
「 ん、いや…… 」
「 …んふ、笑 さっきらぴすさ、俺のこと好きって言ってくれたよね。 」
「 え…あッ 」
俺のザワザワした気持ちを取り払うように、心音くんの手が俺の頬に触れた。
「 俺もね、らぴすのこと好きだよ。 」
「 もう寂しくさせない。もう辛くさせないから……。 」
「 ……ほん、まに…? 」
「 うん。絶対、うそじゃないよ。 」
そう言って、またぎゅっと強く抱きしめられた。
…心音くんも、俺のことすき…?本当の、ほんとうに……?
……あぁ、
なんかもう、それだけでいいや。
心音くんが俺を好いてくれるなら…それ以外はどうだっていっか。
「 …すき…ッ、 」
「 俺も。 」
「 ずっと、すきだった…っ。 」
「 俺も、ずっと好きだった。 」
まだ泣き続ける俺の涙を、しおんくんが指ですくった。愛おしそうに、優しく笑いながら。
その目には俺しか映ってなくて、それがまたたまらなく嬉しくて。あぁ、俺ってやっぱしおんくんがいなきゃ生きてけないんだって。
そのまま数秒見つめたあと、唇を重ねた。ずっと焦がれていた、その感触が知れた。幸せでたまらなかった。お互い1回じゃ終われず 何度も、何度も重ねた。
「 ……らぴす。 」
「 もう、” 離さない “ からね。 」
すきで、すきで、大好きな心音くん。
もうそれしか、俺は考えられなかった。
なんだかふわふわとした意識の中、心音くんの幸せそうな声だけが聞こえた。
「 やっと、俺だけのものになってくれたね……♡ 」
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
普段はvutrがだいすな私ですが、最近lp右にすっかりハマってしまったため初のsolpに挑戦してみました😌💕「可哀想は可愛い」というのが癖なため、気づいたら8500文字を超えていました笑 上手く収拾を付けるのって大変ですね…🙃💦
今後も気が向いたらlp右𝖢𝖯書こうかなーと思ってますのでぜひよろしくお願いします❣️
p.s:AI🌾って絶対くるもんなんすか❓❓いらないっす🙂💦どうしたらいいの🙂🙂💦💦
コメント
4件
lp右あんま見ないのでほんっっっとに嬉しいです‼️🥹
ドSというか少し歪んでる心音くん好きだわ♡そしてそれに溺れるように堕ちていったLapisくんもなんかもう、色々最高♡
💬失礼します♩可哀想は可愛いってまじでわかります😻だーいすきな作品です🎶
にさん(23) At推し
609
#虐めパロ
みー @STPR箱推し
5,025