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そのまま、熱は下がって、学校に行った。
先輩。どうしてたんだろう。
先輩に会うために二年三組に行った。
「先輩?」
「え?翼くん?だよね?」
あれ?忘れてた?
「うん。」
「どうしてたの?何かあったから、休んでたんだよね?」
「風邪?僕でもわかんない。 」
「なんか、倒れ、ちゃってて。早退して、ね、熱が出て。で、でも。大丈夫、です。」
定期テストのことは言わないでおこう。
「そうなんだ。治ってよかったね!心配してた。」
わかっているけど、苦笑いっていうことはわかった。でも。
「定期テストのこと、かな?」
え?なんで?わかるの?
「う、うん。多分、だけど。」
「そっか。大丈夫だよ!*次、頑張ればいいじゃん!*」
先輩は、なんて、前向きなんだろう。少し心が軽くなった気がする。