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ヘタレとお化け屋敷

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ヘタレとお化け屋敷

1 - ヘタレとお化け屋敷

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2023年09月09日

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今日は!ないちゃんとお化け屋敷に来てます!!!いえい!!!

お化け屋敷といえばデートの定番でしょ!

想定は、お化け屋敷で怖がるないちゃんを僕が華麗に助ける!ってやつ。

結構怖めのやつにしたし、ないちゃん怖がって抱きついてきちゃったりして……!

「なーににやにやしてんの、いむ。きもいよ。」

「ないちゃん!?酷くない!?」

「あ、順番来たよ」

ないちゃん冷たい……。

っていうか、全然怖がってなくない!?

僕もう既に怖いんだけど!?



「ギャァァァァァア゙!!!!!」

「ちょっ、いむうるさ、w」

「ないちゃぁぁあん!!!!」

「はいはい、wもうほら、手繋ぐ?」

「うわぁぁぁぁぁあ!!!!」

あれ、なんか、思ってたのと違う……

あれ……????



「………くっそぉぉ!!!ないちゃんホラー大丈夫なんだったぁぁぁあ!!!!」

「いむ今日、テンション高くない?」

「僕の作戦がぁぁぁ……、」

頭を抱えながら崩れ落ちる。

僕の完璧な作戦がぁ……

僕のほうが怖がってたしぃ……

「……いむは、今日のデート、楽しくなかったの……?」

ふとないちゃんの声がして、見上げると、ほんのり頬を赤らめているないちゃんの姿があった。

「俺は、いむと手繋げたりして楽しかったのに、そんな反応されたら、傷付く……、//」

「たのッ、たの楽しかったよ!?!?!?」

「キョドりすぎ」

クスッと笑いながら手を差し伸べてくれるないちゃん。

こういうとこ、好きだなぁって。なんかキュンとした。

「ねぇないちゃん。キスして良い?」

「む、ムードもクソもないとこでするね……?//い、いけど……ッ//」

頬を包み、唇を重ねれば、んっ、と甘い声を漏らすないちゃん。

「ないちゃんかわいい……♡」

「はぁ……ッ!?//」

初心そうに頬を赤らめるないちゃんを前にし、次のデートは絶対にお家デートにしようと、心に決めた。

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