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ピピ_
鳴「38.2度…」
鳴「高熱じゃねぇか!!」
保「…」
保(そんなに熱あったんか、そらダルいわけや)
保「ケホッ、ゲホッ、」
保「..すんません。仕事には支障出ないようにしますんで」
保「うつるといけませんから鳴海隊長も帰っ」
鳴「はぁ?」
鳴「帰るわけないだろ」
保「は?」
鳴「お前、目を離したら仕事しそうだしな」
保「…流石にしませんよ」
保(バレとる)
鳴「とにかく!だ」
鳴「ボクが看病してやるから早く治せ!」
保「いや本当にうつりますって」
鳴「最強なボクが風邪なんかに負けるわけないだろ」
保(なんやねんその理屈)
保(この感じやと帰らなそうやな)
保(頑固なひとやわぁ)
鳴「おい、早く寝ろ」
保「鳴海隊長がうるさいんで寝られませんわ」
鳴「失礼なやつだな!静かにしてやるから寝ろ!」
保(…僕のためにゲームやめてくれるんや)
保「…」
鳴「寝たのか?」
保「起きてますよ」
鳴「寝てるのか起きてるのか分からん目だな」
保「あなたの方が失礼やと思います」
鳴「…」
保(あんな夢見たあとで寝る気になんてなれんわ)
鳴「…なぁ、なんで泣いてたんだ?」
保「…」
保(え?今掘り返すん?)
保「……鳴海隊長には、関係ないですよ」
鳴「答えになってない」
保(…怒っとる?)
保「そんな怖い顔せんといてくださいよ」
保「ほら風邪ひいた時って心細くなるでしょう?」
保「なんや寂しいなぁ思っただけです」
鳴「…ボクには寂しがってるというより怖がってるように見えたがな」
保「…気のせいでは?」
鳴「お前が言うならそうなんだろう」
保「…」
鳴「まぁ、そういうことなら」
_ぎゅ。
保「、!」
鳴「手ぇ繋いでやるから安心して寝ろ」
保(__、はぁ!?)
保(こっちの方が余計眠れんわ!)
保(絶対体温上がったやん!)
保(…熱で良かったわ。顔とか真っ赤やろ)
この人、どれだけ僕に期待させたら気がすむんや
別に好きになってもらえるとか思っとらんけど、
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、受け入れてくれそうな、そんな期待がある
最低なヤツやな、僕は
鳴海隊長の優しさに甘えてここにいるんだから
もう、いっそのこと振って欲しい。
お前なんか嫌いだと、そう言ってくれたら、僕はまた戻れるのに__
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保「スー、スー、…」
鳴「…やっと寝たか」
鳴「働きすぎだバカ」
鳴「……」
鳴「_なぁ、保科」
鳴「ボクはそんなに頼りないか?」
鳴「どうやったらボクを見てくれるんだ」
鳴「…いいな亜白は」
鳴「お前の特別に入れて」
鳴「….羨ましい_」
___。