テラーノベル
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私は「黒妓」という源氏名で体を売っている。
本名は「こころ」だけど、親が適当につけた名前だし親のことが嫌いだったから、この名前は好きじゃない。心なんてあってもつらいだけ。だから感情も何もかも捨ててしまって、私は「黒妓」と名乗っている。パチンコにのめりこんで家に帰るたびに私と弟妹に暴力を振るって私が体を売って手に入れたお金を毟り取っていく父に、浮気性でどこの誰との子かも分からない子供を産んでは私の所に捨てに来る母。そんな家庭環境でまともな衣食住など手に入らないのは明白。だから私は父親違いの弟妹の為に今日も体を売る。
スマホに届いた通知を見て私はすぐに返信した。今日はまだ誰からも連絡がなかったのでありがたい。これで今日明日くらいの食費は確保できるかな?
[プロフィール拝見しました。今日の18時に○○公園待ち合わせで3時間ゴム無しでお願いできますか?]
『大丈夫です。プロフィールに記載の通り料金は前払いですのでご了承ください。また、中出しした場合はオプション料として一回につき五千円頂いております。それは後払いでお願いいたします』
18時からならば着替えてから向かっても大丈夫だ。制服だと補導の対象になってしまうだろうし、ホテルに入るところを誰かに見られたら終わりだから、一応パーカーを着て学校がすぐ分からないようにはしているが、制服を汚されるのは嫌だという理由もある。私は学校の授業が終わってからすぐ教室を飛び出して家に帰った。
ボロい団地のアパートの扉を開けるとどたどたという足音と元気な声が聞こえてくる。
「おねぇちゃんおかえりー!!」
「今日のご飯なに~?」
「今日はお仕事行くの?」
低学年の小学生一人と未就学児二人が靴を脱いで服を着替える私の周りに集まって口々にあれこれ聞いてくる。
『今日もお仕事してくるよ。ちょっと遅くなるけどその分お金貰えるからマック買ってきてあげる。待っててくれるかな?』
まだ小さい弟妹達は嬉しそうに「玩具はこれがいい」とか、「ビックマック食べてみたい」とか口々に注文をしてくる。
『いい子にしててね。もうすぐお兄ちゃんたちが帰ってくるから何食べたいか聞いて連絡してくれる?』
「「「はーい」」」
セールで安くで買ったTシャツとジーンズを着てパーカーを羽織る。一応身バレしないようにキャップも被ってお相手にどんな格好をしているか姿見で写真を撮って送った。
ホテル街の近い公園に到着したのは17時42分。少し待たないといけないかな。
スマホでお相手に噴水近くのベンチに座っていると連絡すると、弟妹達からのリクエストが届いた。小学校中学年~高学年の弟妹達はよく食べるからバーガーを二つも食べたいらしい。私には胃もたれするからバーガー二個とか考えられないけど、育ち盛りは給食があってもお腹ペコペコで帰宅するらしい。それに了解のスタンプを送ったところで、サラリーマンみたいな服装の男性が声を掛けてきた。
[黒妓ちゃん、ですよね?]
『あ、はい!そうです』
慌てて立ち上がりスマホをパーカーのポケットに突っ込んで、早速お代を回収する。
『先払いなのでここで払ってもらえますか?』
[あ、うん、ちょっと待ってね…]
男性は鞄の中から財布を取り出し5万円渡してくれた。
[ゴム無しだから1時間1.5万円で中出しするつもりだから先に5千円だけ渡しとくね]
『ありがとうございます。もし中出しを2回以上した場合はホテルでオプション料をお支払いお願いしますね』
[それは勿論払うよ。でもいいの?中出しまでさせてくれる子なかなか居ないよ?妊娠とか考えないの?]
『…親に腹を殴られすぎて子宮が使い物にならなくなってるので妊娠できないんです』
[…なるほどね。だからまだ子供なのに体売ってるんだね?稼いだお金はどうしてるの?]
『弟妹のご飯代とか服代とかですね。小学生と5歳と3歳の子の服ってすぐ着れなくなるし、汚したりも多いし…それに皆食べ盛りだから食費もそこそこかかる上に家賃とか光熱費も私が払ってるので、稼いだ分のお金は殆ど残らないですね。その残ったお金は大体父に取り上げられてパチンコで使われますけど』
[黒妓ちゃんも苦労してるんだね。じゃあまた誘ってもいい?]
『はい、是非よろしくお願いします!』
そんな話をしながらホテルに入った。
今日のお客は黒妓の生活状況を知っているからか、ちゃんとナカをほぐしてちゃんと濡れてから挿入してくれた。黒妓の幼さの残る身体に興奮してほぐしもせずに挿入して痛がるのを見て笑う客とは大違い。この人がリピーターになってくれたらゴム無しで中出しするから他の客より単価が高いし、痛くもないので嬉しい。
飽きるほど見ているラブホの天井をぼんやり眺めながら3時間って結構長いよな、とか、中出しを何回したかをカウントしたりとかしながら時間が過ぎるのを待った。
[いやぁ~やっぱり若い子って締まりもいいし気持ちよかったよ。ゴム無しで中出しまでさせてくれるっていう背徳感もすごく良かったよ。また頼むね。
…あ、そうそう中出しした分と黒妓ちゃんへのチップ。きょうだいで美味しいものでも食べな]
そう言って男性は2回しか中出ししなかったのに2万円渡してくれた。
『ありがとうございます!』
[今度もよろしくね。俺黒妓ちゃんのこと気に入っちゃったよ。もう他の女の子とセックスしなくてもいいくらい。黒妓ちゃんもまだこういうこと続けるんでしょ?もし暇な日があったら連絡頂戴よ。俺、仕事終わりならいつでも会えるからさ]
『嬉しいです!稼ぎが少ない月とか本当に生活がかつかつで…』
お金を受け取って財布に入れてシャワーを浴びて身体を洗う。中出しされたので精液も掻き出してしっかりと後処理も終わらせた。
私が髪をタオルで乾かしていると、男性は体を濡れタオルで拭くだけでよかったらしく、スーツを着ていて、荷物を纏めて部屋を出る用意をしていた。
[黒妓ちゃん、ホテル代ここに置いておくから黒妓ちゃんの好きなタイミングで出てね。おつりは気にしなくていいからね]
『チップまで頂いたのにおつり要らないんですか!?本当にいいんですか!?』
[うん、いいよ。連絡待ってるからまたエッチしようね]
そう言って男性は部屋から出て行ってしまった。
私は普段よりも丁寧に髪を乾かしてドライヤーを当てて、近くのマックにネットオーダーしておこうとスマホを取り出した。
『!?なにこれ!』
スマホを見ると不在着信が何十件もかかってきていて、弟妹達が何度も電話をかけたらしい。何か嫌な予感がしてきょうだいのグループにメッセージを送る。
『どうしたの?何があったの?』
しかし、しばらく待っても一向に既読がつかない。
もしかして父親が弟妹達に暴力を振るって助けを求めていたのかも知れない。それでスマホが壊れて連絡がつかなくなったのかも…
私はそう思ってマックには寄らず、直帰することにした。
急げるだけ急いで夜の街を駆け抜け、廃れた団地に入ってアパートの階段を駆け上がる。半開きの扉を見て、私は血の気が引いた。絶対に良いことは起こっていない。父親が金を毟り取れなかった怒りで弟妹達に当たったか、母親がまた子供を産んで捨てに来たのか…
そっと中を覗き込むと、父親らしき靴も母親らしき靴も無く、子供用の靴が散らかっていた。
いつもはちゃんと綺麗に揃えて並べるように、と言い聞かせていたのでこんなに靴が散らかることなど無いはずだ。
半開きの扉を開けて中に入ってみる。玄関に入ってすぐの和室を確認するが弟妹の姿はない。しかし、箪笥や押し入れの中の物が床一面に散らかっていた。どの部屋を確認しても同じ様子で、家が荒らされていて弟妹達が居ないことだけは分かった。
それじゃあ弟妹達はどこに行った?私がどうしよう、どうしよう、と混乱しているとインターホンが鳴った。
ピンポーンと軽やかに鳴った音でもしかしたら弟妹か親かもしれないと思ってドアを勢いよく開けた。
「君が黒妓ちゃん、だよね?」
『…え?』
ドアの向こうに立っていたのは見知らぬ男性だった。しかし、シャツの隙間から覗く肌にはタトゥーが入っていて堅気の雰囲気ではない気がした。しかもどうして私の源氏名を知っているのだろうか?
「いやぁ、君の弟妹達はとても元気がいい子達だったね。こんな家庭環境であそこまで健康体に育った子ってなかなか居ないから、いい値が付きそうだよ」
『あの子達をどこにやったんですか!?全員無事なんですか!?』
「あの子達は「そういう」趣味の人に売ったよ。まだ皆小学生以下だったからとても喜ばれたよ」
嫌な汗が流れて唇が震える。手足が冷たくなって、涙が出そうになる。
『なんで、なんでそんなことを…』
「そうだよね、黒妓ちゃんは知らないよね。お父さんの借金のこと」
『借金!?』
私は声がひっくり返るくらいには動揺していた。この堅気とは思えない人物から金を借りたというのだろうか?いくらパチンカスDV野郎でもそこまでとは思っていなかった。
「そう、借金。子供達を売り捌いた儲けを返済に充てたとしてもざっと見積もって残り2千万くらい。払えないって泣きついてきて子供たちを売っていいからそれでチャラにしてくれって言われたんだよ。勿論最初は断ったよ?でも遺書にまで子供たちを売って金を返させてくださいって書いて首を吊っちゃったからこっちもそうせざるを得なかったんだよね」
そう説明してくれるお兄さんは私に一歩近づいて手を伸ばしてくる。怖くて距離を取ろうとすると、足を払われて廊下に倒れこんでしまった。そのまま両腕を片手で掴まれて無理矢理顔を覗き込まれる。
「ふぅん、やっぱりお父さんにちょっと似てるね。でも顔立ちは整ってるし、身体の発育も悪くない…黒妓ちゃん、お父さんの借金の為に俺達が経営してる風俗で働かない?もう18歳になってるよね?援助交際じゃ稼げるお金も限られてくるしさ、人気が出れば月収100万超えも夢じゃないところだよ?良いと思わない?」
私はもう涙を止めることができなかった。あんなクソ野郎のせいで私達の人生はめちゃくちゃだ。私の人生はどうなってもよかった。でも、弟妹達にはこんな家をさっさと出て普通の生活をしてほしかった。
そんな希望すら叶わないのか。私は泣きながら借金取りのお兄さんを睨みつける。
『…私が全部払いますから弟妹を返してください。あの子達には人並みの幸せな人生を歩んでもらいたかったんです。何千万でも何億でも稼いでお返しします。だから弟妹を巻き込まないでください…』
お兄さんは私から手を離してやれやれと言った様子で肩をすくめる。
「もう売っちゃったからなぁ…回収するのは難しいし買取って形になるから元の借金の倍額くらいになっちゃうよ?億は軽く超えるよ?それでも弟妹達を養いながら借金返せる?」
『………』
私一人の稼ぎで弟妹達を養いながら億を超える借金など返せるはずもない。いくら体を売ったとしても固定客が居るとはいえ稼げる額には限界がある。私は唇を嚙んで黙ることしかできなかった。
「ねぇ、黒妓ちゃん…俺の伝手で裏のソープか風俗で働かない?そしたら2千万くらい数年で返せるかもしれないし、悪い提案じゃないと思うんだ。もう18歳になってるんだよね?」
『……はい…』
「どうせ身体を売るならさ、しっかり稼げるところで身体を売ろうよ。その方が稼げるよ?とりあえずこの部屋は引き払う手続きをしてるところだから、黒妓ちゃんは住むところから探さないといけないね。裏のソープや風俗は女の子が逃げないように住み込みで働かせせてるから、裏に来るなら衣食住は保障してあげるよ。どう?黒妓ちゃんは可愛いからきっとすぐ人気になれるよ」
『………』
もう引き返せないのだろうか。このまま裏社会で身体を売って借金を返す生活をしなくてはいけないのだろうか。私は提案に頷くことができずただ涙を流すことしかできなかった。
「…まぁ、今すぐ決めろとは言わないよ。明日また来るからその時までに決めてくれる?黒妓ちゃんが選べる選択肢は三つだよ。ここから逃げて俺達に見つからないくらい遠くに行く、裏のソープか風俗で住み込みで働く、借金を肩代わりしてくれる大金持ちの愛人になる。まぁ愛人になるには身体を売って気に入ってもらうのが近道だから俺はソープか風俗をお勧めするよ。じゃあまた明日ね」
お兄さんはそう言って帰ってしまった。私はもう弟妹達の居ない家になんて居られなかった。裏社会で働くのも嫌だ。あんなクソ親父のせいで弟妹達が酷い目に遭っているかもしれないことが嫌で嫌で堪らなかった。私だって本当は身体を売りたくて売っていたわけじゃない。弟妹を養うための最終手段として身体を使っていただけだ。
団地の中にある公園のベンチに座って顔を覆って嗚咽する。まだ小さかった弟妹達が幸せになれない人生を歩むのだろうと考えると、どうして父親が借金をしていると気づけなかったのかと私は私を責める言葉で頭が埋め尽くされて、涙が止まらなかった。
「にゃーーん」
ずっとベンチで泣いていると、猫の声がして膝の上に黒猫が乗ってきた。
『…なに?なにもあげられる物ないよ?』
そう言っても猫は膝の上で寛いでいる様子で動こうとしない。その温かみが幼い弟妹の体温を思い出してまた泣けてきた。どうしてあのクズ野郎が借金までしていると気づけなかった?どうして督促状がたびたび届いていたのを親のだから開けない方がいいかなと無視していた?どうして昼間怖いお兄さんが訪ねてきたと言う幼い弟妹の言葉を信じなかった?どうして、どうして、どうして…
私がまた泣き出すと黒猫は立ち上がってぴょんと膝から飛び降りた。
その瞬間、キン、と金属音が響いて黒猫の姿は闇に紛れてしまい、ベンチの金属部分に当たって転がる金色の光る何かが見えた。
ベンチから立ち上がりその金色に近づいてみると、動きの止まった金色の物体はどうやら指輪のようだと判別できた。しかし、猫が金の指輪を拾ってくるだなんてことあるのだろうか?もしかしたらどこかから盗み出されたものではないかと思って指輪に名前などが彫られていないかを確認するが、指輪には「Load」とだけ書かれていた。主人?どういう意味だろう?普通はイニシャルとかを入れるはずなのに不思議だなぁと思った。
この主人という名前の指輪を着けたらどうなるんだろうか?急に何かの主人になるのだろうか?私は何故かとてもその指輪を嵌めてみたくて堪らなくなり、交番に届ける前に着けてみようと左手の中指に嵌めてみた。
その瞬間意識が混濁して急速に視界がブラックアウトする。何?何が起こった?
混乱する私はそのまま意識を失った…
「…さま、主様、大丈夫ですか?」
気が付くとラブホ見紛うほど豪華な部屋の中で、ソファに座らされていた。
目の前には心配そうな顔をした白黒の髪にピンクのメッシュが入った、とても綺麗な顔の男性が膝をついて私の手を握っていた。
『…大丈夫、だと思います…』
そう答えると男性はホッとしたように明るい顔になって笑みを浮かべた。
「いきなりのことで申し訳ないのですが、どうか貴女様のお力を貸していただけませんか?」
『…私の力…?』
「指輪が貴女様を選んだのです。どうか天使から人々を守るため、私達悪魔執事が有利に戦えるようにするため、お力をお貸しください。
…そうです、申し遅れました。私はベリアン・クライアンと申します。主様のお名前をお聞かせくださいますか?」
始めましての人に本名を晒すのはちょっと怖かった。例えベリアンと名乗った彼が私達が巻き込まれた事件に全く関りが無いとしても、ここがどこで、天使から人々を守るとか戦うとか訳の分からないことに関わるのは遠慮したいところだ。
『…黒妓です』
「ココ様ですね。ファミリーネームは無いのですか?」
『…無いです』
「…そうですか。では主様となられたココ様にこの世界のことを説明させていただきますね。ここは主様が住まう世界とは全く別の世界です。この世界では天使が人々を襲って消していくという人類の脅威があります。その天使を倒すために悪魔と契約したのが私達悪魔執事です。そして、悪魔の力を使うには主様に力の開放を行ってもらう必要があるのです。ですので、主様はこちらの世界とご自身の世界の二重生活をお願いしたいのです。急な要件がある場合指輪から声が聞こえるはずなので、私達が主様を必要としているときに指輪を嵌めてこちらの世界に来ていただく、というような生活になるかと思われます。主様は今はまだ学校に行っているお歳でしょうか?それとももう働いていらっしゃるのですか?」
『一応、高校生で18歳です…仕事も少しだけしてます』
「そうなのですね。学業とお仕事を両立させるだなんて素晴らしいですね」
『……そうでもないです』
「…?何か事情がおありなのですか?出会って早々で私のことを信用できないかもしれませんが、話していただけますか?」
私はその優しい声に誘われて口から今までの親からの虐待や育児放棄された弟妹の面倒を見ていたこと、中学生から新聞配りをして働いていたこと、18になった年から身体を売って稼いでいたこと、父親が借金を作って首を吊ってしまいその借金の返済のために弟妹達は売り飛ばされて、自分はソープか風俗で奴隷のように働かされるかもしれないことなど、全部話してしまった。
「…主様、おつらかったでしょう…元の世界に帰すのは良くない気がします。できるだけこちらの世界に留まることはできますでしょうか?」
『家にも帰れないし、高校も学費を払う余裕はないですし、多分借金取りのお兄さんは私が通っている高校を特定しているでしょうから、行けません…
この世界に留まってもいいですか?私はもうあっちの世界に存在する理由も無くなってしまったので…』
自嘲気味にそう言うとベリアンは深く頷いてにっこりと微笑んで見せた。
「主様がこちらに居てくださるだけで、私達はとても心強いのですよ。いつも天使狩りで怪我をする執事が多くてギスギスしていますし、主様もなかなか定着していただけなくて…
勿論主様を守るのは最優先事項なのですが、天使の数と強さに圧倒されて主様を失ってしまうことも珍しくありません。天使との戦いという危険に巻き込んでしまって申し訳ないのですが、どうか私達に協力してください。
…ですが貴女様の力は弱いですね。前の主様も力が弱くてせいぜい三人程度の力の開放しかできませんでしたが、貴女様はもっと弱いですね。誰の力を開放するか、しっかり検討したうえで力の開放をお願いします。主様無しで戦うよりはマシですから。
はぁ、どうしてこうも力の弱い主様ばかり選ばれるのでしょう…
この世界に留まるのであれば、少しは我々に貢献してもらわなくては主様に屋敷で暮らしていただくことに釣り合いません。主様は身体を売ってお金を稼いでいらっしゃったのでしょう?ここに居る18人の執事達の力の開放ができないのであれば、慰み者になるくらいしか貴女様の価値はありません。それをよく理解して暮らしていただけると幸いです」
こっちの世界でも結局は私の居場所なんてないんだ。命懸けの戦いに参戦することもできず、力の開放とやらもできない私はただのお荷物。だから身体を使って少しでも執事達の欲求不満を解消させることでしか役に立てない。結局はどちらの世界でも不特定多数の男性を相手に身体を売るしか無いんだ、という現実に私は乾いた笑いをこぼすことしかできなかった。
コメント
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うわあ…めっちゃ重い話だったね…😢💔 こころちゃん(黒妓)の境遇が壮絶すぎて読んでて胸がぎゅってなったよ…。親がクズすぎて、弟妹のために体売って、それでも必死に生きてきたのに、最後にまさかの展開でさらに地獄突き落とされる感じ、ほんとに辛かった😭 でも黒猫から指輪もらって異世界に飛ばされて、ベリアンに出会うところはちょっと希望の光が見えたかな…って思ったら「力が弱い→慰み者」ってベリアンの口調急に冷たくなってまた絶望…!! この世界でも搾取される運命なのか…?って思わされたよ💦 続きがすごく気になる!! こころちゃんがこの世界でどう生きていくのか、ベリアンや他の執事たちとどう関わっていくのか、めっちゃ見守りたい…!!✨
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