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――翌朝――
―――ドンドンッ、ドンドンッ!!
〇〇「・・・・・・ん・・・??」
なにやら部屋の外が騒がしいような気がして、眠っていた意識が浮上する。
誰かがドアを叩いているのだと気づいた瞬間、大きな音を立てて部屋の扉が開いた。
ニフティ「〇〇たいへん!!きて!かべに穴あいた!!」
焦っているのか楽しんでいるのか、部屋に飛び込んできたのは笑顔のニフティだった。
〇〇「ふあ・・・おはようニフティ。また誰かが壁吹っ飛ばしたの?」
〇〇「わかった、直しに行くよ。・・・・・・そのドアの後でね」
ニフティ「ん???」
きょとん、としたニフティの足下を指さしながら欠伸をひとつ。
その足下には、私の部屋のドアが倒れている。
やれやれ、誰かドアの正しい開け方くらいはちゃんと教えてあげて欲しいものだ。
〇〇「よっ・・・と・・・」
床に伏せたドアを持ち上げ、おおよそ元の位置に立てかける。
外れてしまった固定具の部分に手をかざし、魔力を注ぎ込むイメージで目を閉じる。
地獄で過ごすうちに、自分にも魔力と呼ばれるものがあるのだと気がついた。
ただ私の力に攻撃性はなく、壊れたものの修復や傷の回復に特化したもののようで
それを聞いたホテルのみんなは口を揃えて、”地獄にそんなものを使える悪魔がいるなんて” と驚いていた。
ニフティ「わあ直った!!〇〇!次こっちこっち!!」
〇〇「わわっ!ニフティ引っ張らないで・・・!行くよ、行くから!!」
問題なく開閉できるようになった扉を確認したのもつかの間、
半ば引きずられるようにして私はホテルのロビーへと連行された。