テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
〇〇「うわぁ・・・これはまた、派手にやったね・・・」
壁に穴が開いたのだとニフティは言っていたが、被害はそれだけに留まっていなかった。
絨毯やバーカウンターは所々焦げ、シャンデリアは支えが切れかかっていつ落ちてもおかしくないままチカチカと明滅している。
はぁ、と溜息を吐いて、この騒動の”元凶たち”に目を向けた。
〇〇「原因は何だったの?アラスター・・・・・・陛下」
私の視線の先には引きつったような笑顔のアラスターと、ばつの悪そうなルシファーもとい”地獄の王”が睨み合っていた。
ルシファー「このベルボーイはどうにもいかんな!センスがまるでなっていない!!」
*アラスター「”オーナー”です。私はホテルの景観を損なう*ゴミを処分したまでですよ」
ルシファー「ゴミ!?そうか君にはこれがゴミに見えるのか!?」
ルシファー「そうかクズの曇った目では、目の前の景色すら正しく映せないらしいな!!」
チャーリー「あぁ~もう!!パパやめてってば!!これ以上ホテルをめちゃくちゃにしないで!」
今にも第二戦を始めてしまいそうな2人の間に、なんとかチャーリーが割って入っている。
ハスクの話では、今朝起きてみたらロビー中にアヒルの人形が飾られていたらしい。
”ホテルに華が足りない”という主張のルシファーの仕業だったようで、本人は大変満足そうだったとか。
住人たちにアヒルそれぞれの名前や生い立ちを説明していたところ、
アラスターの触手によってアヒルたちは捕獲。
あえなくその全てがゴミ箱へと詰め込まれたらしい。
〇〇「なんというか・・・それだけでこんなことになっちゃう?」
ハスク「同感だ、だが今更だろ。・・・合わないんだよ、あの2人は」
くだらない、と言わんばかりにハスクと2人で小さく溜息を零した。