桜「…はる…、大丈夫…?」
桜花が気を遣ってくれて嬉しい。
しかし心配そうに訪ねる彼の腕はまだ折れたままだ。
春「うん、今は何ともない…!桜花は?」
桜「ちょっと腕は動かせそうに無いや…」
今、桜花の右腕は折れていて自分は体に少し異常がある…。
コツ、コツ、コツ
一定の革靴が地面につく音がする。
それが自分たち以外だと考えると……
『おいっ!こい、』
言われたように出て行く。これで反抗したら何されるのか分からない。怖い。
横にいるはるが僕の袖をキュッと握った
恐らく恐怖からの無意識的な行動だろう。
その手を握り返してやると、驚いた顔をして
こっちを見てへにゃりと笑った。
これから彼にされることを事を考えると胸が締め付けられる。彼奴らから、守りたい。
そんな思いも虚しく、すぐに鎖につながれそうになった。
僕は片手が動かない割に抵抗した。
だがハルは大人しく繋がらされていた。
何故だ?
迫ってくる注射器の針。
いやだ、いやだ…嫌だ!
桜「あ“ぁぁぁ“ぁぁ“あ“!“!!」
骨が溶けるように痛い。皮膚に直接熱湯を流されてるかのように暑さを感じる。
春「桜花!!!」
横を見ると、可哀想なぐらいに顔をぐちゃぐちゃにして泣きながら自身の名前を叫ぶハル
そして、痛みに叫んでるにも関わらず迫ってくるもう一つの針
桜「あ“ぁぁぁ“ぁあ“あ!!“!“!」
体が燃えるように痛い。痛みから暴れようとしたが動けない。
だいぶ時間が経ったのだと思う。
痛みがかなり引いてきた。春には何もされてない。良かっ………
春「ヒッ……やめ、て!」
桜「やめろっっ!!!」ガシャンッッ
キモい男が注射器を持ちながら春に近づいていく。
駆け寄ろうとしても、足枷が邪魔して
近くにいけない。
桜「やめろ!春にちかよんな!!」
春「や…だぁ…!こないで!!」
桜花がやめろと叫んでる。
でも自分も叫びたい。
『はぁ…はぁ……君は可愛いねぇ。』
キモい、近づいてくるな!
荒い息づかいが体にあたる。
生温くて気持ち悪い、
目の前の男に目が行って別の男が持っていた
注射器をうたれた。
コメント
5件
続き楽しみ!春千代に手出すなんて私が許さん死肉にしてやる(圧)
。。。。。。ドブめが。 なんで春千夜に手出すん? █して██して████して ピーーーーーーーーーーーーーーピーーーーーーーー ピーーーーーーー∞