⚠ATTENTION⚠
・米→英(→)←西
・セカアサ風味(メインはアンアサとアルアサ)
・親分がヤンデレ(?)気味
・本田が元引きこもり
・学パロ(not学ヘタ)
設定
アーサー・カークランド
高3。生徒会長。中学のころヤンチャしてた。
趣味は刺繍とガーデニング。他の生徒からは怖がられている、一方ひそかにモテている。本人は知らない。アルフレッドとは義兄弟。
アントーニョ・ヘルナンデス・カリエド
高3。問題児。たまに制服や顔に赤い何かがついている。本人いわくその赤色の正体はトマト祭りをしてたからしい。よくフランシスとギルベルトとつるんでいる。中学のころはよくアーサーと喧嘩してた。自分ことを親分と呼び、後輩からは慕われている。
フランシス・ボヌフォワ
高3。副生徒会長。生徒会の仕事はめったにしない。
よくアーサーに髭をむしられそうになる。男女どちらからもそれなりにモテている。現2年のイケメン双子両方にセクハラをし、謹慎処分になったことがある。
アルフレッド・F・ジョーンズ
高1。アーサーとは小さい頃から知り合い。バスケ部。女子人気が凄い。アーサーとは中学は違うし学年も違うのでいつもフランシスとアーサーの話に入れないのが悔しい。今は双子のマシューと2人で暮らしている。
本田菊
高3。同じ中学だが高校に入ってからアーサーと仲良くなった。二次元ヲタク。初〇ミクは俺の嫁と言っていた。高校生とは思えないほど落ちついている。中身は爺なのではという噂もたっている。元引きこもり。
「なぁアーサー、トマト食うか?」
放課後の生徒会室。いそいそと仕事をこなす彼にアントーニョは呑気に話しかける。
「何でお前はいつもここにいるんだ」
「なんやアーサー俺がいちゃあかんのか?」
「ああ、とっとと部活でも行けペド野郎」
アーサーはそんな彼を冷たくあしらった。
「なんやアーサー!そないにカリカリして、リコピン足りてないんちゃうん?トマト食った方がええで!」
「フゴッ!」
執務をこなす彼の口にトーニョは強引にトマトを入れた。アーサーはトーニョの腕を引き剥がして言った。
「てめぇ何すんだ!」
「何って、会長さんがリコピン足りてなさそうやったから」
「邪魔はするなって言ったよな!?」
「邪魔はしてないやん」
トーニョはさっきアーサーに食わしたトマトをかじりながらつまらなそうに言った。
アーサーは仕事を中断し、トーニョの座る来客用のソファーの前に立って彼の方を指さしながら言った。
「邪魔しかしてねぇよ!あとだいたい誰のせいで仕事増えてると思ってんだよ!」
「フランシス?」
「髭もそうだけどお前ら問題児共のせいだろ!」
「なんやて!親分が問題児!?」
トーニョは目を見開いて言った。
「会長さん、俺のことそんなふうに思っとったんか…」
「逆に俺がお前のことどう思ってると思ったんだよ」
「生徒会でもないのにお手伝いしてくれる良いやつだと思われてると思っとった…」
「お前がいつ俺を手伝ったよ、あと手伝う気があるなら髭を呼んでこい」
トーニョはしばらくしんとしてからまた口を開いた。
「なあアーサー中学のときは俺ら仲良かったやん…俺はまたお前と前みたいに仲良くしたいだけなんや」
「前みたいに俺と殴り合いたいってか?あと俺がお前と仲が良かったことは一度もない。帰れ」
そう言い捨てて執務に戻ろうとするアーサーの腕を掴んで言った。
「お前高校入ってから俺のことずっと避けとるやろ」
「別に避けてねぇよ」
「避けとるわ!つーか何で俺のこと避けるんや!」
「悪いが俺は今生徒会長だ。お前らみたいな問題児とは住む世界が違うんでな。」
「だからってそないに避けんでええやろ!」
アーサーは一瞬顔をしかめてから、バツが悪そうに言った。
「……弟が、今年この学校に入ってきたんだ。そいつに俺が元ヤンだと思われたくない、、だから、すまないがもう俺に関わるのはやめてくれるか?」
「1年のアルフレッドのことか?そいつに元ヤンだと思われたくないから俺のこと避けとるんか?」
トーニョの質問にアーサーは何も答えなかった。
「お前が元ヤンなのはほんとのことなんやからしょうがないやん。あともうみんな知ってると思うで。」
「俺にはお前が俺にかまう理由が分からない」
「俺はもっとお前と話しただけや」
「そうか、俺はお前と話すことはない」
アーサーはそう言ってトーニョの手を振り払った。
「フランシスのこと探してくる、お前はさっさと帰れ」
「待ってやアーサー!」
トーニョは扉から出ていこうとするアーサーの肩をつかまえて言った。
「お前が隠したいんは元ヤンだったことやなくて、中学のころ俺と付き合っとったことやないんか?」
アーサーは咄嗟にトーニョの口を塞いだ。
「っ!」
しばらく2人の間に沈黙が続いた。
トーニョは口を塞いでくるアーサーの腕をどかし、ジリジリとアーサーとの距離をつめた。
アーサーはそれに合わせるように後ずさったが、扉のすぐ近くだったのですぐに扉の方へ追いやられて下がれなくなった。
「アーサー、付き合っとったことみんなに黙っといてやるから俺のいうこと聞いてくれるか?」
トーニョは身動きがとれなくなったアーサーに声を小さくして言った。
「い、いやだ」
「そ、じゃあ親分うっかり口滑らせてアルフレッドくんとかお前に新しくできた友達とかお前に憧れて生徒会長目指してる後輩くんたちにアーサーが元ヤンだったことも 俺と付き合っとったことも全部言っちゃうかもしれへんな〜?」
トーニョは扉から手を離し、わざとらしく困ったような顔をして言った。
「やめろ…」
「じゃあ言うこと聞いてくれへん?」
「……何をすればいい?」
「ふふ、アーサーいい子やなぁ」
アーサーがそう言うとトーニョは嬉しそうにして彼の頭を撫でた。
「じゃあ、昔みたいにとは言わんから、俺に体だけでも貸してくれへん?」
トーニョがそう言うとアーサーは引きつった笑みを浮かべて言った。
「ハハ、なんだよ結局お前それが目的かよ……」
「じゃ、とりあえず今ええか?」
トーニョはアーサーの腰に手をまわして言った。
「ばか!今はやめろ!もう少しでアルフレッドがくる」
アーサーはそう言って咄嗟にストレートをかました。
「あ!すまない!トー、ニョ……」
トーニョは殴られた箇所を手で抑えて何も言わずアーサーを見下ろしていた。
「あ、あの、トーニョ、血が、」
顔を殴られた衝撃でトーニョの鼻からは血が垂れていた。
「悪い、今手当てするから待ってろ」
「しなくてええ」
「そ、そうか?」
アーサーは困ったように周りを見回していた。
「今日は何もしないで帰ったるけど、次から俺が呼びだしたらすぐ抱かれに来るんやで」
「わ、分かった、、」
トーニョは扉の前のアーサーをどかして生徒会室の扉を開けた。
「トーニョ!お前の言うこと聞いてやるから、その代わりアルフレッドに関わるのと、校舎内で人を殴るのはやめてくれるか?」
出ていくトーニョにアーサーはあわてて言った。
トーニョは何も言わず頷いた。
「頼むぞ!?あと鼻血とまるまで安静にしろよ」
「分かっとる」
トーニョはアーサーの言葉を遮るように言ってそのまま生徒会室をあとにした。アーサーは去っていくトーニョの後ろ姿をしばらく見つめていた。
「……髭のこと探しに行かねぇと」
アーサーは思い出したように呟いて生徒会室を出た。
トーニョが向かった方と反対の廊下を見るとアルフレッドがいた。
「ア、アルフレッド!?ちょっと来るの早くないか?」
「今日は部活が早く終わったからね」
「そうか、とりあえず中入れよ」
「うん、ねぇアーサー」
「どうした?」
「あの人と何話してたんだい?」
アルフレッドは心配そうな目をして言った。
「い、いや特に、な、何も話してないぞ……?」
アルフレッドは目を逸らしたアーサーの手をとった。
「ア、アルフレッド……?」
「ちゃんと目を見て言ってくれるかい?」
「……すまない、」
アーサーはアルフレッドの目を見なかった。
「そ、じゃあいいよ、どうせまた俺には言えない話をしてたんでしょ」
アルフレッドは少しいじけたような顔をしてアーサーの手を離した。
「アーサー、これ今日持ってきた課題。分からないところ教えてくれるかい?」
「あ、ああ!任せろ。茶用意するからそこに座って待ってろ」
「分かった」
アルフレッドは来客用のソファーに座り、鞄から教材を取り出した。
コメント
2件
ガハッ、ありがとうございます最高です
やばい、最高