コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
今日はオレの方が帰りがだいぶ遅かった。
🩷「ただいま~」
💚「おかえり~」
ドアを開けると、すぐ玄関まで迎えに来てくれる。
💚「遅かったね、おつかれさま」
🩷「ただいま。待っとった?」
💚「んー、ちょっとだけ」
言いながら、神ちゃんが手を伸ばしてくるから、そのまま抱きしめる。
いつも一緒にお風呂に入るのやけど、神ちゃんはもう先に入って髪の毛も乾かして、お肌のお手入れまでバッチリ済んでいる。
まだちょっとほかほかしとる神ちゃんをさらにぎゅっと抱きしめる。これがまためっちゃええ香りがするんだよなぁ。
💚「……もう、早くお風呂済ませてきて?その間に何かご飯用意するから」
🩷「うん、ありがとう」
軽食は食べてきたけど、少しお腹はすいとる。
💚「軽めでええかな?何か少しは食べたやろ?」
🩷「うん、そうやけど、なんでわかったの」
💚「そんなんすぐわかるわ、はい、お風呂」
バッグをひょいっと奪われ、バスルームに押し込まれる。
少ししてからでもええやんって思うじゃん?でも、これは誘って欲しい時のパターン。いっぱいイチャイチャしたいらしい。オレももちろんしたいので、ええんやけどね。
﹢﹒ ✦⊹﹒ ﹢﹒ ✦⊹﹒ ﹢﹒ ✦
風呂あがって居間に戻ると、神ちゃんがソファの上でスマホをじっと見ていた。何か検索でもしてる?結構集中してるみたいでオレに気付いてないみたい。
そーっと近づいてみる。
🩷「何しとんの?」
💚「あっ……」
ビクっとして、慌ててロックをかけようとしたみやいやけど、手が滑ったのかつるっとスマホが落ちた。それをさっとオレが拾い上げる。
💚「や、見ないでええええ」
めっちゃ焦った顔でスマホを取り返そうとしてくる。
🩷「見られたくないもの見てたの?」
オレがスマホを持つ手を高く上げると届かない。けど、ぴょんぴょんして取り返そうとしてくる。はぁ、かわいい。
しばらくそんな姿を堪能してから、ロックがかかる前に画面をチラ見。
ブラウザで検索してた単語は……?
🩷「……吸血鬼?」