コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
風香の看病をしたその日の翌日のことだった。朝、教室に着いた時、傑と硝子が何か話をしていたのだった。
あの2人は普段、朝っぱらはあまり長い話をしない為、俺は珍しいなと感じた。そして、その儘何事 もなく俺は2人に近付いて話の輪に参加をした。
悟「傑〜、硝子〜、はよぉ〜。何の話してんだよ〜。」
俺の挨拶に気付いた2人は、俺の方に顔を向けて返事をした。
傑・硝子「悟、おはよう。・五条、おはよう。」
2人が挨拶をした時、教室の前扉から元気になった風香が入ってきた。風香は相変わらずの眠たそうな顔をしていて、やっぱり俺は不思議でたまらなかった。俺達3人は、後ろを振り返って入ってきた風香の方を見た。その中でも、最初に話したのは俺の方だった。
悟「風香、はよぉ〜。てか起きてて大丈夫か?体調はどうなんだよ?」
俺が風香を心配するような言葉で言うと、風香は昨晩、俺と約束していたことの記憶が抜けてしまったのか、そう言い始めた。
風香「あ、悟さん、おはよう。うん、もう悟sーーー(ガバッ)!!」
間一髪のところで風香の口元を右手で塞いで言葉を発せない状態にし、俺の後ろにいる傑と硝子は頭に「?」が浮かんでいた。この話、2人に知られたらやべぇんだよな…。💦てか風香、本当に危ねぇんだよ…。💦2人に知られたら本当にマズイんだよ…。💦
悟(小声)(おい風香!昨日俺が言ったこと忘れたのか!?昨日のことは絶対に2人に言うなって言っただろ!?今のは危なかったからセーフだけどよ…。💦その儘言ってたら、俺がやばかったんだぞ!!💦)
口元を塞がれた風香は、「ごめん。💦」という目をしていた。悪気はなかったような反応だった為、俺は風香の口元を塞いだ右手をどかして「?」が浮かんでいる2人の方を向いて話した。だがこの後、俺は硝子から話を聞いた時、俺は衝撃の事実を聞かされることを俺は未だ知らなかった。
悟「い、今のは違ぇんだよ傑、硝子。💦それよりも2人で何の話しtーーー。」
硝子「昨日、風香の部屋に入って看病してたのと私の服を汚したのはどこの誰なんだ?」
悟「は!?💦」
硝子の発言を聞いた俺は全身に寒気が走った。もしかして、汚したところではなく看病している所まで見られてたのか?💦それを聞いた俺は、硝子に言い返せる言葉が頭から出て来なくなってしまった。次に、傑が口を開いた。
傑「悟、私と硝子は君が風香ちゃんの過去の話を聞いたところまでも目撃しているのだよ。」
悟・風香「はぁ!?💦・ゑ!?💦」
俺と風香は2人の話を聞いて、思わず変な声を上げてしまった。まさか俺と風香の一部始終を見られていたとは予想だにもしていなかった。傑は続けて話す。
傑「それに悟、私達は君が風香ちゃんに顎クイをしていたのも見たのだよ。 」
悟・風香「あ!!///・あ…。/////」
それを聞いて、俺と風香は何も言い返せなかった。いや、言い返す言葉がなかったと言った方が正しいかもしれない。次に硝子が話し始めた。その顔は怒っていた。
硝子「五条、私の服を汚したこと、弁償させて貰うからな。💢 」
その後、俺は硝子に何をされたのかこの後どうなったのかすらも覚えていない。
そして、気が付くと俺はたん瘤《こぶ》が3つ程付いていて、硝子の弁償の為の新しい服も買っていた。
風香「さ、悟さん、頭の瘤は大丈夫なの?💦」
その日の放課後、俺は風香に心配をされ硝子に殴られた頭を手当をしようとしてくれた。だが、俺は風香を心配させたくない為、笑顔で返した。
悟「ん、大丈夫だし。それに、硝子と傑、夜蛾センからも殴られてるから慣れっ子なんだよ。😁」
風香「ゑ、あ、そうなの?💦」
悟「だからあまり気にすんな。」
風香「うん、分かった。💦」
俺がそう言うと、風香はまた心配そうな顔をした。ったく、お前にはそんな顔は合わねぇんだよ。💦俺はふと思い出したかのように風香に話しかけた。
悟「あ、そういや、明日から夏休みだけどよ。明日は俺と傑で出掛けるんだけど、風香も一緒に行くか?」
俺が風香に遊びの誘いをすると、風香は嬉しそうな顔をした。やっぱりお前にはその顔が合ってるんだよ。
風香「ゑ、そうなの!?うん、勿論行くよ!」
悟「お、決まりだな!明日の待ち合わせ場所は渋谷駅の中だから覚えておけよ!」
風香「し、渋谷駅!?私、渋谷駅行ったことないのだけど大丈夫かな?💦」
悟「あ?まじかよ。えっとな、渋谷駅の行き方はな…。」
俺が風香に渋谷駅の行き方を教え、暫くした後に俺は風香と一緒に部屋迄戻った。まじか風香、渋谷駅に行ったことすらもないのか。風香《こいつ》、明らかに現代《ここ》の人では無いな。俺は不審に思い乍も、風香と別れた後、部屋で食事と風呂を済ませて明日の準備に備えた。