次の日の翌日。
俺は渋谷駅の中で傑と風香が来るのを待っていた。(因みに、硝子は歌姫とお出掛けで誘いを却下された。)渋谷駅は夏休みが始まった影響で、駅構内は人混みでごった返しだった。その時、ポケットに入れていた携帯の通知音が鳴り、確認して見ると、どうやら風香は初めての場所で迷っているらしい。メールの内容はこうだった。
風香「ごめん悟さん、渋谷駅には着いたけど駅構内が広すぎて迷ってるの。💦」
悟「大丈夫か?俺が直接迎えに行けるけど待ってもらえるか?」
風香「あ、ううん。丁度いいところに夏油さんがいたから一緒に行けるかも。」
悟「お、良かったじゃねぇか。傑と一緒に早くこっちに来いよ。」
風香「うん!☺️」
メールでやり取りをした後に俺は携帯をポケットに締まった。そういえば、風香のメールアドレスを交換した時に風香は白い携帯を使ってたな。でも、その前はすまほ?を使ってたとか言ってたけどすまほって一体何なんだ?
俺はそう思い乍待っていると、改札の方から傑と風香が来たのに気付いて2人に手を振った。
悟「お、来た来た。傑、風香、はよぉ〜。」
風香・傑「悟さん、おはよう!・おはよう悟。」
改札を通った傑と風香の服装を見てみると、傑はいつもの無地の服で髪はいつもの団子にしてあった。しかし、風香の格好は、群青色のトップスと首元に綺麗なネックレスを付けており、下は白のフレアスカートと白のサンダルを履いていた。そして、髪の毛はハーフアップに束ねていて花が付いた髪ゴムを付けていて、まさに女性らしい格好をしていた。俺は風香の格好があまりにも綺麗だった為、2人に何と言いたいのかを忘れてしまい、言葉が一言も出なかった。
悟「………。///」
傑「どうしたんだい悟?風香ちゃんの格好を見て惚れたのかい?w」
風香「悟さん、大丈夫?💦」
俺は2人に心配されているのに気付いて、俺はふと我に返る。傑、お前途中から俺のことをからかっていたのを俺は聞いてたからな。💢
悟「あ、あぁ、大丈夫だし。てか、風香の服装、すごく綺麗だな。💦」
俺がその場の空気を和ませようと自分から衣装の話に持ちかけ、駅を出るため歩き始めた。そのまま、傑と風香も俺に続いて歩く。
傑「確かにそうだね。私も駅の中で風香ちゃんが迷っていた時、風香ちゃんの格好がとても綺麗だったよ。」
俺と傑の台詞を聞いた風香は、褒められているのだと知って少し顔が赤くなった。
風香「ゑ、あ、ありがとう2人共。私、そう言ってくれるのは本当に嬉しいかも。///」
俺達がそんな他愛もない会話をして、駅の出口に辿り着いたその時だった。
ビュオオォォ
悟・傑・風香「うおっ!・うわっ!・きゃ!」
突如、強い風が吹いて風香のスカートと傑の前髪、俺の髪が風に靡いた。そして、俺と傑はその瞬間を目の当たりにした。それは、風香のスカートが風に靡いた直後に風香が風の強さでバランスを崩し、そのまま地面に倒れ伏した。その瞬間に俺と傑は風香のスカートの中を見てしまったのだった。
悟・傑「あ!?///・あ…。///💦」
俺と傑はこの時、お互いに見た事は内緒にしようと思った。何故って、風香にその事を知られたら俺達は何をされるか分からないからだ。💦
その後のことはもうこれ以上話せないが、俺達はお出掛けを再開した。いやぁ〜、風香のスカートの中、あんなんだったんだなぁ。///
俺と傑は、人生で初めての所謂「ラッキース●ベ」に出会ってしまったことにこの後気付いたのだった。