テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
お昼を食べ終え、食器を片付けていると、もふくんからLINEが入りました。
「『ヒロくん、お腹痛いって言ってる…』だって」
るなちゃんの状況報告に、リビングにいた全員がギョッとします。
「やっぱり生理…?」
えとさんが心配そうな顔で尋ねます。ゆあんくんはすぐに「薬とか、あったっけ!?」と薬箱を探し始めました。
「大丈夫だよ、薬は持たせてるから!」
なおきりからすぐに返信が来て、みんなはホッと胸をなでおろしました。
「それにしても、こんなに急に体が変化するなんて…」
たっつんが真剣な表情で言います。
「何か、原因があるはずだよね…」
のあさんが眉をひそめます。その日の午後、残された6人は、それぞれの部屋に戻って、女体化について情報を集め始めました。ネット記事を読み漁ったり、医学論文に目を通したり、神話や伝説まで調べる者も。
「これは…本当に、とんでもないことになっちゃったなぁ…」
夕方になり、成果は芳しくないまま、ため息をつくゆあんくん。からぴちハウスは、いつも通りの日常に戻る日が来るのか、それともこのまま、新たな日常が始まるのか…。まだ誰も、その答えを知る由はありません。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!