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第1話目です。
⚠︎注意⚠︎
罵倒発言、
キャラ崩壊が少し入ってるかもです。
初めてなのでお手柔らかに🙇🏻♀️
1話目は雫玖視点です。
「」()雫玖
『』《》伶唯
【】〈〉維人
〔〕真登
[]モブ
朝…カーテンの隙間から漏れる光で目を覚ます。
少し重い身体を起こすと、部屋の外、つまりリビングから元気で、少し荒々しい声が聞こえてくる。
(もう起きてるのかな…?)
僕はそう思い、ベッドから降りて部屋のドアを開け、階段を降りてリビングへ向かう。
『だーかーら︎︎゙!!いい加減諦めてくれる?!』
そう荒々しい口調の伶唯と、
【お願いだよ~、今日はほんとに人数不足なんだよ~!】
そう頼み込む維人が見えた。
『なんっで僕に押し付けるの?!部下に頼めば!?』
そう言って維人の頼みを拒む伶唯。
【うぅ…伶唯がやってくれなきゃ僕の仕事が倍なんだよぉ~、】
弱々しく両手を合わせて伶唯に頼み込む維人は、まるで子供が母親にお菓子を買ってと頼むようにも見えた。
『あー︎︎゙もう……あ、雫玖起きてたの?』
呆れた表情で頭の後ろを掻き、その際目が合ってしまう。
「あ…ぅ、うん。勝手に聞いててごめんなさい、」
ドアに少し身を隠して申し訳なさそうに謝る。
『んーん。大丈夫だよ。それよりおはよ。』
先程までの荒々しい発言とは裏腹に、少し声のトーンを変え、優しく、雫玖を安心させるように声をかけ、そのまま頭を撫でる。
「…、!おはよッ、//」
頭を撫でられて、思わず頬を微かに赤らめてしまった。突然の事で、それに重ねて、雫玖はこんな経験をあまりしたことがなかったから。
【わぁ~、朝からこんなに可愛い顔が見れるなんて最高だよ♪】
突然声がしたもんで、少し驚く。雫の隣には、ニコニコと微笑んでいる維人が居た。
【んふふ、ほんとに雫玖は可愛いね~。家に迎え入れて正解だったよ♡】
そう嬉しそうに話を続ける。雫玖は昔…いや、昨年まで孤児にいた…。
昨年。雫玖が12歳の頃…。
[おいお前。いつも何してんの?]
そう不機嫌そうな声で問う。
「え、えっと…」
この頃から雫玖は人見知りで、少し内気で臆病な子だった。
「しょ、小説だけど…」
小声で消えてしまいそうな声の音量に、
[はぁ?笑。声小さくて聞こえないんだけどー!笑]
そう言うと、彼の周りの子達も嘲笑う。
耐えれなくなり、つい誰も居ない外の大きな木へ逃げてしまう。
(また逃げちゃった…でも、怖いのは変わらないし…ぼくはまだ勝てないし…)
そうやってまたネガティブに考えてしまう。
ネガティブに考えるのは悪くないことだ。だが雫玖には、すごい罪悪感のある考え方…だと捉えていた。
次の日も…
また次の日も…
周りの子達からは罵倒の声…怖くて怖くて、顔も上げられず、声も出なくなってしまう。
この日までは。
ある日、1人の20代後半の、背の高い男性が孤児院に来た。どうやら養子として1人の子供を迎え入れたいとの事だ。
(どうせ僕じゃないし…、)
そう思っていると、
【ねぇ…そこの君。】
と、声かけられて…思わず顔を上げてしまった。
何故か、自分でも分からないが、優しくて安心する声だったのか、少し安堵してしまう自分がいた。
【おや、可愛い子だね笑。】
そう言うと…
【院長さーん。この子、いいですか?】
と、院長に向かって言った…。
(な、なんで、?こんなぼく…なのに、?)
そう思っているのもつかの間。
[はー?なんでそいつなんだよ!コイツはすぐに落ちこぼれる“カス”だよ!]
まさかの、虐めてきた子の主犯が…20代後半の男性に向かって、雫玖のことをスラッと罵倒していた。
だが、男性はそんなのも気にせず。
【カスでも、僕が気に入って…僕自ら選んだ子だ。だからカスって決めつけないでくれる?】
優しい声だが…少し怒りを抑えながら、少し強い口調なのが分かった。
【よし、じゃあ行こうか。】
そう言って男性は、僕の手を握った。
暖かくて、大きくて…少し安心感を覚えるような手だ。
(なんだろ、安心する…、)
つい、小さな手で男性の手を握り返す。
そして男性は…少し頬を緩ませて笑った。
【おや、可愛いことしてくれるじゃん笑。】
可愛い…という言葉に少し照れてしまう。
やはり、先程まで罵倒の言葉を浴びせられてたのか、褒め言葉には未だに慣れていない。
数分歩くと…少し高いマンション…いや、ビルのような高い建物に着いた。
(すごい…高いな…。)
そんな関心をしていると…
『あっ…おい兄さんッ!仕事ほったらかしてどこいってた訳?!』
ビルの入口に、小柄な男性が居て…小柄な男性からすると、兄さん?の人に走って近づいてきた。
【ん?嗚呼。“伶唯”じゃないか笑。】
『嗚呼。伶唯じゃないか。じゃないよ!兄さんのせいで…って、その子…』
小柄な男性…伶唯と呼ばれる男性は、雫玖へ目を向けた。雫玖は恐怖のあまり兄さんと呼ばれる男性の後ろへ隠れてしまった。
『あ、ごめんごめん。僕は何もしないよ。』
ビビって隠れてしまった僕に、優しく声をかける。
【あはは…まだ初対面だもんねぇ~笑】
そうヘラヘラと笑う兄さんという男性に、電話がかかってきた。
【ん、?誰から…って。あのクソ親父かよっ!】
スマホを取りだして通話先を確認するなり顔を歪める。そして電話へ出る。
【もしもー…】
その言葉を遮るように…
〔“維人”ッ!お前また書類整理を放ったらかしてまたどっかへほっつき歩いとったろ?!〕
耳に響くのか、維人という人物はスマホを耳から遠ざける。
【あーはいはーい。今日も元気ですね~】
〔阿呆!そんな話はしとらん!とにかく私の部屋へ来なさい!〕
そう言われるとプツンッ…と電話が切れる。
【うわぁ…まぁためんどくさくなるじゃーん…】
気だるげにそう言うと
『元はと言えば兄さんが悪いだろ…さっさと行ってこい。』
【いやでもその子……】
そういいかけて止める。何故か驚いたように…ポカンと口を開ける。その理由は、今の電話の間に、伶唯と雫玖がもう仲良くなってたことだった。
『な?行ってこい。』
ニコッと笑う伶唯の笑顔は、何処と無く圧があり、それに少し断りづらいのか、維人は…
【ぅ︎︎゙…で、でも…】
『な?? 』
維人の言葉を遮るように圧をかけると…
【ハイ…行ってきます、】
そう言って高い建物へ入って姿を消していく。
『はぁ…これだから彼奴は……』
ボソボソと独り言を呟いたあと。
『えーっと、…』
「雫玖…」
『あ。そうそう…雫玖、くん。父さんにも紹介しなきゃだからここの建物入るよ?』
名前を教えてもらえるなり優しく説明する。雫玖がコクリと頷くと優しく手を引いて中へ入っていく。
【だからさぁ!なんっで僕の仕事だけ多いわけ?!】
〔あーだこーだ言ってるお前にはちょうどいい仕事の量だろ。〕
部屋に入るなり言い争いが繰り広げられていた。
『あぁ…ごめんね。』
苦笑いを浮かべてごめんねと謝る伶唯。
すると、先程まで言い争っていた中の白髪のおじさんがこちらへ目を向ける。
〔それで、伶唯。その子は? 〕
そう聞かれると維人が
【あぁこの子は僕が拾ってきた孤児の子。】
そう舌打ちしながらぶっきらぼうに。
不穏な空気の中、雫玖はとりあえず軽く頭を下げた。そうすると、少し空気が緩んだ気がした。
〔うむ…君、名前は?〕
そう聞かれると少し戸惑ってしまう自分がいた。
「え、えっと…雫玖……です、」
少し身を隠しながらそう答えた。
すると…
【あー!可愛ー!!】
さっきまで黙っていた維人がいきなり抱きついてきた。それに対して少し戸惑いと驚きが隠せなかった。
『ちょ、ま…兄さん……確かに可愛いけどいきなり抱きつくのは…』
そう止めるも伶唯は雫玖の頭を撫でていた。
そんな2人の様子を見て呆れたのか…
〔……はぁ、ふたりはほんとに…ようこそ、雫玖。〕
少し頬が緩んだおじさんを見て、心が暖かくなった。いつもの罵倒の声はなく…暴力もなく、ただ、暖かい空気が流れ、優しく、それで安心できる声、場所…そして表情。
雫玖は、初めてこういう感情を知ることになった。
そして今に至る。
番外編
“帰り道”(孤児院からビルまでの話です)
少しBL要素あり。
【……】
〈いやいやいや待って、?!すごい可愛いんだけどっ、!///〉
維人が照れていた理由は、
「…、」ニギニギ
そう、雫玖が維人の手を何度も握っているからだ。
〈やばい…どうしよう…僕の理性が保たないのだけど…わぁー、やばい…//〉
目線を逸らしながら、最後まで手を握って帰った維人と雫玖なのでした。
そのあとの維人はご想像にお任せします( .ˬ. )
終わりですッ、!
最後の方少し手抜きかもしれませんがすみません!
第1話…どうでしたでしょうか…?🤔
自分的にはいいと思いますが、
良かったら教えてください🙇♀️
それでは…、!
コメント
1件
みぅです🤍🥀 第2話読了…!第1話の内容なのかな?混乱したけど(笑) 雫玖くんの繊細さと、それを受け止める維人さんと伶唯さんの優しさがすごく伝わってきたよ。孤児院での辛い過去から、暖かい家族に迎え入れられる流れが胸に沁みた…。特に「カスでも僕が気に入った子だ」って維人さんが言い返すシーン、かっこよすぎて何度も読んじゃった。 番外編の手を握るシーンも維人さんの照れ方が可愛くて微笑ましかった🌙 続きが気になる…!