今回は藤澤さん視点で書いてみることにしました。
今日は元貴の誕生日。
毎年、メンバーのお祝いは必ずするけど、レコだったり、撮影だったりでスタッフさん達と一緒にっていうのが多い。
でも、今回はたまたまだけど夜に三人とも時間が空いたから、三人だけでお祝いすることになった。ファンの子達向けに配信をする予定ではあるけど、
藤澤「水入らずなんて、すごい久しぶりだもんね〜。」
それに、特別な関係になってから初めての誰かの誕生日…。
藤澤「楽しみだなぁ〜。」
元貴のお家でパーティーするから、元貴の好きなトマトパスタとか、サラダとか作って、ケーキも予約したし、プレゼントも用意した。
このプレゼント!ね!これも毎年欠かさない。欲しいもの探ったり、直接聞いたり。
いや、ね、もうどんだけでも自分で買えるんだよ?だけど、喜ぶかな?とか、この色似合いそう!とか、もらった時の嬉しそうな顔を想像してさ、ニヤニヤしながら選ぶんだ。もちろん、もらう時もさ、限定モデルじゃん!とか、多いって!とか、僕の事考えて選んでくれたんだぁ。って思ったら、本当に、プレゼントっていいよね。
今日は、若井が車を出してくれるから、僕は買い出し担当。
料理の材料を買って、予約してたケーキを受け取って、お酒も買って…僕たちはあんまり呑まないけど、お祝いだからね!プレゼントも持ったし…。
買い出し終わったし、待ち合わせ場所で若井を待ってるんだけど、
藤澤「…お…重ぃ…。」
腕と、肩がもう限界!
と、思っていたら、若井が来てくれた。
若井「お待たせ〜。」
藤澤「待った!」
若井「おぉぅ!ごめん。時間ピッタリだけど。」
藤澤「重くて…。」
若井「ん。…ホントだ。重っ。」
なんて言いながらヒョイヒョイ車に積んでくれる。
僕も鍛えないとなぁ…。
若井「じゃあ、行きますか。」
藤澤「お願いしまーす!しゅっぱーつ!」
若井「ww。小学生。」
藤澤「若井の車、久しぶりに乗る。」
若井「あ〜ね。ほぼマネさんの車で移動だもんね。」
他愛ない会話をしながら若井が、
若井「プレゼント、何にしたの?」
と、聞いてきた。
藤澤「え〜。気になる〜?」
若井「いや。」
藤澤「!何それ〜!何で聞いたのよ!」
若井「…かぶってたら困るなって。」
藤澤「…。確かに。えっとね…」
元貴のお家にはすぐに着いた。
インターフォンを押すと、
大森「は〜い。開いてるよん。」
と、返事が返って来る。
エントランスのドアが開いたので、僕と若井は中に入る。
部屋の前に着くと、元貴がドアを開けて迎えてくれた。
大森「荷物多くない?」
若井と僕が床に荷物を下ろす。ドサッという効果音が聞こえてくるような重量感に、元貴は驚いていた。
藤澤「いや〜。重くて重くて。」
若井「そういや、何をそんなに買ったの?」
若井が食材の袋を覗く。
藤澤「今日使うパスタとか、野菜とか、お酒とか?」
若井「ん…?あれ…?」
元貴も一緒に袋の中を覗く。
大森「え…?」
藤澤「えっ…?な、何?…。」
若井「涼ちゃん…これ、多すぎない?三倍くらいあるよ?」
大森「パスタって一人分100gくらいだけど、1kgもあるし、トマト缶は3缶もある。」
若井「1缶で充分だよ。」
藤澤「!ウソ!?そんなはずないよ!メモ見ながら買ったし!」
僕はメモを二人に見せた。
藤澤「ちゃんと調べて、それ見て買ったし!三人分だから、三倍して…。」
あれ…?三倍…?
若井「…涼ちゃん、ここに三人分って書いてあるよ?」
僕はメモを覗き込む。
藤澤「ぇ……。ほ、ほんとだ…。」
そこには僕の字で「三人分」と書かれている。
大森「……………………。」
若井「……………………。」
二人は顔を見合わせて、
大森、若井「あははははははははは!」
藤澤「っえぇ!えぇ!なんで〜!」
若井「自分で、書いてるのよ!www!」
大森「ねぇ〜www、も〜…、ポンコツ!」
藤澤「うぁぁ〜!!」
もぅ…、恥ずかしくて消えたい!
藤澤「う〜…いいさ!全部食べるから!」
ヤケクソだ!
大森「…っ…www…っ…は〜…オナカイタイ…www…全部は、無理でしょ?また来て作ってくれたらいいから…www」
若井「www、そうそう…www」
まだ、笑ってるし…。
元貴の甲高い笑い声、若井のクシャクシャな笑顔。…好きなんだよな…笑われてるけどさ…。
ま、いいか。
僕もつられて大笑いした。
四作目、スタートしました〜。
次か、次くらいに🔞がでてくる予定です。
と、お知らせしておきます。
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