sho side
目を覚ますとそこは薄暗い部屋だった。
窓ひとつない暗い部屋……
sho「…ゾム……」
寂しくて最愛のゾムの名前を呼ぶ。俺はここ数日間で「恋」というものを知った。
本当にこれが恋なのかは分からんけど、ゾムとならどんな事でもできる気がした。
俺だってこれでも、14歳だ。
男同士の恋なんて変だって言われるに決まってる。
…………言えるけど、言わない。
コツ…コツ……
足音が少しずつこちらに近づいてきた。
男は扉を開ける。
mb「あ、起きた?」
そう言った瞬間、男は俺の髪の毛を掴む。
sho「っっ……!!」
mb「お前のせいで俺は不幸なんだよ!!何でお前はぬくぬくと生きてやがんだ!!!」
男は俺を殴り始めた。
痛い痛い痛い……
俺は体を丸める。少しでも痛みを減少させたかった。
男はとまらない。
俺の耳を掴んで大声で叫ぶ。耳が痛い。
sho「…ゾム……ぞむぅ……」ポロポロポロポロ
男からの暴力はとまらない。
意識が飛びかけた時……
大きな音がした。
音の方を見ると、そこには…
sho「……しょ…ぴくん」
shp「シャオさんから離れろクソ野郎が」
ショッピくんはそう言って男に殴りかかる。
でも
mb「…こいつがどうなってもいいのか!?」
男は俺を人質にした。
男の腕が俺の首元にある。
ギリ…と少しずつ力をいれていってるのがわかる。
と同時にショッピくんが戸惑うのが分かる。
sho「っ…………」
ゾムは教えてくれた。ゾム達は軍の幹部なんだと。いつ死んでもおかしくないのだ、と。
この状態はつまり、ショッピくんが動いたら俺を傷つける、ってこと。
やからショッピくんは動けない。
こいつがショッピくんに何をするか分からない…
俺は役立たずだ…自分1人で動くことも出来ない。喋る事も出来なかった。
ずっとゾムについてもらってやっと、1人前、みたいな感じで居れたんだ。
そんな俺を軍という忙しい場所に引き取らせて閉まってごめんなさい……
俺の事はええから、ショッピくんはよにげぇや…元から希望なんてない人生やっただけやし。
でも、俺のその考えは打ち砕かれた。
mb「ガハァッ!!!」
いきなり男が倒れた。俺は男に捕まってたので、俺も同時に倒れそうになる。
間一髪のところでショッピくんが助けてくれた。
shp「…ナイスです、ゾムさん」
え?
すぐ後ろ向く。
そこにはゾムがいた。
zm「ええよええよ、ショッピくんもありがとう、囮になってくれて。」
shp「いや、元はわいのせいですし、いいんですよ…ホンマにすみません」
zm「ええってwこうやってシャオロンかえってきたしな。」
ゾムはそう言って俺を抱きしめる。
あぁ…好き……
荒らそうやけど、本当は優しい手とか、ずっと俺のそばにいてくれるとことか……好きなとこ多すぎてもう、逆にしんどいくらい。
sho「…好き」
shp/zm「……え?」
✂︎—————–㋖㋷㋣㋷線——————-✂︎
次で完結。((((え?
コメント
3件
あぁもう神すぎですね() 最終話楽しみにしてます!!!!