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ぼん先生にもとの教室に送ってもらってからは、真面目に授業

なーんて、出来なくなってしまって、ただこの後をどうするかを考えることで精一杯

キーンコーンカーンコーン

チャイムがなると同時に教室から出て、すぐに屋上へと向かった

ガチャ

流石にまだぼん先生は居なかった

あったのは、静かに吹く優しい風だけだった

俺は少しでも落ち着こうと、外を眺めていると、階段を上る足音が聞こえてきた

俺の心臓のその音が聞こえる度に早くなっている気がした

俺は今どういう表情をしているかはわからないけど、全力でその表情を隠した

そして、わざとぼん先生の方を向き、後ろの手摺を握り締めた

ガチャ

「遅かったですね」

自分でも少し驚いた、思っている以上に自分は澄ましたような声で話したからだ

その後、ぼん先生は俺の一直線上に立って、わざと目と目を合わせてきた

「さぁ、おんりーチャン言い逃れは出来ないよ?」

少し口元を緩めて勝ち誇ったかのようにぼん先生は言った

別にもう、言い逃れをしようとは思わなかった。あんな目の前であからさまに能力を使ったらバレない方がおかしい

そのまま俺は口を開いた


❤️2000

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