テラーノベル
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フロリジナル
初めてのノベルですが暖かい目で見ていってください🙇🏻♀️՞
「ねぇ元貴くんってヒトが忘れていく5感の順番って知ってる?」
真っ白な空間にただ1つのベットがポツンと置いてある。
その上に座っているのは、、、いや座りたくても座る力が残っていないただ毛布に包まれた彼女だった。
3年前、、、
「もし私が5年後に死ぬって言われたらどうする?」
元貴「んふっ 急にどうしたの? もし本当にそんな事なったらミセスの活動は休止にして、君とたくさんの思い出を作るよ」
「ほんと? 嬉しいけど、ミセスの活動はずっと続けていて欲しいなぁ」
元貴「そぉ? なら曲は綴り続けておこうかな笑」
「元貴くんにはそうしておいて欲しいなぁ」
2年後、、、
「元貴くん。来週の月曜日お休みって言ってたけど、着いてきて欲しいところがあるの、、」
元貴「わかった、、 ちなみにどこに行くの?」
「月曜日まで待ってて欲しい」
元貴「わかった、」
月曜日、、、
医者「実は2年前から身体に腫瘍を抱えていて、薬で進行を止めて手術で取り除く予定でしたが、あまりにも進行が早く手術では取り切れない大きさにまでなってしまいました。」
元貴「、、」
医者「ご本人にはこのような結果になってしまう事は伝えていたのですが、先日来院された際まだ2年の間親族の方などには伝えられなかったとお聞きしました。 そして私の方から伝えて欲しいとの事で今日はお呼びさせて頂きました。」
元貴「もう治ることはないんですか?」
医者「この状態にまでなってしまった腫瘍を小さくすることも取り除くこともできません。 そして余命も残りは3年ほどしか残っていません。 本人の意思で最終意識が無くなっても延命治療は行わないようにと言われております。」
元貴「これほんと?」
「うん、、ほんと。 本当は2年前に伝えるつもりだったけど、あまりにも悲しくて、辛くて何回も話そうと思ったけどダメだった。」
元貴「、、」
医者「今日は1度家へ帰られてゆっくりと話すことをお勧めします。」
「ありがとうございました。」
「ただいま」
元貴「ねぇ。ソファに座って待ってて」
「わかった、」
元貴「なんで病気のこと教えてくれなかったの? なんであと3年しか生きられないこと言わなかったの? なんで延命治療はしないとか言うの?なんで、なんで泣、、」
「私もホントはもっと生きたいよ。もっと元貴くんの隣になっていたかったよ泣、、
でも、でも、元貴くんに迷惑かけたくないし、病人が隣にいるよりも健康でおばあちゃんになるまで生きれる人の方がいいと思って泣、、」
元貴「そんな事おもってな、、」
「元貴くん。 わかれよ 」
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