あっという間に本番の日を迎えてしまった。たくさんの学生と先生方がステージの前で見ている。全員参加ではなく見たい人が見にくるのだが席に座れないぐらいの人が訪れていた。正直私は緊張している。あの学校1有名に近い成田くんと一緒に演奏するなんて、、
結局私は、ギターを演奏し、ボーカルを二番だけ歌い最後は成田くんとハモリを入れて歌うことにした。
「菜々ちゃん緊張してるん?珍しいな、いつも堂々としてるから。でも緊張するよね。こんなに人集まるとは思わなかった。俺も緊張してる。一緒にがんばろ!」
グータッチを成田くんと交わし私はドキドキしながらステージの上へと上がった。
演奏は無事終わり、歓声や拍手が送られた。とても嬉しくて涙が出た。無理してでも練習してよかった。
「お疲れ様!すごいよかったよ!菜々ちゃんの笑顔と歌好きやわ」
「ありがとう!成田くんもよかったよ。」
「えーほんと?!嬉しい。連絡先交換しない?」
「いいよ。」連絡先を交換した。
「菜々!元気そうでよかった。しばらく学校休んでたよね。体調大丈夫?」
「うん、心配してくれてありがとう。」声をかけてくれたのは小学生からの幼馴染のゆう。ゆうは性格が穏やかで優しくて元気で女の子からも人気。
「そういえばさ菜々、成田っていう人と演奏してたよな。」
「あ、それ俺です。菜々ちゃんに色んなこと教えてもらってていつも助かってます。」
「成田くんとは同じ部活で同じクラスなんだ、この人は幼馴染のゆうっていう子です、」
「よろしく、ゆうさん」
「俺は成田さんと仲良くなる気ないし、あんまり菜々に気安く携わらないで」
私はゆうが成田くんになんと言っているか聞こえなかったけど、相性悪いのかな。
「菜々ちゃん片付けしよっか」
「うん、」
私たちは片付けをして一緒に帰ることになった。
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