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1話 人間
夜の街はまるで宝石のように光り輝いていた
ブゥゥゥン
バイクの音が響き渡る
バイクはマフラーから火を吐く
ブゥゥゥゥン
キュゥゥゥウウウッ
バイクは止まった
バイクの運転手はバイクから降り、ヘルメットを外した
彼の名は
吾野龍騎
4才の時に交通事故にあった
蘇生手術で蘇生し、代償として、不死の体となった
吾野龍騎「……ふぅ、少し休憩するか」
龍騎は、ズボンのポケットの中から煙草を出し、リュックからライターを出した
カチャ
ボッ…
吾野龍騎「……ふぅ~」
龍騎は煙草を吸い終わると、煙草を踏みつけて消火した
龍騎はヘルメットを被り、バイクにまたがり、発進した
夜の風は冷たく、心地よい
バイクは止まった
車が道を封鎖していた
パトカーではない、黒のトラックが
龍騎はバックした
黒のトラックの荷台から、ゾロゾロと武装集団が降りてきて、龍騎を囲んだ
吾野龍騎「なんだなんだ?人違い…じゃないか?」
心当たりが無い龍騎は困惑している
武装集団の一人が声を発した
武装集団1「吾野龍騎、貴方には捕獲命令が出ている」
言い終わると同時に周りの武装集団たちは、機関銃を龍騎に向けた
龍騎は言った
龍騎「何故?俺が?」
武装集団1「貴方は、過去交通事故で死亡したが、蘇生手術で生きかえった」
龍騎「ああ」
武装集団1「そして貴方は不死身だ」
龍騎「…で?」
武装集団1「ボスと私達を不死身にし、ボスだけの世界を作る」
龍騎「漫画みてぇな感じだな…」
武装集団1「黙れ…兎に角、私達についてきて下さい」
龍騎「……分かった…」