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あと今気づいたけど不破湊要素無いです!名前と登場人物ぐらいしか不破湊要素ないです!
純粋無垢で優しくて明るいっていう天使要素を入れすぎたら不破湊無くなってました。
それでも良かったら……どうぞ
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公園に吹く風は、もう秋の匂いを運んでいた。
不破湊は、ベンチの端で手を重ね、ぽつんと空を見ていた。
彼らはまだ来ない。でも、不破湊は焦っていなかった。時間なんて、ここではゆっくり流れていく。
──天界と違って、色があって、温度があって、人がいる。
「……」
背後から、足音が聞こえた。
不破湊が振り返ると、そこにはあの男がいた。
以前、街角で一度だけ言葉を交わしたことがある男。
笑顔だった。
だから不破湊も、迷いなく微笑み返した。
男「こんにちは。湊も……ここ、来るんだね」
男は何も言わず、不破湊の前に立った。
そして、すっと手を伸ばし──不破湊の手首を掴んだ。
不破湊「え?」
痛みも、恐怖もなかった。
ただ、男の手が少し震えているのを感じて、不破湊は思った。
───あ、きっと、困ってるんだ。助けを必要としてる。
不破湊「どうしたの?もしかして、道に迷っ──」
男「来て」
そう言われて、不破湊は素直に立ち上がった。
抵抗なんて、思いつきもしなかった。
彼が自分を必要としてるなら、それはきっと、何か大切なことなんだと思った。
公園の奥へと導かれる。周囲には誰もいない。
鳥の声と、遠くの街の音だけが、微かに聞こえる。
やがてたどり着いたのは、誰もいない小さな倉庫の裏手だった。
不破湊「ここ……?」
男「大丈夫。君のためだから。ね、湊」
男が、優しく手を引く。
倉庫の扉が開けられ、中へ導かれる。
薄暗い室内。ほんのり、埃の匂い。
そして、ふいに背中を押され、不破湊は倒れこむように床に膝をついた。
不破湊「……っ?あ、ごめん、僕、なにか──」
男が後ろから近づく。手が、湊の背中に触れた。そして、衣の上からそっと撫でられる。
不破湊「……くすぐったい、ね……これ、なにを……?」
男「綺麗だね。全部。君の背中も、肩も、腰も……触れるたび、震えてる」
不破湊「……それ、悪いこと……?」
不破湊はただ、不思議そうに問い返した。
自分が感じているこの“ふるえ”の名前を知らない。ただ、身体が勝手にぴくっと跳ねたり、胸の奥がちりちりするだけ。
男「悪いこと、じゃないよ。むしろ……天使の君には、これが必要なんだよ」
──そうか、これが……“必要”なことなんだ。だから、されるがままに、受け入れた。
男の指が、ゆっくりと不破湊の胸元の布をほどいていく。
空気が、素肌に触れてくる。でも、寒くはなかった。むしろ、どこかあたたかい。
男「君の羽……いつ堕ちてくれるのかな。黒くなった姿も、きっと綺麗だと思うよ」
不破湊「……堕ちたら…ダメな事、だよ」
男「大丈夫、俺は堕ちないようにする事ができるんだ」
不破湊「そう、なんだ…」
男「…そうなんだよ、だから…安心して」
不破湊は、その言葉を信じた。彼の言葉を──優しさだと信じた。それが間違いだと、まだ知らずに。
男「……湊」
男の声が耳元で低く響いた。その吐息が首筋に触れるたび、なぜか背中が小さく震える。
服の布が、丁寧に、丁寧にめくられていく。肩があらわになる。うすい羽根がそっと揺れ、空気に触れて微かに震えた。
男「ねえ、少し寒くない?」
そう言われて、不破湊はふるふると首を振った。
不破湊「ううん……寒くないよ」
寒くなんて、なかった。むしろ、どこか熱い。身体の奥のほうが、ふわふわして、妙に落ち着かない。男の手が背中をなぞる。
その指先は、火のように熱くて、触れるたびにくすぐったいような、不思議な感覚が湧いた。
男「君の肌、ほんとに……綺麗だ。誰にも、触れられたことないんだよね?」
不破湊「うん。……変、?」
男「変じゃないよ。……だからこそ、嬉しい。俺が、最初なんだ」
その言葉に、不破湊はきょとんとして、微笑んだ。
男の手が、今度は前へ回り、不破湊の胸元に触れる。肌と肌が重なる感触。びくっ、と反応してしまったのを自分でも驚いて見下ろす。
不破湊「……あれ……なんで……?」
男「大丈夫。気持ちよくなってるんだよ、湊。これは、愛する人に触れてもらったときの、“しるし”なんだ」
不破湊「……これが愛……?」
男「そう。君は今、愛されてる。」
その言葉に、不破湊は目を細めて静かに笑った。
不破湊「そっか……愛って、こんな感じなんだね……」
男の手が、さらに下へと滑る。お腹を優しく触れられるたびに、身体がふわっと跳ねてしまう。理屈ではわからない。でも、もっと触れられたくなる。
不破湊「なんか……変……僕、どうしちゃったんだろ……」
男「それが“人間”の感覚。湊も、天使だけどちゃんと感じてるんだよ」
不破湊「……そうなんだ……僕……嬉しい、な……」
羽根が、わずかに黒ずんでいく。気づかない。不破湊自身が、それに気づかない。天界では、決して得られなかったこの熱。この感覚。
今、彼は初めて知った──
“誰かに愛されることが、こんなにも身体を熱くする”ということを。
薄暗い倉庫の中で、静かな時間だけが流れていた。
男の指先が、不破湊の肌をすくい上げるように、静かに、丁寧に撫でていく。
羽根の根元──背中の中心を撫でられるたび、不破湊の身体がぴく、と震えた。
不破湊「……ん、くすぐった……」
くすぐったさの奥に、なにかが混じっている。言葉にならない、でも確かにある“なにか”。男の手は、胸元からお腹、そして脚の間へと滑っていく。
服はもう、ほとんど脱がされていた。けれど不破湊は、それを悪いことだと思っていない。
──優しさ。
──これは、愛されている証拠。
だから、されるがままだった。だから、首を傾けながら、こう聞いた。
不破湊「ねえ……これって、“好き”ってこと、だよね?」
男の手が止まる。そして、くすっと笑って囁いた。
男「そうだよ、湊。君のことが、大好きだよ」
不破湊「……そっか、よかったぁ……」
胸の奥が、きゅう、と締めつけられる。でも、苦しくはない。初めて知る“あたたかさ”に、湊の表情はとろけるように柔らかくなる。
そのとき、男の指がさっきまで避けていた湊の脚の内側をなぞった。
不破湊「──ぁ、っ……」
思わず声が漏れた。自分でも、驚いた。喉から自然に出てきた、小さな声。
不破湊「……ごめん、変な声……」
男「大丈夫、可愛いよ。もっと出していい。湊の身体、もうちゃんと、愛される準備できてきてるから」
不破湊「……うん……?」
意味はわからなかった。でも、その言葉が嬉しかった。だから、また男の指が動き出したとき──
不破湊「ん、っ……あ、っ……あれ……」
腰が勝手に、ぴくんと跳ねる。指が触れた場所が、じんわり熱くなって、どうしても、力が入らなくなっていく。
不破湊「これ、なに……変……なに、これ……」
男「気持ちいい、でしょ?天使でも、こうやって触れれば、ちゃんと“感じる”んだよ」
不破湊「かん、じ……?」
男「うん。気持ちよくなること。君の身体は、もう知っちゃったんだよ。僕に触れられると、こうなるって」
不破湊「……あ……ほんと、だ……」
言われるままに、不破湊は自分の身体に手を当ててみた。
熱い。びくびくしてる。なんだか、力が抜けて……頭もふわふわする。
──どうしてだろう。
このまま、ずっと触れていてほしいって、思ってしまう。
不破湊「……これって、もっと、続けたら……もっと“愛”ってわかるのかな……」
男「うん。もっと深く、教えてあげる」
男の手が不破湊の太ももを開かせる。ぐったりと、不破湊の身体はそれに従った。もう、自分の意思で動かすことができない。
羽が──その白い羽が、少しずつ、グレーに染まり始める。けれど不破湊は、気づかない。
ただ、熱に浮かされるように、うっすら笑っていた。
不破湊「……ねえ、これ……幸せ、ってこと……?」
男「うん。君は今、幸せだよ。僕の手で、天使から、普通の愛される存在になっていくんだ」
不破湊「……そっかぁ……」
不破湊は、安心したように目を細めた。泣いてもいない。怖がってもいない。ただ、穏やかに堕ちていく。
快感の正体も知らないまま、純粋なその心で、不破湊の身体は、静かに、けれど確かに熱を帯びていた。
何かがおかしい。そう思ってもよさそうな状況なのに──彼の心は、穏やかだった。
不破湊「ねぇ……なんで、こんなに……あついの……?」
頬は赤く染まり、髪の先がじっとりと湿っている。指先が触れるたび、身体のどこかが跳ね、背中が反る。
男「大丈夫。全部、君の中が、ちゃんと応えてくれてるってことだから」
不破湊「応えてる……?」
男「そう。湊の身体は、もう僕を受け入れてるよ。拒んでなんて、ない。ほら……」
男が囁くと同時に、不破湊の唇から、小さな吐息が漏れた。
不破湊「……っ、ふ、ぁ……ん……っ」
不思議だった。震える。汗がにじむ。息が追いつかない。けれど、痛みはない。怖さもない。
ただ、熱くて、甘くて、どこか痺れるような感覚が、身体の奥で何度も弾けていた。
──こんなにも、自分の中に“何か”があるなんて、知らなかった。
男の動きにあわせて、不破湊の身体は揺れる。
羽が床に引きずられ、数枚の羽根が抜け落ちた。その中に、ひときわ目立つ──黒く染まり始めた羽が、混ざっていた。
それでも、不破湊知らない。気づかない。
快感とは何かも、罪とは何かも、彼にはまだ、理解できていない。
ただ、心がぽかぽかする。手を握られるたび、愛されてると感じる。
不破湊「……っ、あ、ぁ……っ……!」
その瞬間、不破湊の背中が大きく跳ねた。
声にならない吐息が、喉から洩れ、身体の奥から何かが弾けるように広がった。
思考が真っ白になる。全身がふるえ、力が抜ける。視界がぐらりと揺れて──そのまま、崩れるように、男の腕の中に沈んだ。
不破湊「……ぁ、……きもち、いい……」
それが、不破湊の口から出た言葉だった。
──天使が、堕ちる瞬間の声。
男は微笑む。濡れた髪を撫でながら、静かに耳元で囁いた。
男「ねぇ湊、今の気持ち、ずっと忘れないでね。君はもう、綺麗な天使じゃない。でも、それは悪いことなんかじゃない。……だって、“幸せ”だったろ?」
不破湊は、うつろな目のまま、小さくうなずいた。
不破湊「……うん……ぼく、しあわせ……」
羽が、完全に黒く染まっていた。
それでも、不破湊の笑顔は───
あまりにも無垢で、あまりにも綺麗だった。
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