テラーノベル
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「んっ」
目が覚める。一瞬どこかわからなくなるが昨日 起きた出来事を思い出す。
「…ッ.何やってんの」
ポロポロと涙が溢れだす。なんで,やっちゃんたんだろう。過去のことを後悔してももう遅い。
『おはよう,あかりさん』
「!」
『泣いてはダメよ,生きるを見つけるんでしょ?』
嗚呼この人だ。全部全部,長いまつ毛,高い鼻,ぷっくりとした唇,見惚れてしまうその瞳,全部鮮明に思い出す。
「なんで私はここにいるんです。一体なんで」
『貴方を救うためよ,生きる意味が無ければこれからが辛いでしょ?』
ダメだ。この人居たらおかしくなってしまう。
そう思ってもこの人を求めてしまう。もっともっと,と愛を求める。
「ママやパパには会えないの?弟にも?」
『大丈夫,みんな最初はそうだったのよ,でもね,救われたら帰れる。安心してちょうだい,』
ちがう。そういうことじゃない。大切な家族のもとに帰りたい。そう目で訴える。
『貴方の家族,家は今日からここよ,』
その言葉に私はもう我慢できなくなった。帰れない。その事実が受け止めきれない。
『..食事に行きましょう?貴方の家族が待っているわ,』
「..少し一人にしてください」
『..ええ,わかったわ,呼ぶ時はこのベルを鳴らしてちょうだいね,』
ガチャ
…帰りたい。前まで嫌っていた平凡が今は恋しくなる。昨日ああしていれば..と何度も頭を遮る。帰る方法はないのか..?ここから出たい。そう決心し周りを見る。窓はついてるが壊せそうなものではない。一旦ここら辺を調べるかと思いふと横にあるベルを見る。
そして隣に置いてあるベルを鳴らした。
コメント
1件
んー、第2話、読んだよ……。 やっちゃんのこと、過去の選択を後悔しながら「帰りたい」って一心でいるのに、あの美しい人が優しく絡め取ってくる感じ、すごく胸が苦しくなった。窓も壊せなくて、自分の意志でベルを鳴らすしかないって閉塞感がじわじわ来る……。この先どうなっちゃうんだろう、続きが気になる🥀
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