テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

11   お別れ


私・ななっしーはどちらかというとおぼつかない足取りで公園へ向かっていた。

今日は花火大会当日。

さもくんには私が当日迎えに行くとは言ったけど、さもくんはこういう時、大概公園で待っててくれる。

現在は6時30分。タイムリミットまでは2時間。

タイムリミットというのは私が死んだ時刻のことだ。

8時30分。花火大会が終わる時刻にちょうど私は死んだ。

今日でちょうど一年なんだ。

さもくんに会うのも、この世界にも、お別れなんだ。


神社の周りはすごく賑わっていて人の喋り声と足音が耳に入ってきた。

公園はもうすぐだ。

屋台の焼きそばの匂いがこっちにまで届いてくる。

そういえば___べるは好きな子と一緒に回るんだっけ?

喧嘩別れとかしちゃったけど私だってあんなこと望んでないよ。

できれば生きてるときに会いたかったなぁ___。

「ななっしー?」

公園に向かう私の手を引いたのは紛れもないべるだった。

バグった私と狂った君(10話から)

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

19

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚