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「実は僕ね。ネガティブにもなるんだ。ダンスができるのも、スタイルが良いのも割と努力。頑張ったから今があるし、今も頑張ってるし。でもそれって僕の中だとメンバーやファンが支えで、キミだと僕が支えで、そうやって生きてるんだ、みんな。」
来都くんが、下を向いた私に覗くように話しかけてきた。どこか寂しそうな顔をしながら、少し微笑んで話しかけてきた。
「僕明日早いからさ!帰るね!てか、キミの名前なんて言うの?覚えられたら覚えとく!」
可愛いノリで、私に興味津々な顔を向けながら聞いてきた。
「も、、もももだよ」
来都くんは爆笑した。
「じゃ、もももって呼ぶ!バイバイ!」
焦って間違えた名前を茶化して、彼は颯爽と帰った。
私、もももなのか。
来都くんが名付けたあだ名が、とても大切になった。
明日からまた頑張ろうって気持ちになった。