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へい!
今回乱歩さんの口調結構迷ってるかも!!
許して!!
ガチャ…
太「帰ってきました…」
乱「…」
グイッ
襟を掴まれる
乱「太宰、お前は何を見た」
太「……」
乱「太宰ッ!」
ダンッ!
他の社員がビクッとする
太「ッ…私は」
太宰が今にも泣きそうな顔になっている
乱「黙るな。伝え終わってからにしろ」
沈黙の空気に包まれる
其処でも、口を開いたのは_
太「先輩が…連れて行かれました」
乱「……」
太「あれは_ユラでした。絶対…」
乱歩さんは静かに聞く
太「彼女は…”試練の道”へと連れて行った。じゃないとあの風は吹かないッ…」
絶えたえにもなりながら話す
乱「…判った。何故それを話さなかった?」
太「まだ…出てこないと思っていたので…」
ポンッと太宰の肩を叩く
乱「お前は何も悪くない。ただ、気づくのが遅かっただけだ」
その瞬間_
太「ッ…」
太宰はその場で崩れてしまった
乱「後で太宰はその”本当の事実”を話せ。」
太「あの_二人組を救うのですか?」
乱「嗚呼_
此方を振り返って
乱「夜月と同時にな」
決心したような表情になる
太「判りました…」
国「太宰‥どういう事だ?」
顔を上に上げて_
太「皆を会議室に集めて」
泣きそうになるのを耐える
皆が会議室に集まる
太「ふー…之から話すのは”ユラ”の本当の異能力についてだ」
国「本当とはどういう事だ?何故話さなかった?」
太「それも踏まえてこれから話す」
一度顔を蹲る
太「…彼女の本当の異能力は死者を蘇生する事なんかじゃあ無い。蘇生したように見せてあの世へ送る異能力だ」
国「な…」
皆が絶句だった
救済の天使と云いながら全くの逆だったからだ
国「何故‥話さなかった」
太「ッ…」
唇を噛み締める
太「彼女の”本当の”異能力を知った者は殺されていたから…容易に話せなかった」
鏡「じゃあ、何故貴方は知っているの?」
太「私は異能力無効化だったのと…もしかしたらユラ本人も私が知っている事は知らないからかもしれない」
沈黙の空気に包まれる
谷「じゃあ、その”試練の道”と云うのは_
太「…彼女が作る試練の空間で、その空間を抜けた者は”生きて”帰って来れる。」
国「じゃあ、死んだら_…
太「‥彼女のいる空間に永遠に取り残される」
絶望の顔になる
それはそうか。
あの試練を抜けた者など、
一人も居ない。
誰一人として生きては帰って来ない
そんな時_
プルルルルッ
事務所の電話が勢い良くなる
敦「僕、出てきます」
ガチャ…
敦「此方武装探偵社…え!?」
ガチャン
敦「”遺体の無い血痕”…またです」
ガタッ
皆が立ち上がる
・
夜「うぅ…」
あの猛烈な風に飛ばされて_
そう思うと腕の力が一気に抜ける
夜「最悪…」
ユ「起きた?」
夜「…オキタクナイ」
彼女はクスッと笑う
あれと同一人物なんて思わないけど
ユ「試練に突破出来なきゃ帰れないよー」
夜「どうせ、私は特別なんだろ?」
彼女の笑顔が消える
ユ「…そうだね。」
ようやく私は体を起き上がらせる
此処は水面の世界。
精神が崩壊したら水面の下の世界へ引きずりこまれる
此処の怪我は現実に響くんだとか…辞めて欲しい
いつも通り水面の端まで歩く
彼女は其処で止まる
ユ「…試練は一つ」
何処からか_
チャキッ
彼女は銃口を自分の頭に突きつける
ユ「私を殺して…?」