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#夫婦
設楽理沙
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#病院
りるら
437
341
『白衣の君に恋をした』
第1話「はじめまして」
【登場人物】
桜井 美咲(さくらい みさき)
25歳。
少し人見知りで、優しく素直な性格。
恋愛にはちょっと奥手。
桐谷 蓮(きりたに れん)
25歳。
産婦人科医。
優しく穏やかで、仕事中は真面目。
美咲と出会い、少しずつ彼女を気にするようになる
――ある日の朝。
私は病院の前で立ち止まっていた。
今日から、ここに通うことになる。
大きな病院を見上げると、胸が少しだけドキドキした。
美咲(心の声)
「今日からここに通うんだ……」
「ちょっと緊張するな……」
私は小さく息を吐いて、病院の中へ入った。
【受付】
受付の前に立つ。
「すみません……初めてなんですけど……」
受付の人が優しく笑った。
「はい。こちらで受付できますよ」
「ありがとうございます……」
受付を終え、私は診察室を探すために廊下を歩き始めた。
【病院の廊下】
「……あれ?」
私は立ち止まった。
「診察室……どこだろう」
美咲(心の声)
「ちゃんと見つけられるかな……」
そのとき――。
後ろから、優しい声が聞こえた。
「……大丈夫ですか?」
「えっ……?」
振り返ると、そこには白衣を着た男性が立っていた。
【桐谷蓮との出会い】
彼は私の顔を見て、少し心配そうに尋ねた。
「迷いました?」
「あ……はい。少しだけ……」
恥ずかしくなって、私は小さくうつむいた。
すると彼は、優しく微笑んだ。
「よかったら案内しますよ」
「……ありがとうございます」
彼の後ろを歩きながら、私はふと思った。
美咲(心の声)
「……優しい人」
「それに……」
「なんだろう。このドキドキ……」
少し歩いたところで、彼が振り返った。
「桜井さん、ですよね?」
「……はい!」
「僕、桐谷蓮です」
「よろしくお願いします」
「あ……私は桜井美咲です」
「こちらこそ……よろしくお願いします」
蓮先生は、優しく微笑んだ。
その笑顔を見た瞬間、私はなぜか目をそらしてしまった。
美咲(心の声)
「この人のこと……」
「もっと知りたい」
――数日後。
再び病院を訪れた私は、廊下であの人を見つけた。
「あ、桜井さん」
「先生……!」
蓮先生は私のことを覚えていた。
「また来てくれたんですね」
「はい……」
美咲(心の声)
「名前……覚えてくれてた」
胸が少しだけ熱くなる。
すると蓮先生が、少し照れたように笑った。
「……また会えて、よかったです」
「え……?」
思わず顔が熱くなる。
【帰り道】
夕方。
病院を出た私は、少し歩いたところで振り返った。
病院の大きな窓を見つめる。
美咲(心の声)
「桐谷先生……」
「もう一度、会いたいな……」
このときの私は、まだ知らなかった。
この出会いが、私の人生を変えることになるなんて――。
――第1話「はじめまして」完――
コメント
1件
第1話読んだわ!産婦人科の先生と患者さんの恋愛か…設定だけでちょっとドキドキするな。 迷子になってるところに優しく声かけられて「よかったら案内しますよ」って、それだけで先生の誠実さ伝わってくるし、数日後に「また会えてよかったです」って言われるシーンは胸がギュッとなった! 美咲の「もっと知りたい」って気持ち、すごく共感できるわ。続きが気になる〜!