御本人様には一切関係ございません!
fkrさんside
河「…ただ、”クイズ系YouTuber”といっても、クイズに携わってきた者ばかりじゃないんです。」
須「え?」
河「僕は大学生の頃にクイズに手を触れましたからね。ま、他のメンバーも大抵そうなんですが…。さっき話した伊沢や、その友人の田村さんって人は高校生クイズ大会で優勝経験を持ってます。あ、山本も参加はしてたっけ?」
須「山本さんって…昨日の…」
河「そうですね。」
須「……。」
福「?どうしました?」
須「…いえ、別に。」
うぅ…河村には心を開いてきてそうなんだけど、俺は駄目そう…。悲しいけど、話さないのがいけないんだよな…。でも河村が話してくれてるし…
にしてもまさかこの人にそっけなくされる事がこんなにつらいなんて…。いつも話しかけてくれたり飲み物持ってきてくれたり、笑いあったりしたから余計つらいな…。
河「なにかあったら、遠慮なく話してくれて良いですよ?」
須「…あの…記憶がないとはいえ、あの人達にもそっけない態度取っちゃったなと…。」
!…記憶がなくても、やっぱり須貝さんなんだな…。こうやって自分の事よりも相手を優先して考えてくれる。
まぁ、割と皆そんな性格してるけど。
河「ちなみに、クイズ未経験者もいるんです…いや、元未経験者って言った方が正しいかな。」
須「元…?」
河「だって、もうクイズ王や経験者が大人数いても押し勝って正解するんですから。」
須「へぇ…よく心折れませんでしたね…その人。」
河「…それが貴方だって言って…信じられますか?」
須「……え?僕ですか?」
…とても驚いてる…まぁそうだよね。自分の話だとは思ってなかったみたいだし。
須「…というか、クイズ未経験者の僕が入るキッカケってなんだったんです?その頃が実力者ばかりなら僕、邪魔だと思うんですが…。」
河「キッカケ…なんだっけー?福良、覚えてる?」
…あの顔、絶対覚えてるでしょ。
でも、これは河村が僕に気を遣ってくれたんだな。さっきの対応の差で俺には心を開いてないって分かったから…。
ここは、乗らせてもらおうかな。
福「覚えてるよ。7年くらい前に田村さんに
“QuizKnockには、根っから明るい奴が必要!”
って言われたんだよね。実際あの頃は今みたいに元気がなかったから。
で、その紹介で来たのが須貝さんだったんだ。田村さんは呼んどいて来なかったけど。」
須「へぇ…
呼んだ人が来ないのどうなんですかね」
河「ほら言われてるぞ田村さん…。」
福「ま、まぁそういう訳で入る事になったんですよ。」
須「……貴方達は…反対しなかったんですか?」
2人「!」
須「…僕…いらなかったんじゃ…」
福「……で…。」
須「え?」
福「そんな事…言わないでっ…」
河「福良…」
福「確かに俺達はクイズが得意なYouTuberとして活動してます。その中にクイズ未経験者なんて不思議ですよね…でも、貴方も……必要不可欠な存在なんです…だから…自分を…あまり否定しないでください…」
須「……ごめんなさい…貴方の気持ちを考えず発言してしまって…」
河「(……確かに僕は…須貝さんはクイズが出来ないから、大丈夫なのかとは思った…でも、いらないとかそんなのじゃない。今となっては、そんな心配不要だったと思うし。今では色んな人に押し勝つし…そこまで思った事がなかったけど…もしかしたら須貝さんには…嫌な思いをさせてしまっていたのかもしれないな…)」
続く
変なとこで切ってしまう癖が抜けない…
少し不穏な空気になってきましたね。
では閲覧ありがとうございました!
コメント
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もうほんっとにあまみやの書き方好きやわ…ほんとに心にくる…