雨が滴る日、私は誰との関わりも切ろうとした。つまりは死。
理由なんてなんでもいいじゃないか、私が死にたかったら勝手に死なせてくれ。
死までの心の準備に長い月日が経った。
すると大好きだった女の子からひとつのメールが届いた。
✉ 「お出かけ、しない?」
今の時間は真昼間、陽の光が強く差し掛かる時間帯…。
私が昼、嫌いってわかって連絡してきたな…。
けれど断る理由がないため断れる訳もなく、了承してしまった。
集合場所についた時、君は居なかった。
(はぁ…?意味わかんない…)
と、完全に油断していると後ろから大きく肩を叩かれた。
「うわッ、なに、?!」
「びっくりした?」
「びっくりしたよ…心臓飛び出るかと思った」
最近の君は私の嫌いなことを進めてやってくる。私に嫌われたいの…?
過度な依存、無理やりな遊び、無意味な電話…。昔は誰にも優し、……かった?
いや、君は誰かにいじめられていたんだ…。でもそれは誰だっけ。
「ねね、高校の時のこと覚えてる?」
「覚えてなかったらかなしーなぁ…」
私は、精神に異常をきたし、無意味なこと全て忘れかけている。SDHDの可能性も無くはないと医者にも言われていて…高校の時はいちばん記憶が薄い。
「ぁ…ごめん、何も…」
罪悪感で左腕をぎゅっと苦しく掴む。
こんな小さなこともネガティブに考えてしまう私は…。
「…ならいいよー!罪悪感感じちゃったらごめんね…?」
「てかさ…今までいじわるしてたの…あれ高校時代お前がやった事なんだけど、」
え?
「…ぇっ、ごめんなさ、」
「それで許されてたら私の心の傷はもうとっくに治ってるッッ…」
私の人生だから私以外どうでもいいと思っていた。でも…私以外に辛い人は数えれば数える程いる。
だからあの時…君は、
「じゃあ、死んで伴うよ。」
「元々死ぬ予定だったし…?笑」
君の足元には太陽に反射し綺麗に光っているナイフが落ちていた。
私を殺.す予定だった。
なんだ…やっぱ君も私に死んで欲しいんじゃん。
私は落ちていたナイフを手に取り首元に当てた。
「それじゃ」
切った__。少しは痛かったけど、あの時よりかはマシだ…。
数々の走馬灯、その中の一つ、雨の中スマホ片手に片手に飛び降りようとしている君を見た。それでも飛び降りれなくて…まるで私だ。
最後まで呼んだら最初から見て見な!!
多分なんかある!!(無計画)
コメント
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すご、天才